皆様、セーラー服おじさんをご存じでしょうか?
この真ん中の方です。
あ、向かって左はリベロエンジニア社長の金子で、右は先日発表された弊社公式キャラクター兼広報の遠寺リベロちゃんです。
株式会社リベロエンジニア公式キャラクター、遠寺リベロ遂に完成!(PRTIMES) リベロエンジニア公式キャラクター”遠寺リベロ”誕生秘話(弊社ブログ)
この笑顔がキュートなセーラー服でお髭を三つ編みとかしちゃってるファンキーなおじさまは、なんとまぁ、普段はAI大好きな印刷会社勤務のPythonエンジニアなんです。
エンジニア! エンジニアと言えばリベロエンジニア! ということでリベロちゃんとAIトークとかエンジニアの未来トークとかしちゃおう!
と始まったこの企画!
サクッと記事にまとめて~とお話を頂いたのですが…
AIのことに特に詳しくもなく、しかも今現在日本にいないこの一介のライターにちょっと牛丼買ってきてーくらいの感覚でぶん投げてくる、そんなリベロエンジニア…最高ですね!
はい!
\エンジニアに上場企業の給与と自由を/
セーラー服おじさんっていったい何者?
ということで…そんな筆者がまず最初に出来ることと言えば、セーラー服おじさんをご紹介をすることではないでしょうか。
読んでいる皆様も唐突にセーラー服を着たおじさんがリベロちゃんと対談を始めたら、存在自体が気になりすぎて話の内容が全く入ってこないのではないかと思いますので、順を追っていきましょうね!
時々ネット上や都内某所に現れ、見た者を幸せにすると言われているセーラー服おじさん!
その正体は小林秀章さん!
普段はエンジニアとして会社員をされているそうです。ごりっごりの現役Pythonエンジニアです。
ちなみに会社に行く際にはセーラー服も三つ編みもしてはいけないそうで、出社用の装いに変更されていると聞いて非常に残念に思ったのですが、最近はテレワークが増えているので常時お髭三つ編みにセーラー服とのことなので安心しました!
好きな格好でいたいですよね!
ところでセーラー服と三つ編みってぶっちゃけ正装かつおめかしだからむしろTPOわきまえまくりなのになぁと、筆者自身のピアス穴だらけの耳と金髪とタトゥーを眺めながら思ったりもしました。
そしてそんな小林さんはシンギュラリティサロンのコアメンバーとして日夜AIについて考え、熱い議論を交わしまくっている程にAIについてお詳しい。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人工知能の能力が人類のそれをはるかに超える出来事または時点と定義され、それ以降の人類の歴史は予測できないとされている。またその時点で人工知能の能力が爆発的に進化する知能爆発が起きるとも言われている。
ー中略ー本会ではシンギュラリティに関する公開講演会や勉強会を定期的に行い、シンギュラリティを様々な側面から議論することにより、主として専門家と一般市民の意識改革を行うことを目指している。さらには指導層にまで影響力が行使できれば、願っても無いことである。
シンギュラリティサロン
出で立ちに反して、いやむしろ可愛いながらもファンキーなその見た目通りとも言えるのかもしれませんが、淡々とした低音のいいお声で、AIや、そもそもAIについて興味を持ったきっかけである人間の意識について、哲学に加え、芸術にいたるまでの幅広い分野のお話を語る様子はとても生き生きとされていました。
その様はさながらAI講師!
それもそのはず早稲田塾で特別授業を行っていたこともあり、CMに出演して話題をかっさらったこともあるのです。
そんなご本人は、服装で興味を持たれることは多いけど、難しい話をしてもなかなかね…と謙虚に仰る場面もありましたが、むしろそのギャップがいいし、お話自体非常に興味深く拝聴させて頂きました。
学生時代にこうしてキラキラと講義をされる教授がいたら授業がめちゃ楽しかっただろうな、なんて思いました。
専門的な対談の詳しい内容についてはまた別の記事にて投稿予定です。
セーラー服や三つ編みについては小さい頃から可愛いものが好きで、スカートだとか女性の服装に興味があったそうで、でも男が着てはおかしいのだと気持ちを抑えてきたそうです。
しかし行事の際の余興や、ラーメン屋さんが30歳以上の人がセーラー服を着てきたら一杯無料!というイベントなどをきっかけに、着てもいい、法律に反しているわけではない、意外と咎める人もいない、と少しずつ好きな装いをするようになっていったそうです。
とても素敵なことですよね。
もちろん、相手に好印象を与えるため、だとか色んな兼ね合いはまだまだあるとは思いますが、好きな服装、メイク、性別も関係なく、自分らしくいるためにどんな格好をしてもいいじゃないか!と声をあげていきたいですね。
なぜリベロエンジニアで対談をすることになったか
さて、ではなぜそのセーラー服おじさんこと小林さんをリベロエンジニアに迎えて対談をすることになったかという話なのですが、それは小林さんが、リベロエンジニアの目指す働き方というものをその身をもって体現されているエンジニアさんだということが一番の理由です。
リベロエンジニアでは創設当時より、エンジニア派遣でもただ使われる人材ということではなく、フリーと正社員の間、法人として働いているけれど、個人としても戦える、いわばエンジニア版のタレント事務所のようなものを目指してきました。
一人一人個人が自己ブランディングを確立し、自己実現のために日々切磋琢磨している。リベロエンジニアはあくまでもその一助となるだけなのです。
そして小林さんはそんなリベロエンジニアにとって理想的な方なのです。
普通のおじさんが有名人になれた…とご自身でも仰っていましたが、自己ブランディング完璧じゃないですか?!
しかも、自分を偽るのではなく、むしろより一層自分らしくなることで、です。かっこよすぎる。
と、そんな自己ブランディングの話などもしようと思っていたにも関わらず、AIの話やAIが発展した未來にエンジニアは一体どうなっていくのか…という話で盛り上がってしまい、小林さん自身のお話やPython使いとしてのお話を深掘りして伺うことはできませんでした。しかしながらAIについての知見やこれからのAI、エンジニアの未来、などについては熱く語ってくださいました。
ずっとはつらつとお話をされているお顔を拝見して、本当にお好きなのだなぁと、また嬉しくなってしまいました。
オタクが好きな分野を話すときの熱量と言ったらもう! ワクワクが伝染してきますよね!
\エンジニアに上場企業の給与と自由を/
対談内容は盛り沢山!
- LaMDA(ラムダ)騒動が…
- OpenAIの首席研究者イリヤ・スツケヴェルの発言が…
- そもそもAIはなぜ作られることとなったか
- chatGPTは感情を持っていると言ってはいけないと教育されている
- 将来的にエンジニアをはじめ、人々は職を失うのか…
- AIに面白い、つまらないを教えることが出来るのか?
- ダリとか、ピカソとか、芸術的な観点でAIは人間を超えられるのか?
- AIに死を、消滅を教えれば感情が芽生えるのは容易なのではないか…
など多岐に渡り様々な観点でAIについて話しているのは非常に興味深かったです。
その中でも筆者が特に興味が惹かれたのはAIの始まりはなんだろう…という話でした。
小林さん曰く、1956年のダートマス会議で議論されたが、そもそもアランチューリングの論文に書かれた「マシンは思考できるか?」という、その発想が原点なんじゃないか、と。
以前アランチューリングについて想いを馳せた筆者なので、思考が一気に映画「イミテーションゲーム」終盤のシーンにぶっ飛び、彼が作り上げたマシーンに最愛の人の名前を付けていたことを思い出した。
コンピュータ科学の父アランチューリングに斜め上の理由で感謝した夜
あのあまりにも切なげなベネディクト・カンバーバッチ(アランチューリング役の俳優)の表情を思い出し胸が締め付けられた。
今世界中を大きく変えようとしているAIは、元を辿れば一人の人間が、人と繋がることがあまりにも苦手だったたった一人の天才が、ただ一つの愛を、たった一人の理解者を求めた末のことなのかと思うと、なんだか言葉に言い表せない感情が湧いてくる。
AIが急激な進歩を遂げ、こうして大きな影響を与え始めているのは、今まで生きてきた沢山の人間が思考し、発展させ、残し来た知識や経験、技術、その膨大な情報があるからこそなのだ。
たしか小林さんもそんな感じのことを仰ってたので多分、そう。
どう足掻いても文系かつ論理よりも感情、直感型、さらにはシナリオライターでもある筆者はこの膨大な対談内容を処理することよりも壮大な物語に思いを馳せがちなのですが、技術的な知識の面でもしっかりとしたAI対談についてはまた別の記事が上がりますのでお楽しみに!
最後にセーラー服おじさんの言葉で個人的に大好きだった部分を勝手に名言として記させて頂きますね。
AIが意識を持ったとしても、それが人間のもつ”意識”のメカニズムの解明にはならないだろう…
セーラー服おじさんの名言
人間の持つ、意識というものに興味を持ったことからAIの世界に足を踏み入れたセーラー服おじさんの今後から目が離せません!
\エンジニアに上場企業の給与と自由を/