ITS健保で「桜華樓」の中華フルコースを満喫。まさかのカロリー数も罪悪感ゼロ？

リベロエンジニアも加入している「関東ITソフトウェア健康保険組合（ITS健保）」は、IT業界の企業向けに設立された健康保険組合。加入企業や従業員に向けた手厚い福利厚生が魅力で、なかでも注目なのが“レストラン”の充実ぶり。今回はその中でも人気の、本格広東料理が楽しめる『桜華樓（おうかろう）』を訪れたレポートをお届けします。

健保会館の本格中華『桜華樓』とは？

JR新大久保駅や大久保駅からほど近い健保会館の中にある桜華樓。ここは、ITS健保に加入している人、もしくはその同伴者しか入ることができないお店のひとつ。
店構えからも、いつもみんなでお昼に行く街中華とは明らかに雰囲気が違い、特別感が漂います。

予約はITS健保のホームページから

完全予約制なので、まずはIT健保のHPにある「桜華樓」のページから、予約を行うシステムです。空き状況確認を見て、先々の空いている日程と時間を選択します。実際に見てみるとわかりますが、桜華樓はかなりの人気店なので、意外と先々まで空きがなかったりするのです。

※2025年11月1日から12月3日は空調機更新工事のため、休業。予約の際ご注意ください。（12月4日から営業再開）

ランチの時間は11時30分～15時、ディナーの時間は17時～22時。
利用時間は予約時刻から２時間。ラストオーダーは利用終了時刻の30分前です。

今回は、社員3人のランチ利用で、10月11月のコースのひとつである「蘭華」にしてみました。いちばん安いコースで、被保険者は2200円、被扶養者は3300円です。

HPではコースの写真も確認できますが、これらの料理が2200円で堪能できるんです。これはしっかりお腹を空かせて胃袋に余裕をもって挑むのがよさそうです。

ちなみにほかのメニューは、桜華（4400円）、牡丹（6600円）、ヘルシーコース（4400円）、お子様メニュー（550円、1100円）とあり、おそらくグレードが上がるほど食材が高級になるものと思われます。いつか挑戦してみたい…。

予約の変更やキャンセル法

桜華樓の予約変更は、利用日の5日前までなら申込完了メールのURLから可能（内容によっては不可）。それ以降は電話対応のみで、休業日は不可です。なお、利用日・時間帯・申込代表者の変更はできないので、再予約が必要になります。

キャンセルも同様に、5日前まではURLから手続き可能。それ以降は電話連絡にて。休業日は対応不可なので、早めの判断がおすすめです。

当日は「保険証」の持参を

予約ができると、予約完了メールが来るので、あとは当日を迎えるだけ。ただし、当日は保険証の持参を忘れずに。今回は、リベロエンジニア社員で行ったので、全員保険証を持参しました。

全８品の本格中華フルコースをいざ、堪能！

当日来店すると、私たち3人が通された部屋がこちら。フロアで予約したのですが、個室が空いていたとのことで、意外とラッキー？

今回選んだ「蘭華」のメニューの一覧はこちらです。どう考えても2200円とは思えない品数です。

さらに、ドリンクメニューを開いてびっくり。安っ！これは夜に来るしかない…と誓ったはず。お昼に飲むわけがない。飲むわけが…ない…はず…ですよね？

・「金彩華拼盆」（前菜盛り合わせ）

さて、メニューを見ただけで食べたつもりでテンションが上がってしまいましたが、いよいよコースがスタート。前菜が運ばれてきました。
季節野菜と広東風焼きものが並ぶこちらは、空腹に優しく寄り添う薄味仕立て。ひと品ずつ丁寧に箸を進めたくなる、どれもおいしく、上品な一皿でした。

・巧手精點心（広東点心二種）

中華といえば点心。聞くと、香港点心師（！？）による手作り点心なのだとか。シュウマイとエビの蒸し餃子。嫌いな人がいるわけがありません。こちらも、あっという間にペロリ。

・鮮茸魚翅羹（フカヒレとキノコのとろみスープ）

高級中華の代名詞・フカヒレスープは、キノコ入りの優しい味わい。おそらく余計な調味料は使っていないのではないでしょうか。不慣れなもので、うっかり「フカヒレって透明なやつ？」と先輩に口走ってしまいましたが、個室でよかったです。

・鴛鴦大蝦鱿（大海老のチリソースと紋甲イカの湯引き香港醤油）

いよいよ主役級の一皿が登場。黒と白の器に美しく盛られた大ぶりのプリプリ海老と湯引きイカ。イカにかかった香港醤油が香りを引き締めます。

・紫蘇三文魚（秋鮭のオーブン焼き大葉ソース）

秋と言えば秋鮭ですね。こんがり焼かれた鮭に、大葉ソースをちょんと添えるだけで、味の景色が変わります。鮭の旨みに爽やかさが加わって、箸が止まりません。

・檸檬猪頸肉（トントロの特製ソース炒め）

待望の肉料理は、トントロと季節野菜の炒めもの。決してガッツリしておらず、塩レモンソースが爽やかにまとめてくれています。ここまでの品数を食べたとは感じさせない軽やかさが嬉しいですね。

・桜華樓麺飯（牛肉炒飯）

シメは牛肉炒飯か、刀削麺の肉みそ和えそばから選べるスタイル。我々は炒飯をチョイス。ここまで食べてきて「まだごはん！？」と一瞬たじろぐものの、量も味も優しく、最後まで心地よく箸が進みました！　

・椰汁鮮豆腐（フルーツ入り杏仁豆腐）

かなり満腹なのに不思議と苦しくない。まさに“デザートは別腹”を体現するように、フルーツ杏仁豆腐が登場。甘酸っぱいソースが優しく締めくくってくれます。

これだけ食べても総カロリーは1405kacl！

さて、気になる摂取カロリーは…なんと約1405kcal（公式に記述あり）。成人女性の1日分（約2000kcal）に迫る勢いですが、不思議と罪悪感はなし。健康志向の中華だからこそ、満足感と軽やかさが両立していたのでしょう。次はヘルシーメニューも食べてみようかな。
これだけ食べたのに2200円（ドリンク代は別）。福利厚生、侮れません。被保険者や家族ならば利用しなければ損ですね。

ちなみに、関東ITソフトウェア健康保険組合のレストランは、加入者なら何度でも利用可能。コース料理は2名から予約できるので、誰かを誘って訪れてみてはいかがでしょうか。人気店ゆえに予約は争奪戦ですが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
また、ほかのお店もレポートしますので、お楽しみに！