台湾の秋葉原と呼ばれるところはいくつかあるのですが、その中でも台北でまず初めに思いつくのが光華商場(こうかしょうじょう/コンファシャンチャン)ではないでしょうか。
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昔の光華商場はワンダーランドだった
筆者が小さい頃は所狭しと怪しいお店(実際当時はコピーDVDやらも沢山あった時代だったので怪しかった…)が軒を連ねていて、電子機器やらゲームが安く買えたのでさながら夢の国にでも行くようでワクワクしていました。
電子機器やゲームの他にも楽器屋さん、古本屋、イヤホンのコードのお店、無線機材屋さんなど当時の自分には全く分からない専門的なお店も多かったように記憶しています。
今ではさびれてしまった?と思ったが…
そんな当時のワクワク感を胸に久しぶりに訪れました。
改装したとはいえ、それも15年以上前の話なので、建物は古く、訪れたのは土曜の午後だというのに人も少なく、閉まっているお店も多く、なんだかとても切なくなってしまいました。
そして昔とは違い、台湾も規制などが厳しくなり、怪しいお店などはほとんどなくなってしまったのでDVDショップやゲーム屋さんなどは正規品しか取り扱わなくなってしまった…(当たり前のことなのですが少し寂しい…)
そうなると台湾メーカーの製品でない場合は正直日本で購入するほうが安い場合も多くなりますのでお得感は減るかもしれません。
ただ日本でもよく耳にするとは思いますが、PCメーカーのASUS, acer, MSI, GIGABYTEをはじめ、PC周辺機器であれば、鴻海精密工業(ホンハイ)、BenQ, HTC, D-Link, Transcendなどなど多くの電気機器メーカーが台湾の企業なので、そういったブランドのものは安く購入することができます。
また日本未発売のグラボ、マザボやらを購入できたりするのもメリットですね!
なので、ガジェットが好きな人や、PCパーツなどを購入したい人であればお得にお買い物ができると言えます。
個人的にはASUSのゲーミングブランドのROG(Republic of Gamers)がリリース予定のポータブルゲーミングPC「ROG Ally」がめちゃくちゃ気になっているので台湾にいるうちにリリースされないかなと密かに願っています…。
新しく出来た三創生活はなんかオシャレ
2015年に新しく光華數位新天地の横にオープンした三創生活(さんそうせいかつ/サンツワンセンフォ)は光華數位新天地とは打って変わって近代っぽいおしゃれ感の漂うモールとなっています。光華數位新天地から連絡通路で行くこともできるのですが、こちらは土曜ということもあってかとても賑わっていました。
PC関連のブランドショップの他にXiaomi、SAMSUNG、OPPO、realme、HUAWEIなどの通信会社の店舗も多いのでSIMの購入も可能です。
通常の家電メーカーに加え、雑貨屋さんや、ゲーミング関連の家具を取り扱っているメーカーなどもあります。
またフィギュアだらけのお店や、VIVEのVR体験ができるフロアや、ゲームショップ、コラボカフェなどもあり、広い意味でのオタク需要のあるラインナップになっていると思います。
内装がお洒落で新しい商業施設!という感じがしましたし、飲食店などもあるのでじっくりと時間をかけて楽しめる施設になっています。
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電気街ならではの店並び
光華數位新天地や三創生活はモールなので日本の家電量販店のようにビル内に様々なショップが詰まっている感じですが、この一帯は八徳商圏と呼ばれていて、モール以外にも様々な店舗が軒を連ねています。
同じPCでもお店によって値段が違ったりするので何軒回ってみるのがお得に購入するポイントのようです。
また光華國際電子廣場という地下街などもあり、こちらもなかなかマニアック、というか専門性の高い部品などを取り扱っているので科技大学(すぐ近くにある)の学生やプロの方々が階に来るようですね。これもまた台湾の秋葉原と言われる所以かもしれませんね。
ひと昔前のような怪しさの詰まったある種の魅惑的な熱量がこもった場所ではなくなってしまいましたが、それでも今もPCパーツやガジェット好きの集まる一部の人間にとってはワクワクが止まらない素敵な場所でした!
一日中いられる…(恍惚…)
その他にも観光スポットとして色々楽しめる
全球人寿希望園区
この周辺は電気街とはいえ割と古くからのお店も多いのでごちゃっとした古い街並み感があったのですが最近できた全球人寿希望園区という施設によって物凄い近代的な印象に変わりました。
台湾人ほんと日本好きだね…と思ったのですが、台湾ドン・キホーテの売りは何と言っても日本の製品です。決して安くはないんですが、台湾で日本の製品を買おうとするとかなり高額になるものが多いので、それに比べると安いようです。
建国假日玉市・光華玉市
台湾は翡翠などの石も有名で安く買えることで人気があります。
玉(ぎょく)などそのものの販売やアクセサリーの販売に加えて、骨董品の販売などもあります。
週末のみ開催の大規模な市場の建国假日玉市と、毎日行われている光華玉市があります。
このように様々な楽しめるもあるのでガジェット系に興味のない人を付き合わせてきちゃった場合はこちらを見てもらうのもいいかもしれません!
EMS(電子機器受託生産)の鴻海精密工業(Hon Hai)や半導体製造のTSMC(台灣積體電路製造)などなど、台湾のIT産業は物凄い勢いを見せています。
パソコンを自作する人にとっては今更かもしれませんが、パソコンの中身は大体台湾製なんじゃないかというくらいになってきていますのでエンジニアと台湾は切っても切れない縁で結ばれています。
エンジニアの皆さん!台湾に遊びに来てください!(台湾の後、イギリスにも訪れているのでイギリス飯が気になる方はこちらの記事へ)
台湾に行くのは…という方でもリベロエンジニアのカジュアル面談には是非!
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