重量物・長尺物のピッキングを安全に。スマートグラスで実現するハンズフリー作業とは?
2026.07.01
「重量物を両手で持ちたいのに、ハンディターミナルが邪魔になる」
「長尺物を運ぶたびに、端末を持ち替えなければならない」
「油で汚れた手袋のまま、高価な端末を操作するのは気が引ける」
こうした悩みは、重量物や長尺物、特殊商材を扱う物流・製造現場では決して珍しくありません。
一般的な完成品倉庫向けに構築された運用では対応しきれず、「危ないけれど仕方ない」と現場の工夫で補っているケースも少なくありません。しかし、その課題は本当に”仕方がない”のでしょうか。実は、多くの現場で負担となっているのは重量物そのものではなく、「片手がふさがる作業」や「情報を確認するための持ち替え」といった日々の運用です。
本記事では、重量物・特殊商材を扱う現場ならではの課題を整理し、安全性と作業効率を両立する現場改善の考え方をご紹介します。
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重量物・特殊商材を扱う現場で起きやすい3つの課題
重量物や長尺物を扱う現場では、一般的な物流倉庫とは異なる課題があります。一つひとつは小さな負担に見えても、それが毎日の作業で積み重なることで、事故や作業効率の低下につながるケースも少なくありません。
片手が塞がることによる作業リスク

鋼材や建材、パイプなど重量のある荷物は、本来であれば両手でしっかり保持することが安全です。しかし、ハンディターミナルや紙の伝票を持ちながら作業すると、どうしても片手作業になりやすくなります。
荷物の持ち替えや体勢の崩れは、落下事故やヒヤリハットの原因になることもあります。
油や汚れによる心理的ストレス

金属加工品や機械部品では、切削油や防錆油が付着していることも珍しくありません。
「端末を汚したくない」
「画面が見えにくい」
「故障したらどうしよう」
こうした心理的な負担は、作業テンポを乱す原因になります。
無理な姿勢による身体への負担

ロール材や長尺物では、バーコードの位置が一定ではありません。しゃがむ、体をひねる、高い位置へ腕を伸ばす——。こうした姿勢を繰り返すことで、腰や肩への負担が蓄積し、疲労や作業品質の低下にもつながります。
POINT
重量物を扱う現場では、「作業効率」だけではなく、「安全性」と「身体への負担軽減」を両立することが重要です。
でも、ハンディターミナルは廃止しなくてもいい

ハンディターミナルは、多くの物流現場で活躍している優れたツールです。しかし、重量物や特殊商材を扱う現場では、「片手で持って操作する」という前提が、安全性や作業効率の面で課題になることがあります。
例えば、
- 荷物を持つたびに端末を持ち替える
- 手袋では操作しづらい
- 油や粉塵で画面が汚れる
- 高所や狭い場所では操作しづらい
これらは端末の性能ではなく、「手で持って操作する」という仕組みから生まれる課題です。つまり、現場が特殊であればあるほど、ハンディターミナルだけでは解決しきれないケースが増えていきます。
なぜ重量物の現場では「ハンズフリー」が選ばれるのか

重量物を扱う現場では、作業スピード以上に、安全性や身体への負担軽減が重要になります。例えば、荷物を持ち替える回数が減れば、その分だけ転倒や落下のリスクも減らせます。
また、バーコードを探すために何度も姿勢を変える必要がなくなれば、腰や肩への負担も軽減できます。
| 従来の作業 | ハンズフリー化後 |
| 荷物を置いて端末を操作 | 荷物を持ったまま情報を確認 |
| 端末を持ち替える | 持ち替え不要 |
| 手元の画面を見る | 視界内で情報確認 |
| バーコードへ端末をかざす | 視線で読み取り |
「作業を速くする」のではなく、「安全に作業を続けられる環境をつくる」ことが、重量物現場では重要なのです。
現場改善の新しい選択肢「スマートグラス」

そこで近年注目されているのが、産業用スマートグラスです。物流・製造現場向けに開発された「Libero Sight™(リベロサイト)」は、重量物を扱う現場でも安全性と作業効率を両立できるよう設計されています。
視線によるバーコード読み取りや情報表示により、両手を自由に使いながら作業を進められることが大きな特長です。
さらに、IP67相当の防塵・防水性能やヘルメット装着にも対応しているため、屋外ヤードや製造現場など過酷な環境でも活用できます。
\ スマートグラスで現場はどう変わる?/
重量物現場のDXは「小さく始める」が成功のポイント
スマートグラスと聞くと、「大規模なシステム改修が必要なのでは?」と思われる方も少なくありません。しかし、Libero Sight™は、CSVデータを活用した運用など、追加開発を行わずに導入できるケースもあります。
例えば、
- ピッキング工程だけ
- 検品工程だけ
- 一部エリアだけ
- 数名のスタッフだけ
といったスモールスタートも可能です。まずは一工程で効果を検証し、現場への負担を抑えながら段階的に拡大できることも、大きなメリットです。
重量物現場の安全対策は「小さな改善」の積み重ねから
重量物や特殊商材を扱う現場では、「危険だから仕方がない」と思われている課題が少なくありません。しかし、その多くは設備の問題ではなく、日々の作業方法や運用を見直すことで改善できる可能性があります。
特に、両手を自由に使える環境をつくることは、安全性だけでなく、作業品質や教育負担の軽減にもつながります。現場全体を一度に変える必要はありません。まずは一工程から、小さく始めていくことが現場改善への第一歩になります。
重量物・特殊商材向けのスマートグラスDXを詳しく知りたい方へ
重量物・長尺物を扱う現場に特化したスマートグラスソリューション「Libero Sight™」では、既存の運用を大きく変えることなく、安全性と作業効率の向上をサポートします。
現場に合った導入方法を知りたい方は、ぜひ以下をご覧ください。
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構成/リベロエンジニア・コンテンツ編集部
