急速に進化するAIが社会や業務に浸透する今、どのように使いこなせるのか不安に思う人も多いはず。
そこで今回は、リベロエンジニア社長室の田村雄太が日常的に活用しているAIツールと、その具体的な使い方をご紹介します。社内飲み会イベントの企画から社外発信、提案書作成まで、AIを適材適所で使いこなす田村の仕事術は必見です。
◇社内イベント企画|GeminiとGensparkでアイデア出しから告知まで
先日、リベロエンジニア内でオンライン飲み会が開催されました。なんと社内の1/4が集まるほどの大きなイベントに。企画、進行を務めた田村。企画段階からAIを駆使しています。
●ステップ1:Geminiで企画の壁打ち

社内イベントを企画する際、まずはGeminiに相談。
ちなみにGeminiは、Googleが提供するマルチモーダルAIで、テキスト・画像・音声・動画・コードなど多様な情報を理解・生成できます。検索連携やGoogleアプリとの統合により、日常業務から創作活動まで幅広くサポートするので、利用者も多いです。
「目的・雰囲気・実施したいこと」を伝えると、コンセプト設計をサポートしてくれます。
●ステップ2:キャッチフレーズ作成
企画が固まったら、同じくGeminiに
「この企画に合うキャッチフレーズ案を3つ出して」
と依頼します。
●ステップ3:Gensparkでアイキャッチ画像生成
Geminiは文章が得意ですが、画像生成は不向き。
そこでGensparkにバトンタッチ。
Gensparkは、複数のAIエージェントが連携して、検索・調査・資料作成・画像生成までを一気通貫でこなす次世代AIプラットフォーム。信頼性の高い情報を“ページごと”に生成してくれるのが特徴。ビジネスから学習、創作まで、思考と作業を加速する“情報生成型AI”です。
Geminiが出したキャッチフレーズをGensparkにコピペし、
「このフレーズに合うアイキャッチ画像を作成して」とリクエスト。

いい感じにアイキャッチ画像を作成してくれました。
●ステップ4:告知投稿
完成した開催案内文(Gemini作)とアイキャッチ画像(Genspark作)を社内Slackに投稿して告知完了。
文章と画像の得意分野が異なるAIを組み合わせるのが効率的です
◇社外発信|コラム執筆もAIがアシスト
飲み会は無事終了。みんながさまざまな用途でAIを使っていて、興味深い話がたくさん出てきて遅くまで盛り上がりました。
せっかくなので、この模様をnoteやブログにもまとめて発信したい。そんなときにもAIが頼もしい味方になります。ここでもGeminiが登場。
●ステップ1:Geminiにコラムの下書きを依頼
「800字程度のコラムを執筆してください。読者は〇〇、伝えたい結論は〇〇。理由はA・B・C」
と指示してGeminiにコラムを書いてもらいます。
●ステップ2:内容ブラッシュアップ
出力された文章に対し、「この部分をもっと強調して」「ここは削除」などのリクエストで内容を磨き上げ。
●ステップ3:文体を自分仕様にリライト
最終仕上げは、過去に自分が書いたnoteのURLをGeminiに渡して
「この文体に合わせてリライトしてください」と依頼。
●ステップ4:微調整&公開
微調整後、noteやブログに投稿して完了。
ちなみに、AIって一度話したことはどれだけ覚えているのでしょうか。
Geminiの場合会話スレッドごとに記憶を保持。SNS投稿の相談も同じスレッドで行えば、自分の“文脈”を理解したパートナーに進化します。

僕は「〇〇相談チャット」とネーミング&ピン留めして管理しています
◇【番外編】提案書作成|AI同士を行き来し、スライドまで効率化
今や、提案書もAIが作成してくれる時代。時間がかかる作業ですが、複数のAIを活用し、上手に依頼すればあっという間に完成します。
●ステップ1:企画内容をGeminiに伝える
提案の目的と盛り込みたい要素をGeminiに伝え、ドラフトを作成。
●ステップ2:指示文生成
「スライド生成用の指示文に変換して」
とGeminiにお願い。
●ステップ3:Gensparkにスライド作成を依頼
Gensparkには以下を依頼します。
・指示文(Gemini作)をコピペ
・トンマナ参考用の資料を添付
・「文字は大きく、一枚に詰めすぎないスライドを生成してください」
●ステップ4:PowerPointで最終仕上げ
Gensparkが生成したスライドを元に、PowerPointで微調整&完成。
文章作成が得意なAIと、ビジュアル作成が得意なAIを適材適所で行き来させるのがポイントです
◇まとめ|AIは“道具”から“パートナー”へ
AIはもう単なるツールではありません。
田村のように得意分野ごとにAIを組み合わせれば、
・企画
・発信
・提案書作成
のすべてがより速く、よりクオリティ高く仕上がります。
今では“AIマスター”として頼りにされ、社内でAIレクチャーも行っている田村。リベロエンジニアには、習得したことをお互いに教え合う文化があるので、わからないことがあっても安心の環境なんです。
\エンジニアが大企業並みの給与と自由をGet/



