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エンジニア発信の文章コミュニケーションのコツはここ!文章作成のコツ教えます

2025年3月ごろに、エンジニアのコミュニケーションに関するはてな匿名ダイアリーが話題になりました。内容を簡単にまとめると

エンジニアって、営業やWEBデザイナーにはない性格の悪さがあるんじゃない?

言葉きつくない?冷たすぎるんだよ

エンジニアってどの会社もそうなの?

といった内容で、一時期X(旧Twitter)のエンジニア界隈で話題となりました。

エンジニア全員が性格が悪いっていうのは違いますよね!?

一方で、コロナ禍以降増えているテキストコミュニケーションが難しいという事実もあります。

今回のはてな匿名ダイアリーも、メールでのコミュニケーションにおける議論でした。そこで今回はエンジニア発信のテキストコミュニケーションについて取り上げていきましょう。

現役エンジニアが、普段どんなところに気を付けてコミュニケーションをとっているかアンケートもとりました!

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文章のコミュニケーション、ここが難しい!


対面ではないコミュニケーションは、慣れないと難しいでしょう。その難しさがどこから発生するのか、文章のみのコミュニケーションの大変さについて改めて考えましょう。

フルリモート勤務じゃなくても共感できる内容かも

やり取りにスピード感がある

特にビジネスチャットでよくあるのが、やり取りがとにかく早いこと。ビジネスチャットはスピード感のあるやり取りがメリットですが、そのスピードの速さがデメリットとなる人もいます。

思いついた確認事項を都度チャットするなど、やり取りが増えて情報の取捨選択やチャットラリーについていけないと思う人も出てくるでしょう。

とんでもない速さでチャットの未読が溜まるのも恐怖

コミュニケーションを気軽にできない

マナー違反がないか・伝える情報に抜け漏れがないか・誤字脱字がないかなど、文章コミュニケーションは気軽さがないと感じる人もいます。

メールでは形式にこだわりすぎて返事ができない、ビジネスチャットでは逆にリアクション機能などで気軽に返事をしていいのかとためらうこともあります。

電話や口頭のやり取りのように「パッと話す」ことができず、大変だと感じる人も多いのでは?

上手な伝え方がわからない

冒頭で取り上げたように、文章ゆえに誤解が生じやすいのも文章コミュニケーションの大変なところです。

長くなりすぎないように端的にまとめると冷たく感じられてしまい、冷たく感じないように気遣うと長くて読めないと文句を言われたり…。

文章を書くことが苦手だと、そもそも相手に伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。

文章を考えているうちにチャットが流れていくのもあるある

コミュニケーション能力があると何がいい?


エンジニアほどコミュニケーション能力が必要な職種はありません。エンジニア同士のコミュニケーションだけでなく、エンドユーザーや顧客など非エンジニアとのやりとりも頻繁に起こります。

このコミュニケーションが上手にいくと、以下のような3つのメリットが発生します。

チームワーク構築が上手にできる

開発では、複数人のチームで働くのが当たり前。コミュニケーションロスがあると、開発の進捗に大きく影響します。

はてな匿名ダイアリーの件もこれが大きい

チームメンバーや上司、顧客など相手によって適切なコミュニケーションが取れれば、仕事の効率化にもつながります。

新しい発想が湧きやすい

そもそもシステム開発とは顧客の要望を形にして、顧客の業務効率化・売上貢献をすることが目的。時には今までにない発想が必要となる場面も出てきます。

新しい発想を自ら生み出すこともできますが、限界があります。そこで役立つのが、複数人での話し合いです。

この話し合い中に適切なコミュニケーションが取れると、意見のブラッシュアップができてより良いアイデアが出てきやすくなります。

仮に文章ベースでも、やり取りを重ねる中で急にアイデアが降ってくることもありますよね

キャリアアップのチャンスが増える

積極的なコミュニケーションによって、相手からの人望や信頼を生み出します。人望や信頼があれば人事評価もよくなりやすく、管理職への推薦につながりやすくなります。

管理職になるためには、チームをまとめるためのコミュニケーション能力が必須。上手なコミュニケーションはキャリアアップの近道になります。

文章コミュニケーションをするうえで気を付けるポイント


対面のコミュニケーションで気を付けるところはなんとなくわかるけど、文章って難しい!

確かに

文章でのビジネスコミュニケーションのコツは以下の4つです。

ビジネスチャットとメールを使い分ける

連絡方法としてビジネスチャットとメールを両方使っている場合、使い分けが大切です。

ビジネスチャットはスピード感のあるやりとりに向いている一方、情報が時系列で表示されて検索性もよくありません。

メールはしっかりとした文章で要件ごとに情報をまとめやすい一方、メールの確認をしないとタイムラグが生じやすいです。

なので、それぞれの長所を生かしながら、相手や送る内容によって使い分けてみましょう。おすすめの使い分け方はこちら!

ビジネスチャットがおすすめメールがおすすめ
・社内の人とのコミュニケーション
・履歴を残さなくても問題がない簡単な相談ごとや情報共有
・社外の人とのコミュニケーション
・履歴を残したい重要なやり取り(議事録、決定事項の送信など)

結論ファースト+根拠を伝える

伝えたい相手の負担を減らすためにも、結論を最初に簡単に言い切ることが大切です。

文章で伝えるとなると、その場で思いついたことをつらつらと書きがち。伝えたいメッセージを整理せずに伝えると、相手も理解しにくくなります。

そのため、まずは結論を先にまとめて、そのあとに根拠を伝えましょう。根拠があることで納得感が増します。

ロジカルシンキングのような思考でまとめるとやりやすい

相手の立場に立って考える

仮に結論と根拠が示された文章ができていても、相手に何を聞きたいかが抜けていればコミュニケーションとしては成立しません。

文章のコミュニケーションでは顔色をうかがいながら会話できないので、あらかじめ相手がどんなところに疑問を持つか、相手の立場に立って考えておく必要があります。

「こんなところが疑問だろうな」と思うことをあらかじめ解決できる文章にできると最高

相手に伝わったかを確認する

文章コミュニケーションでは、自分の本心が正しく伝わっていない状況が起こりやすいです。相手に何が伝わったか正しく把握することはとても重要です。

深く考えずに文章を送って、相手に誤解されたことあるな

まさにそれ!自分の思っていない形で文面を理解される可能性だってあります。だから、「解釈合ってるかな?」「どう伝わってそうかな」ということは気にしてあげて

また、週末のルンルン気分のときに重たい話をしないなど伝えるタイミングも配慮が必要です。

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現役エンジニアがコミュニケーションで気を付けていること


それでは、現役エンジニアはどんなところを気にして文章コミュニケーションをとっているのでしょうか?

リモートワークが多いリベロエンジニア所属のエンジニアたちにアンケートを取りました!

対エンジニア・対非エンジニアの両方について、困ったことがあるか・その対策を聞きました

対エンジニア

対エンジニアとの文章コミュニケーションで困ったことがある方はなんと8割以上!何かしら躓く場面が多いということですね。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 【対エンジニア】エンジニア間のコミュニケーションで困ったことはありますか?。回答数: 8 件の回答。

具体的にどんなことで困ったか、という質問をしたところ以下のような回答が返ってきました。

  • 確認したのか?未確認なのか?理解したのか?理解していないのか?など、こちらの発言に対して相手の状況が把握できないとき
  • 相手の経験値と私の経験値で差がある場合に、専門用語などが分からずに話が合わないことがあった
  • 設計などの相談をするときに、質問の意図がずれて伝わってしまうことがあった
  • 日本語が下手な人が多い。技術的なやりとりにおいて、認識のズレは極力抑えたいのに、主語が曖昧、”てにおは” が変、共通認識になってない用語・略語を使う、など(もちろん、それは自分にもブーメランで返ってくるのだけれど)
  • チーム間で用語等がローカル化していて目線合わせに多くの時間をとられた
  • 結論が本人(対エンジニア)の中で決まっており、そちらで進めたいという前提がある中で提案を求められた挙句、謎にめっちゃ上から目線で高圧的な態度を取られたとき

用語の認識違いや、意図のずれによるコミュニケーションロスが多いようですね

対非エンジニア

対非エンジニアに関しては、プロジェクトに参画しているかどうかも影響して困ったことがある人は6割前後に落ち着いています。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 【対非エンジニア】エンジニアではない人(Webデザイナーのような他職種やエンドユーザーなど)とのコミュニケーションで困ったことはありますか?。回答数: 8 件の回答。

実際に困ったこととして挙げた例は以下の通りです。

  • テクニカルな報告や説明をどの程度詳細に伝えれば、相手が理解できるかについて悩む
  • 詳細化すればするほど長くなるし、相手が理解できなければ結局会話をする必要があるなど
  • 相手が非エンジニアなので、専門用語を使わずに、わかりやすい内容で理解してもらえるかを頭の中で考える必要がある
  • 相手が/自分が、できれば曖昧にしておきたい部分をクリアにしたくて、やりとりを重ねるうちにだんだんとムードが悪くなるとき。それぞれの観点が異なるから、仕方がない場合もあるけど(年齢を重ねるにしたがって、そういうことは減った気はする)
  • 返信が無い
  • 相手がシステムを理解していない、理解しようとしないためこちらの言いたいことが通じない

システムへの理解や難しい説明が伝わりにくいことが多いのは、確かにそうですね。
私の周りにいるエンジニアたちも「論理的思考を理解してもらえなくて…」と話す場面がそこそこあります

文章コミュニケーションで気を付けていること

ビジネスチャットなどでコミュニケーションをとる際に、どんなことを意識しているかも聞いてみました。

  • 相手が次のアクションをしやすいように状況がわかるように伝える
  • 「わからなければ会話しましょう!」と一文付け加えてみる
    – 相手がどこまで理解しているかを探りながら話す
    – 伝わりづらければ相手が知っているものや、理解できるものに例えてイメージで説明する
    – 仕様の確認では、漏れているケースなどは具体的な例を添えてどうすべきかを確認する(想定漏れしている状況や、数値を当てはめて確認する)
  • エンジニア、非エンジニア関係なくなるべく理解しやすいように一般的な言葉で、なるべく簡潔に文章をまとめるようにする(なるべく背景や前提を出せるだけ出して会話するようにはしている…つもり)
  • 特に非技術者と会話するときは、あまり細かい要素技術や専門用語は使わないようにしている(つもり)
  • できる限りシンプルに、かつ伝えたいコトが伝わるように、多少なりとも推敲する
  • 相手を傷つけない
  • 文章で話が通じていなさそうなときは、図や絵を書いて送る、それでもダメなら通話を持ち掛ける

文章コミュニケーションはどうしても限界があるので、ダメなら通話に切り替えるという声が多いですね

さいごに


コロナ禍以降、使用機会が急増した文章でのビジネスコミュニケーション。スピード感のあるやりとりやどこまで節度を守った文章にすればいいか、相手にどう伝わっているか確認しにくい点も難しいところです。

相手のことを思いやったコミュニケーションができれば、文章コミュニケーションでもスムーズに事が進みやすくなります。

と言っても出社前提だから、文章コミュニケーションの頻度が少ないんだよな…文章の方ほうが楽なのに…

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片山たみこ

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