エンジニアに必要なコミュニケーション力って身についていますか?コミュ力は、エンジニアとして働くうえで磨いておきたいスキルです。エンジニア経験のある筆者が、実体験を交え解説します!
世の中には、エンジニアにコミュ力は「不要派」と「必要派」の意見が飛び交っています。
- エンジニアってコミュニケーション力が必要なの?
- エンジニアに必要なコミュニケーションって具体的に何があるの?
- まずコミュニケーションって何からすればいいの?
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。結論、エンジニアにとってコミュニケーション力は必須スキルです。
コミュニケーションができていないと、仕事に大きな影響が出てしまいます。
この記事でわかること
- エンジニアの仕事にはコミュニケーション力が必須
- エンジニアがコミュニケーションに力を入れるメリット
- エンジニアが必要なコミュニケーションの3箇条
- エンジニアがまずやるべきコミュニケーションの5ステップ
エンジニアとしてコミュニケーション力に悩んでいる方におすすめの内容です。ぜひ、最後までご覧ください。
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エンジニアの仕事にはコミュニケーション力が必須
結論、エンジニアにとってコミュニケーション力は必須といえます。
なぜなら、エンジニアとして質の高い製品をつくるためには、周りの人と円滑なコミュニケーションが求められるからです。
例えば、上流工程ではクライアントのニーズや目的をコミュニケーションの中で探り出し、必要なシステムを作っていきます。
また、一緒に動くチームの人に報連相することで風通しのいい状況を作り出すことも可能です。
現在、リベロエンジニアでフロントエンドエンジニアとして働いている松田さんもインタビューの中で
現場担当としてマネージャーとお客様のヒアリングに同席することや新入社員のメンターも担当することなど、頼られる場面が多くなってきてますね
というようにコミュニケーションを現場で使う機会が多いとお話しされていました。そのため、今後エンジニアとして成長するためにコミュニケーション力は重要なスキルといえます。
エンジニアがコミュニケーションに力を入れるメリット3選
こちらでは、エンジニアがコミュニケーションに力を入れるメリット3選を紹介します。
- 信頼関係を築ける
- 評価してもらいやすい
- 新しい発想が出やすくなる
一つずつ解説していきましょう。
信頼関係を築ける
コミュニケーションに力を入れるメリットのひとつとしては、信頼関係を築けることです。
特に報連相(報告、連絡、相談)を意識しましょう。
なぜなら、仕事で起こる大きな問題のほとんどは報連相を徹底することで解消できるからです。
例えば、システムのトラブルが発生した場合、見つけた段階ですぐに上司に報告することで大きな問題になる前に素早い対処が可能です。
もし、トラブルを発生したまま放置してしまうと、チームだけでなくクライアントにも迷惑をかけてしまうことになり、大きな問題になってしまう可能性があります。報連相はプロジェクトを円滑に進められるため、チームのメンバーとの信頼関係を築けます。
また、システムの質も高められるため、クライアントからの信頼に繋げることが可能です。
私もエンジニア時代にプロジェクト内の項目で違和感を覚え、上司に報告したことがあります。
確認したら、大きな問題に繋がる異常だったことが判明し、「朝日さんなら安心して仕事任せられるね」と信頼してもらいました
評価してもらいやすい
コミュニケーションに力を入れると、評価してもらいやすいというメリットもあります。
なぜなら、相手の意図を読み取りやすくなったり、自分の意図を伝えやすくなったりと、周りに合わせて仕事ができるからです。
例えば、上司が忙しくて手が回っていないと読み取れた場合、自分が代わりにできる仕事を請け負うことで上司の負担を軽くできます。
相手のことを考えて行動することで、仕事が円滑に進むようになるため評価が上がりやすくなります。
筆者も先輩から仕事を振られた際に、分からない部分は質問しながら意図を汲み取りながら仕事をしていました。その結果、仕事がスムーズに進み「仕事がしやすかった!ありがとう!」と評価してもらえました
新しい発想が出やすくなる
コミュニケーションに力を入れると、新しい発想が出やすくなります。
コミュニケーション中に出てきた話が刺激になり、アイデアが浮かんでくる可能性があるからです。
例えば、クライアントとの会議の中で出てきた会話から新しいアイデアが浮かんできたり、必要な改善策が出てきたりします。
自分で考えるだけでなく、周りの人と話し合うと一人では出てこなかった新しい発想が生まれやすくなります。
先輩と一緒に案件を進める中で、先輩とPMが話しながら試行錯誤しているところをよく聴いていました。先輩は、PMとコミュニケーションをとりながらアイデアを出して案件を進めていたことをよく覚えています
エンジニアが必要なコミュニケーションの3ヶ条
エンジニアに必要なコミュニケーションの3ヶ条は、以下の通りです。
- 傾聴力
- 交渉力
- 提案力
一つずつ解説していきます。
傾聴力
傾聴力とは、相手の話を遮らずに最後まで真剣に聴き理解することです。
相手の話を最後まで聞いて理解することで、初めて話し手の意図が汲み取れます。途中で遮ってしまうと、相手の意図が理解しきれないのはもちろん、相手に不快な印象を与え、以後の関係性に支障が出るかもしれません。
例えば、クライアントとの会議で傾聴力を意識すると「今何に困っていて、どうして欲しいのか」が見えてきます。
クライアントの意図を正しく汲み取って、システムに組み込めば満足度を上げることが可能です
まずは、相手の話を遮らずに最後まで聞いて理解するよう努めましょう。
交渉力
交渉力とは、相手と自分が納得いくような案を見つけ合意を得ることです。
なぜ交渉力が必要かというと、双方が納得できていない状態では不満が溜まりやすく仕事に影響が出てしまうからです。
例えば、クライアントから難しいスケジュールを要求されたときに、すぐに「できそうにありません」と突き放してしまうと、信頼関係に傷がついてしまうかもしれません。
反対に、なんでも「できます!」と伝えてしまっても自分が疲弊してしまい、最悪の場合は納期に間に合わなくなってしまいます。
双方の妥協案を見つけていくことで、信頼関係を崩さずに話を合理的に進められます
提案力
提案力は、クライアントと自社が互いにプラスになるような提案を考えて、伝えるスキルのことです。
上流工程のエンジニアは、クライアントとのコミュニケーションが求められるため、特に提案力が求められます。
納期の範囲内で、クライアントのためになる提案を積極的にすることで、相手から信頼を得ることが可能です。
信頼が得られれば、次回以降のシステム開発を依頼してもらえる可能性が上がります。
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エンジニアがまずやるべきコミュニケーション5選
エンジニアが、まずやるべきコミュニケーション5選を紹介していきます。
- 挨拶する
- 笑顔を作る
- 最後まで話を聞く
- 結論から話す
- 報連相を忘れない
コミュニケーションが苦手な方は、最初の一歩としてぜひ今日から始めてみてください。
挨拶する
まずやるべきコミュニケーションは挨拶です。挨拶すると、コミュニケーションのハードルが下がり話しやすくなります。
挨拶のタイミングは、1日の中で初めて顔を合わせたり、すれ違ったりしたタイミングで自分から挨拶するようにしましょう。特に苦手な人ほどパターン化しておくと、段々と習慣となり苦手意識がなくなっていきます。
挨拶は相手を見ながら、聞こえるような声でハキハキと挨拶することで周りからの印象が良くなります。
また、クライアントとはオンライン上で話す機会が多くなるかもしれません。オンラインでは現実と比べて動きが見えづらかったり、声が聞こえづらくなったりします。
普段より1.5倍ほど大きめに動いたり、ハキハキと挨拶したりしましょう。
挨拶は、最初の関係を作るきっかけとしてとても優れています。今日からでもすぐ実践してみてください。
筆者がいた職場では、仕事ができる人ほど挨拶していた印象です
笑顔を作る
コミュニケーションをとる時に、笑顔を作れるようにしておきましょう。
無表情で話をしていると「怒っているのかな?」と相手を不安にさせてしまいます。対面はもちろんですが、Zoomなどオンラインでのコミュニケーションも同様です。
笑顔で話したり聞いたりすることで相手に安心感を与えられ、円滑なコミュニケーションが可能です
まずは、以下のステップで笑顔を作る練習をしましょう。
- 顔全体の力を抜いてリラックスさせる
- 口角を上げる
- 上の歯を8本程度見えるように口を開く
- 目元の力を緩める
- 目線は相手を向く
笑顔を作ることが苦手な方は、まず口角を上げるところから始めましょう。口角を上げるだけでも微笑んでいるように見えるため、周りからの印象が変わります。
上手くできているかイメージがつきにくい方は、鏡の前で真顔と笑顔を比較することで印象が違って見えることを確認できます
笑顔はコミュニケーションする上で大切な要素のため、練習して作れるようにしておきましょう。
最後まで話を聞く
傾聴力の箇所でも述べましたが、相手の話は最後まで聞くことが大切です。
相手の話を途中で遮ると、話したいことが全部言えずにストレスを与えてしまいます。適度に相槌をしながら、相手が最後まで話やすい状況・雰囲気を作るようにしましょう。
相槌の基本は「うん」や「なるほど」などの短い言葉で返しながら頷くことです。
短い相槌に慣れてきたら、相手の話を要約して返すようにしましょう。「〇〇ということですね」と要約すると話が伝わったと感じてもらいやすいです。
相槌ができるようになると相手の話を上手く引き出せるようになるため、自分から話す必要がなくなります
話すのが苦手な方は、聞き上手になることで話がスムーズに進みやすいです。
結論から話す
自分から話す時は、結論から話すようにしましょう。
結論を話さずに、話し始めてしまうと何を話されているかわからず、聞き手側にストレスがかかってしまいます。
話す流れは以下の通りにすると、伝わりやすくなります。
- 話の結論
- 結論の理由
- 具体的な例
- 話を要約した結論
例えば、以下のように伝えましょう。
話の結論:現在〇〇に使用しているシステムの修正をお願いいたします。
結論の理由:〇〇の作業中に異常が発生してしまい、業務の進行が滞ってしまっているためです。
具体的な例:具体的には、突然読み込み速度が遅くなったり、途中で固まってしまったりすることが多いです。
話を要約した結論:業務の進行に影響が出てしまっているため、修正対応していただけると助かります。
要点を伝えて話すことでスムーズに伝えられるため、結論から伝えて話を始めることが大切です。
筆者は昔、結論をいわずに長く話してしまい「結局何が言いたいの?」と言われたことがあります。結論から話し始めないと伝わりづらくなってしまい、「話しにくい人」と思われて、余計にコミュニケーションのハードルが高くなるかもしれません
報連相を忘れない
報連相をすることで、プロジェクトの風通しがよくなるため必ず徹底しましょう。
なぜならプロジェクトに異常が起きたり、違和感があったりした時にすぐに伝えることで大きな問題を未然に防げるからです。
報連相の気をつけるポイントは、重要度や緊急度が高い内容はすぐに伝えることです。トラブルやミス、業務内容の変更などは今後に大きな影響を与えるため、迅速に報連相をします。
実際に報連相を伝えるときは、結論から話し始めて客観的に事実を伝えるようにしましょう。
例えば上司にミーティングの時間を変更をしたいという相談がある場合は
〇〇さんから来ていたミーティングの時間を変更したいという件で相談があります
など簡単に伝え、
〇〇さんからいただいたスケジュールを基に日程の確認したところ、〇〇日の〇時からでしたら可能かと思います。ご都合いかがでしょうか
と客観的な事実を基に話します。
もし報連相したい人が近くにおらず緊急度が高くない場合は、チャットなどで伝えるようにしましょう。チャットは、いつでも伝えられることと、文字として伝えたことが残るのがメリットです。
ですが、もし緊急度や重要度が高い内容の場合は、電話などで直接伝えるようにしましょう。
メッセージはすぐに開封されなかったり、読み飛ばされてしまったりする可能性があるため、電話などですぐに伝える必要があります。
緊急度や重要度が高い内容は、日付が近くなったタイミングでリマインドしましょう
リマインドすることで、抜け漏れを防ぐことができます。相手だけでなく、自分が忘れないようにカレンダーの通知機能を活用して、伝えるべきことを忘れないよう工夫することも大切です。
まとめ
エンジニアにとってコミュニケーションは、必要不可欠なスキルとなっています。
一緒に働くチームメンバーやクライアントと気持ち良く仕事するために、コミュニケーションを意識してみてはいかがでしょうか。今、コミュニケーションに自信がない方は挨拶から始めることが関係構築のきっかけになります。今日できることから始めていきましょう。
コミュニケーションスキルを磨いておけば、仕事が捗るだけでなく、転職活動でも有利です。面接時に自分をアピールできるのは自分だけなので、より良い環境で働くためにもコミュニケーション能力は役立ちます。
とはいえ、一朝一夕で身につかないもの。長く人と話すのが苦手な人は「ENCOUNT」で、転職してみませんか?ENCOUNTとは、「たった5分でスキマ面談」をコンセプトにしたハイパーカジュアル面談プラットフォームのことです。ランダムにマッチングした企業と、5分だけ話してフィーリングが良かったら次のステップへ進みます。
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5分間話せればOKなので、面談のハードルがグッと低くなります。コミュニケーションが苦手でも、5分程度ならしっかりと対策できるはず!6月中にβ版をプレリリース予定のため、ぜひ弊社公式アカウントもしくは代表金子のアカウントをフォローして、続報をお待ちください!
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