2020年に流行した新型コロナウイルス感染症の影響によって、企業ではリモートワークを推進するようになりました。
その結果、地方へと移住する人も増えてきています。
「都会と田舎ってどっちが住みやすいんだろう?」と疑問に思った人も多いはずです。
そこで今回は、東北地方出身で現在は都会に住んでいる筆者が、都会と田舎のそれぞれのメリットやデメリット・都会と田舎の中間トカイナカなどについて紹介します!
都会に住むメリット

都会に住むメリットは以下の4つです。
- なんでも揃っている
- 電車がすぐに来る
- 最新のトレンドが追える
- 出会いが多い
順番に解説します。
なんでも揃っている
都会は本当になんでも揃っています。
駅にはショッピングセンターであるアトレやパルコが併設されていることも多く、住む場所によっては最寄駅ですべての用事を済ませることが可能です。
筆者の地元の最寄駅は無人駅だったので、こんなにも駅が発展していることにびっくりしたのを今でも覚えています。
また、電車に数十分ほど揺られるだけで観光名所や数多くのお店が立ち並ぶ都心部に行くこともできるので、非常に便利です。
電車がすぐに来る
都会は交通機関が発達しています。
特に都会に住んでいる人は通勤や通学で電車を利用するのがあたりまえのため、数分おきに電車が来ます。
筆者の地元では1時間に1本しか電車が来なかったので、山手線を乗ったときに感動を覚えました。
最新のトレンドが追える
都会であれば、ニュースで取り上げられたスポットや人気の観光名所などにも電車を乗り継ぐだけでいち早く行くことができます。
最新のトレンドが追えるので、ミーハーな人にとっても非常にありがたいです。
出会いが多い
都会は人口密度が高いので、さまざまな人と出会えます。
そのため、ビジネスチャンスを掴めたり恋人をゲットしたりすることも可能です。
まさに無限の可能性が広がっています。
都会に住むデメリット

都会に住むことで生じるデメリットもあります。
主なデメリットは、以下の4つです。
- 家賃が高い
- 人が多くて常に混雑している
- 下水道のような臭いがする
- 保育園に入れない
一つずつ解説します。
家賃が高い
都会の家賃は本当に高いです。
場所によっては、1Rや1Kで10万円を超えることもあります。
「その分、給料が高いからいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、企業によってピンキリです。
毎月の支出における家賃の割合が高くて、生活が逼迫することも少なくありません。
人が多くて常に混雑している
都会は田舎に比べて人口密度が高いので、休日になると街は多くの人で溢れかえります。
また、都会の朝といえば通勤ラッシュです。
私もこれまで何度か経験したことがありますが、本当に地獄です。
特に夏場は車内が蒸し暑くまるでサウナのような状態となるので、会社の最寄駅に着いた頃にはシャツが汗まみれになることも珍しくありませんでした。
下水道のような臭いがする
場所によっても異なりますが、都会では時々異臭がします。
まさに下水道のような強烈な臭いです。
あまりの臭いに最初は鼻をつまんでいました。
また、渋谷のセンター街でゴミ袋を漁っているネズミを見たときには、強烈な鳥肌が立ちました。
保育園に入れない
都会では、待機児童が問題となっています。
厚生労働省の調査によると、待機児童の数は減少傾向にありますが、それでも保育園に入れることができずに困っている人も少なくありません。
そのため、都会では子育てするのが難しいと感じる人も多いです。
田舎に住むメリット

田舎に住むメリットは以下の4つです。
- 自然が豊か
- 家賃が安い
- 新鮮な食材が手に入る
- 子育てしやすい
順番に解説します。
自然が豊か
田舎は高層ビル立ち並んでおらず自然が豊かなため、空気が澄んでいます。
地域にもよりますが、夏になるとバーベーキューやキャンプ、冬にはスノーボードなどもできます。
アウトドアが好きな人にとって、田舎は快適に過ごせるはずです。
家賃が安い
田舎は都会に比べて家賃が安いので、固定費を大幅に下げることが可能です。
また、田舎は土地が広いので、土地代を安く購入できます。
そのため、将来的にマイホームを持ちたいと考えている人にもおすすめです。
新鮮な食材が手に入る
田舎では農家を営んでいる人が多いので、近所の人から新鮮な野菜がもらえることもあります。
ちなみに筆者はなすやきゅうりなどを家庭菜園していました。
また、海が近い地域に住んでいると、スーパーでとれたての魚を購入することも可能です。
子育てしやすい
田舎は、都会のような待機児童問題はほとんどありません。
また、土地が広いため、子供が遊べるような施設が数多くあります。
そのため、子育てに専念したいのであれば、断然田舎に住むのがおすすめです。
田舎に住むデメリット

もちろん田舎にもデメリットが存在します。
デメリットは以下の4つです。
- 密な近所付き合いがある
- 車が必要不可欠
- 雪かきが大変
- 娯楽施設が少ない
一つずつ解説します。
密な近所付き合いがある
田舎では密な近所付き合いがあります。
特に若い人は、市や町が開催するイベントのメンバーに選ばれたり消防団に誘われたりすることも少なくありません。
また、近所の人であればいきなり家に上がってきたり、ありもしない噂がすぐに広まったりもするので、あまりプライベートを干渉されたくないという人にとっては苦痛かもしれません。
車が必要不可欠
田舎では、スーパーやコンビニなどが徒歩で行けるほど近くにはないので、車が必要不可欠です。
車を利用するためには当然ですが、免許を取得しなければいけません。
車を利用することでガソリン代や本体の購入費用・メンテナンス代金などがかかるので、思った以上に毎月の生活費がかかります。
雪かきが大変
雪国に限定されますが、雪かきがとにかく大変です。
特に筆者の地元は自分の身長を余裕で超えるほど雪が降る地域だったので、冬の時期は出かける1時間前から雪かきをするのがあたりまえとなっていました。
休日も自宅周辺の雪かきをしなければいけないので、非常に重労働です。
娯楽施設が少ない
田舎はシャッピングモールやアミューズメントパークのような娯楽施設が都会に比べて少ないです。
そのため、休日は暇を持て余してしまう人も珍しくありません。筆者はいつのまにかドライブが趣味となっていました。
田舎よりも都会に住みたいという割合が大きいみたいですが・・・

日本トレンドリサーチが調査したアンケートによると、「住むなら都会と田舎どちらが良いと思いますか?」という質問に対して30代以下の52.8%が、「都会」と回答したことが判明しました。
また、40〜60代においても約半数近くが「都会」と答え、残りは「田舎」もしくは「どちらともいえない」と回答しています。
都会を選んだ理由として「インフラが整っているから安心」「なんでも揃っていて便利」などという声が多く挙がりました。
とはいっても、先ほども述べたように田舎にもたくさんのメリットがあります。
そのため、都会と田舎のどちらに住むか迷っている人も多いはずです。
そんな人におすすめなのが「お試し移住」!
お試し移住とは、短い期間その場所に住むことができる制度のことです。お試し移住を体験することで、田舎への移住について真剣に考えられます。
ただし、本気で移住を検討している人のみしか利用できない制度のため、注意しましょう。
トカイナカに住むのもおすすめ!

最近では、トカイナカに住む人も増えてきています。
「トカイナカって何?」って思う方もいるかもしれません。
トカイナカとは、都会と田舎の両方の良さを兼ね備えた地域のことです。トカイナカは都会よりも土地が広いため、家賃を安く抑えられます。また、自然が豊かで遊び場も多いため、子育てがしやすいです。
電車や車を利用すれば、都心部にも気軽に行けます。そのため、生活する上で不便なことはありません。
そのほかにもさまざまなメリットが期待できるため、トカイナカへの移住も検討してみましょう。
まとめ

本記事では、都会と田舎のそれぞれのメリットやデメリット・トカイナカなどについて紹介しました。
アンケートでは田舎よりも都会に住みたいという割合が多かったですが、どちらにもそれぞれの魅力があります。
また、どちらの良さも兼ね備えたトカイナカに住む人も増えてきているので、本記事を参考にしてみてください。