昨今ニュースでも大きく取り上げられているマイクロソフトをはじめとする大手IT企業が大量のエンジニアのレイオフを進めています。多くのエンジニアのリストラが発生する問題において、リベロエンジニアのCEO・金子周平が、今後、こういった流れが加速すると予測されているなか、エンジニアに必要とされるスキルについて語ります。
今後、エンジニアには何が求められるのか?
「将来的にはこうなるだろう」というAIの予測のもと、こうした動きはさらに加速するでしょう。アメリカなどの諸外国ではすでにこういった動きが起きているのは見ての通りですが、日本もこれまでの流れから見ても、3年程度の遅れで同じ波がやってくるはずです。
そんな未来の中で、エンジニアの役割はどう変わるのでしょうか。
みなさんがすでに感じるように、AIの進化によって、「テクニカルスキルの差」だけでは勝負できない時代が来ています。
AI技術が目覚ましく進化し、多くの技術的な課題を自動で解決できるようになってきているからです。
とはいえ、これからのエンジニアに求められるのは「技術で差をつける」ことではありません。
「問題にどう向き合い、どんな解決策を導き出せるか」という、もっと人間らしい部分が重要になっていきます。
これからのエンジニア像は「問題解決者」

たとえばこうです。
顧客が「本当は何に困っているのか」
社内の依頼者が「どんなゴールを目指しているのか」
この“本質的な問題”を見極める力。
そして相手の立場になって伴走し、最適な解決策を一緒に探していく能力。
これこそが、これからのエンジニアに欠かせないスキルです。
エンジニアはもう「依頼されたものをつくる人」では取り残されます。
言葉の裏にある意図や感情を読み取り、課題の根本原因を探り、適切なアプローチを導く“問題解決者”になるべきなのです。
変化が激しい時代、一度ぶっ壊す覚悟を
AIやデジタルツールは優秀ですが、感情や人間関係、微妙なニュアンスを汲み取ることはできません。
こうした“人間ならではの能力”を発揮できるエンジニアこそ、これからの時代に価値を持ちます。
有能なエンジニアほど、AIなどの自動化テクノロジーに頼ることを躊躇しがちです。
「自分の手でやったほうが確実だ」と考える人も少なくありません。
でも、時代はもう待ってくれません。
これまでの価値観を手放す覚悟が必要です。
もう”安全な場所”はない。会社とは共闘する関係性を
「このままじゃいけない」
「いつかこのやり方にも終わりが来る」
そんな危機感は、どの業界にも広がっているはずです。
僕たちリベロエンジニアも、常にその危機感を持って走り続けてきました。
創業から12年。エンジニア派遣だけをしていた頃とは違い、今は「会社=プラットフォーム」として、社員がやりたいことを実現できる場になっています。
リベロエンジニアの「リベロ」は、イタリア語で「自由」という意味です。
ですが、僕たちが掲げる自由は、単なる放任ではありません。自由には責任と信用が伴います。
会社と個人は対等な立場で、共闘する関係性だと僕たちは考えています。
この会社と個人の「ダブルブランド」こそが、中小企業であるリベロエンジニアの強みですし、これからの働き方のモデルになると信じています。
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