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【Blender】無料で3Dモデリングしてみた -いつかは自分でアバターを-

過去にVRchatなど、VR関連のご紹介をしてきました。

【VRchat】人はVR(仮想現実)の世界で生きていけるか

そのVRchatなどで利用できるアバターなど、その世界は3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)で構成されています。

VRの世界に限らず現代においては身近なゲームや映画、アニメにも多用されている3DCGですので、目にすることは非常に多くなっているのではないでしょうか。

その3Dモデルをプロ並みに作るためにはもちろん技術が必要ではありますが、実は3Dモデリングを行うこと自体は無料で出来るのをご存じでしょうか。

(厳密には作業を行うためのパソコンが必要なので完全無料ではないのですが)

無料3DCGソフト「Blender」


3DCGソフトはCG業界ではMayaと3dsMaxなどが多く使われているのですが、購入するのに安い金額ではないので、これからやってみようかな?という方や趣味で少しやってみたいなぁ…という方には敷居が高いのではないかと思います。

それに対し、今回ご紹介するBlenderはオープンソースで提供されている統合型3DCGソフトで、前述のソフトウェアに全く引けを取らない機能を備えているのにも関わらず完全無料で利用することが出来るんです!

Blenderのサイト
https://www.blender.org/ (英語)
https://blender.jp/ (日本語)

統合型というのは様々な機能を搭載していて、そのソフトのみで最初から最後まで完結させることが可能なソフトウェアのことを指します。

Blenderは統合型!多機能でなんでも出来てしまう

Blenderで出来ることはかなり多く、形作るモデリングだけでなく、最終的に作成したものを動かしたり、それを撮影する、ということ、さらには3Dのみでなく、2Dや実写の合成なども出来ちゃうのです。

  • モデリング – 造形作業
  • リギング・アニメーション
  • シミュレーション
  • ライティング
  • マテリアル制作
  • レンダリング
  • モーショントラッキング
  • 合成
  • 動画編集
  • クラウドレンダリング

Blenderで出来ないこと

万能なBlenderですが、出来ないこともあります。

それはAR・VRコンテンツ制作です。

え?VRchatとかで使えるんじゃないの?と思いましたか?

そうなんです、もちろんBlenderを使って作成した3DCGモデルを使用することは可能なのですが、厳密に言うとAR・VRコンテンツなどに組み込み動かすにはゲームエンジンやプログラミングが必要になります。


また注意点としてはレンダリングなど比較的重い作業も伴うため、動作がパソコンのスペックに左右されます。

実際にBlenderでモデリングをしてみよう!


さてさて実際に3Dモデリングをやってみよう!ということで早速Blenderをダウンロード!

と言ってもはじめは3Dがどうこうというよりもそもそもソフトの使い方が分からず躓くと思います。機能が充実していてやれることが多い分、なにからやればいいのか、どうやって動かすか…というのがさっぱりだと思います。

なのでチュートリアルを見て機能を覚えながらちょっとした作品を作って達成感を得ましょう。

筆者も序盤も序盤ではありますが、チュートリアルを見ながらドーナツを作ってみました!

石膏像のようなドーナツとちょっとリアルに近づいたドーナツ!どやぁ!

何回かに分けて制作したのですが、機能やソフト自体の使い方などはじめは覚えることが多いのでやるたびに前回のことを忘れていて、また見直し…という感じで思いのほか時間がかかってしまいました(私だけかもしれませんが…w)
時間があれば一気にやるのがオススメです。

まだまだ完成までは辿り着いていませんが、ポリゴンのようなカクカクのわっかが段々とドーナツになっていくのがとても楽しかったです!

チュートリアルを活用しましょう

私はおすすめしてもらったこちらの動画を参考に進めていきました。

英語ではありますが、とても細かくわかりやすく説明してくれているのでBlender初心者におすすめと有名な動画です。

段階を踏んで最終的に写真じゃないか!と思えるほどのものに仕上げていきます。
先程の私はLevel1で既にドヤっていましたね…

日本語のチュートリアルなども増えてきているので最初はそこまで困らず練習することが出来るのではないでしょうか。

ドーナツのチュートリアルの難点は作成している間中ずっとドーナツが食べたくてしょうがなくなることですね…。

ゆくゆくはアバターを自分で!


以前VRchatの記事でちらりと顔を見せた筆者のパートナーのアバターは、彼が自分で作成したものになります。

VRchatの世界には沢山のアバターもありますしその中からお気に入りを見つけて使用するのですが、Blenderなどを使って自分で作れるようになるとオリジナルのキャラ、世界で自分だけのスペシャルなアバターを使うことが出来ます。

※前述したようにVRchatなどで利用するにはBlenderなどのモデリングに加えてゲームエンジン、プログラミングなども必要になります。

何年もかけて日々進化している彼のアバターを見ると面白いなぁ、本当に楽しんでいるんだなぁと感じます。

最初の頃よりディテールが細かくなりました。
テクスチャがレベルアップしてつるっとしていた顔にふわふわ感が増してますね。

実は0から自分で作らなくても…

とはいえ、0から造形していくのは大変な作業ですよね。

実はアバターやそのほか様々な3Dモデルの元となる素材の販売を行っている方も多く、自分の理想に近いものを購入して、服装だとかアクセサリーだとかを追加して自分好みにしたり、少し自分で改変してオリジナルっぽくする、という方法もあります。

ただしその場合は販売者がどこまで改変等を許可しているか、などの利用規約をしっかり守るようにしましょう。

日本の場合はBOOTHなどで販売している方が多いようです。

まとめ


3DCGに興味がある方は無料ですぐに始められるのでぜひ試してみてください。

Blenderはその多機能さから、アバターに限らず、理想の部屋のモデリングを作成したり、動画作成・編集のために利用したり、実写に合成を加えたり、また絵コンテを動画にしたり、など様々な使い方が出来ます。

パートナーの彼はVRchatでカラオケやゲームで遊べる巨大クラブを作り上げていました。

どう使うかはあなた次第!

弊社が気になった方は是非、お気軽にカジュアル面談にご応募ください!

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ろーく

ライターとしてWEB媒体やシナリオなどを手掛ける。生まれ育った環境の影響で理想のライフスタイルを目指し、日本とロンドンを拠点にフリーランスで場所や時間が自由な働き方を実現中。台湾生まれの日台ハーフ。住んだことのある国はシンガポール・マレーシア・日本・イギリス。SEO対策やイラストなどのお仕事も。

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