はじめましておひさしぶりですこんばんわ。
リベロエンジニアで社員として働きながら、藤波製作所で個人事業主(代表)という活躍の機会をいただいているドラゴン藤波です。
AWS SAP-C02の期限を更新(取得)しました。
という個人的なお知らせなんですが、SNSでも活発に「AWS認定を目指す同士」で学習方法やキャッチアップについて交流がされてますね。
今回はドラゴンが学習に使用したリソース、学習方法、そして学習の際に必要なマインドを記しておこうと思います。
前置き
残念ながら「合格するための答えが欲しい」人向けの記事ではありません。
真っ向勝負で、真正面から相撲を取る人向けに書いたつもりです。
実践していて、実戦投入するor予定のある人、具体的にはアプリインフラ問わず、ソリューションアーキテクトとして立ち上がりたい人に向けた記事となります。
細かいサービスや要素技術云々については触れません。その要素技術を知らなくても自身でキャッチアップできるでしょっていう前提です。
「あなたはソリューションアーキテクトです」というマインド
認識を揃えましょう。このマインドが一番重要です。
あなたの職種(JobTitle)はなんですか?インフラ(Operator or technician)?アプリ開発(Developer)?運用(Operator)?ヘルプデスク?作業員(worker)。。。?
いいえ、この認定を受けるアナタの職種(JobTitle)は「ソリューションアーキテクト」です。
なぜこの書き方をしたか?
AWSをIaaSやPaaSとして使用している企業様も多く居るのは事実で、サービス展開の歴史を振り返っても、この側面は色濃く残っています。
「AWSはインフラ屋の領分」としている人も多いでしょう。ドラゴン藤波もそうでした。
しかしFaaS(AWS Lambda、StepFunctionやサーバレス系サービス等)をはじめ、
フルマネージドサービス、コンテナ系サービス、さらにはElasticBeanstalkやProtonのような、
インフラから統合的に足回り腰回りを整えてくれるサービスもあります。
あれ?インフラって何やるんだ?アプリって何やるんだ?運用って何やるんだ?
解像度を細かくすれば、それぞれのjobTitileごとに求められる内容が縦割りされますが、
ソリューションアーキテクトがやるのはそこではありません。
さて、ソリューションアーキテクトって何だ?
ソリューションアーキテクトとは
チマチマ検索してもSEOで頑張ってるサイトが上位に出てくるし、
相互の職種がお互いに干渉しあっているので、
要約するところの、、、
「技術的な専門知識だけでなく、ビジネス理解力、コミュニケーション能力、問題解決能力など、幅広いスキルが求められる人」となります。
そして全体(組織)と将来(運用)を俯瞰して見渡す能力が要求されます。
所謂システムエンジニアより業務側、所謂コンサルタントより技術者側、という間に立つ人がイメージしやすいと思います。
工程的には、要件定義~基本設計周辺かしら?実際にはもっと下流工程もやりますし、
人によってはコンサルや、専任SREを兼任してたりしますね。
AWS SAP対策で使用したリソース
では、この記事を読んでるアナタがソリューションアーキテクトとなったところで
改めてAWS SAPの取得を目指してみましょう。
まずまず、まずまずまず確認するのは公式サイトですね。
受験対象者
想定がいわゆる「中~大規模」です。
AWS CLI、AWS API、AWS CloudFormation テンプレート、AWS 請求コンソール、AWS マネジメントコンソール、スクリプティング言語、および Windows と Linux 環境についての知識
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/
エンタープライズの複数のアプリケーションやプロジェクトのアーキテクチャ設計に対し、ベストプラクティスガイダンスを提供する能力、およびビジネスの目標をアプリケーション/アーキテクチャ要件に関連付ける能力
クラウドアプリケーション要件を評価し、AWS でアプリケーションの実装、デプロイ、プロビジョニングを行うためのアーキテクチャを提案する能力
主要な AWS テクノロジー (VPN、AWS Direct Connect など) や継続的なインテグレーション、デプロイプロセスを使用して、ハイブリッドアーキテクチャを設計する能力
試験ガイドを見る
試験ガイドを確認しましょう。
求められている人
こう書いてありますね。
AWS のサービスを使用してクラウドソリューションを設計し、実装した経験が 2 年以上ある人が受験対象者となります。クラウドアプリケーションの要件を評価し、アプリケーションのデプロイについてアーキテクチャに関する提案を行う能力が求められます。また、複雑な組織内で複数のアプリケーションやプロジェクトにまたがるアーキテクチャを設計する際に、専門家としてガイダンスを提供できる能力も必要です
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide.pdf
いかがですか?単一のシステムではなく、組織単位のガバナンス、コンプライアンス、モダナイゼーション等、かなり「組織」としての目線になるのかなと思います。
それを裏付けるワケではありませんが、範囲外の職務と知識を見てください。
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide.pdf
- モバイルアプリケーションのフロントエンド開発
- Twelve-Factor App 方法論
- オペレーティングシステムに関する詳細な知識
えぇ、問われてないんですよ。細かいところ。
Well-Architected フレームワークを如何に理解しているか?が重要なポイントとなる。ということが分かると思います。
試験に出題される可能性のある対象AWSサービス
試験ガイド見ました?あれ驚きますよね。
Amazon GameLift 以外出てくると思ったほうが気楽です。
しかし、あの量をすべて網羅的に理解するのはナンボ時間があっても無理なので、それぞれのサービスの「特徴」「利点」「どんなことができる」をイメージを付けておけば大体何とかなるでしょう。
試験に向けて準備する
さて、数多の人が気になるこの部分なんですが、基本公式サイトにある内容がすべてです。
※この記事では無料で読める範囲を抜粋します。
- ホワイトペーパー
- ホワイトペーパに出てくるAWSサービスで、よく知らないAWSサービスのBlackBelt
- SkillBuilder
- AWS Certified Solutions Architect – Professional 試験準備コース
- AWS Certified Solutions Architect – Professional 公式練習問題集
- 実践経験(ハンズオン)
- 「エンタープライズ」っぽいサービスは触れるだけ触っておきましょう。
サードパーティの学習資料
AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
こちらの書籍を今回買ってみました。内容の粒度は、、、、コメントに困りますが、
AWS SAPで要求されているレイヤはよくまとまってますし、
分からない部分は上記のホワイトペーパーとSkillBuilder、そしてハンズオンで補完することでかなり役立つ書籍だと思いました。
本書の疑似問題は各章立ての部分しか読んでませんが、面白かったです。
学習方法
SkillBuilderはEラーニングなので、見ていただいて、
ホワイトペーパーはPDFなので、こちらも見ていただくしかありませんが、
ハンズオンは触った質と、サービスマニュアルやAWS BLOGに相対した量がモノを言います。
ナンボ触っても質が悪ければマニュアルは追わないでしょ?
全サービスを触る必要はありませんが、
「このアーキテクチャについては、そこらの連中より実践経験はあるぞ」という自信のようなものがあると、
かなり試験の攻略も楽になります。
で、最後に公式の模擬問題集にチャレンジして、出題感を把握するのが良いと思います。
試験の注意点
いかんせん180分の長丁場なので、当日までのコンディション管理に十分気を付けてください。
ウッカリ試験中に腹痛となった日にはゲームオーバーです。
セーブ、中断機能はありません。
初代PS版バイオハザードにおいて、攻略本の知恵だけのみ持った状態で、初見プレイでロケットランチャーを取りに行くつもりで試験に挑んでください。
あと普通に問題文を読んでたら、時間が全然足りません。
SkillBuilderの試験対策動画にもありますが、如何に問題から要件を拾って、適切な選択肢を選択するか?がコツとなります。
以上、そんなような感じで学習を進めていけば、合格に近づくんじゃないかなと思います。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
ドラゴン藤波の成績ですか、、、?
イヤー毎度毎度ギリギリですねw
受かればいいのだ!勝てば官軍、負ければ賊軍!!!!!