dudaやマイナビ転職など、転職サイトで時々この文字を見かけませんか?
高還元SES。
仕事柄、競合がどうやって求人を出しているか検索するんですが、その時にもたまに見かけるようになりました
求人原稿上で大々的に出している会社はそこまで多くないものの、詳細を読むと「なんだか稼げそう」と感じます。
ただ一方で、ネット上には「高還元SESは闇が深い!やめとけ!」という文面もちらほら…。
高還元SESの情報が少ない分、何が本当かわからなくなっちゃいますよね
高還元SESを全面に出した求人を出すとき、企業側はどう考えているんでしょうか?
高還元SESを作り出した存在でもある、当社の代表・金子の声も踏まえて、「本物の高還元SESで働くと、どんな自分になれるか」を一緒に考えていきましょう。
\エンジニアに上場企業の給与と自由を/
そもそも高還元SESとは?
単語は見たことあるけど、結局何?と思う方も多いはずです。
SES企業は売り上げの一部を給料に還元しており、還元率は平均50~60%といわれているのですが、還元率75%以上を出す企業も増えてきました。
平均以上の高い還元率を出している企業を高還元SESと呼ぶ場合があります。
高還元SESをアピールする企業は、還元率75~80%前後が多いです。
ある求人サイトで調べると、80%以上出せる企業は少ない印象
高還元SESで働くメリット
「エンジニアへの還元率が高いということはきっと給料は高いだろうなぁ…」と思うはずです。
もちろん高還元SESは稼げるのですが、それ以外にもいろいろなメリットがあるのでご紹介します。
年収1,000万円のエンジニアも居るくらい稼げる
1つ目のメリットは冒頭でお伝えした通り収入面です。従来のSESと比べて高い報酬を支払えるので、自然と収入アップが叶います。
スキルや経験次第では、年収1,000万円も夢ではありません!長期案件が多いので収入に対する心配も減りやすいです。
エンジニア全体でみると年収1,000万円プレーヤーは2.5%しかいません。そこに入れる可能性があるだけすごい
プロジェクトも働き方も全部自由
2つ目はさまざまな自由を得やすいことです。高還元SESはエンジニア側のスキルや経験を重視する傾向が強く、参画プロジェクトから働き方までエンジニア側の意見を尊重しています。
得意分野を活かせるプロジェクトで、フレックス勤務やコロナ禍以降当たり前になったリモートワークなど、自分が一番効率よく、そして楽しく働ける環境を選択できます。
専門性の高い仕事でキャリアアップも叶う
3つ目はキャリアアップの選択肢が多いことです。給料が上がれば上がるほどチャンスはより広がります。
より高単価、つまり難易度の高いプロジェクトに挑戦しやすく、スキルアップ・キャリアアップともに叶う環境です。
高還元SESはやめとけ?3つのデメリット
今までの内容を踏まえると「売上をエンジニアにたくさん還元してくれる良い会社じゃん!」と思うかもしれません。
ただ、還元するに値するエンジニアでないと活躍しにくいのも事実です。高還元SESならではのデメリットとして、こういった話がよく出てきます。
エンジニアはハイスペックが前提
1つ目は参入障壁が比較的高いことです。何も知らない素人を採用する高還元SESはほぼ皆無で、開発を自走してできるかどうかが最低条件です。
求人サイトに出ている求人では、開発が自走してできるかを経験年数で判断することがほとんどです。
エンジニア経験1年前後でOKとしている企業の場合は還元率に幅があるなど、必ずしも高収入を保証しているわけではありませんでした。
給料に見合う責任が発生する
2つ目は責任が大きいことです。それなりの給料が支払われるということは、それに見合う仕事をしなければいけません。
他のSESと比べて長期にわたるプロジェクトも多いこともあり、プロジェクト内で果たすべき責任もプレッシャーも大きくなる傾向があります。
長時間労働が発生するリスクが高い
3つ目は働く時間についてです。フレックス勤務などで自由に働ける一方、プロジェクト次第では長時間労働をせざるを得ない場合もあります。
「高還元SESなら自由に働けるし、プライベートも充実できる!」とは言い切れません。
案件の炎上やデスマーチがやってくる可能性もありますよね。ここはほかのSESやSIerと変わらないのでは?
手取りでみると実は怪しいらしい…?
還元率が高く、給料が増えやすい高還元SES。実は手取りベースでみると、そうでもないという話を聞いたことありませんか?
そもそも求人広告で出している月給は、所得税や住民税、社会保険料などを控除する前の数字(額面)です。
これはどの職種・業種の求人も同じで、体感では求人に書いてある金額の7割くらいが手元に残るとイメージしてください。
さぁ、高還元SESの場合はどうなんでしょうか?
例えば還元率80%の会社で単価70万円のプロジェクトに関わるとしましょう。単純計算では70万円×80%=56万円となりますが、ここから会社負担分の社会保険料・交通費・福利厚生費が引かれることが多いです。
つまり、手元に残るのは単価の6割切っちゃう…!?それって普通のSESと変わらないですねぇ…
うちは違うよ?
え、なんでですか?
これ、わかりにくいじゃん?だからうちは単価の65%が額面って決めてるよ。
ほかの会社さんが出している還元率でいうと8割ちょいくらいじゃないかな?
あ、マジですね。求人にも社員さんのインタビューにも書いてある。となると、例で出した計算結果より手取りが多い…
「高還元SES」って、エンジニアにとって本当に良い会社なの?
先ほど登場した金子は「高還元SES」を大々的に謳って当社を設立しています。
元々SES業界って、エンジニアが頑張っても経営者が利益をかっさらってしまって、エンジニアに分配されないビジネスモデルなんです。
これだとエンジニアの給料もモチベーションも上がらないじゃないですか
夫の現場でも似たことが起きてます。最近は開発以外の仕事が増えすぎてイラついてるので困ったもので…
ですよね。旦那さんもエンジニアだから本当は手を動かしたいと思っているはず。
でも今の会社にいるままでは、エンジニアとして活躍できるか怪しい。会社員時代の僕は、ここに強いフラストレーションを感じたんです
そのフラストレーションを解消すべく高還元SESを作った、と
その通り!売上をまずエンジニアに還元して、技術を磨いて良い仕事がしたいと思える環境を作り、クライアントに喜ばれる仕事をして売上を伸ばして……。
こういう三方よしを叶えるために、高還元SESというものを作ったんです
金子をはじめとした高還元SESが数社立ち上がり、会社として成立できることを証明しだしたのが2010年後半の頃。SNSでの拡散も相まって、高還元SESが市民権を得るまでに至りました。
でも、そろそろ高還元SESも潮時じゃないかなぁ
…はい?今なんて言いました?
2023年、リベロエンジニアはアップデートしました
高還元SESって、還元するための資金源があることが大前提。給料以外で社員のケアができないと本末転倒なんですよ
まぁそうですよね。うちの会社も人件費にめちゃくちゃお金使ってるし…
それができないのに、高還元SESを謳う企業が出てきたんですよ
もしかして…わたしが仕事で競合調査して出てくる高還元SESって…
バズるから使ってるだけ
ひえぇ~~!一時期正社員求人でワークライフバランスって言葉が乱立したのと同じ〜!
こうなると僕が考えていた三方よしの高還元SESが実現しにくくなる。だからリベロエンジニアは、ひと足先にバージョンアップしようと思っています
高還元SESから自分の中の自由を実現する場へ
従来の高還元SESに限らず、受託開発やITコンサルティング、自社サービス、コンテンツ制作など事業を多岐化することでエンジニアの選択肢をより広げます。
「SESとしてのキャリアが長いけど、自社案件にも関わりたい」と思った際、通常は転職せねばいけませんが、当社は社内異動という形でキャリアチェンジが容易にできます。
PM/PLで培ったマネジメントスキルを活かしてITコンサルティングに携わるもよし、社内副業という形で受託開発とコンテンツ制作を並行しても問題ありません。
自由というのは人によってとらえ方が違います。あなたの中の自由なエンジニア人生をどのように実現するか、一緒に考えていきましょう。
ミッションである「エンジニアをもっと自由に。」をどう実現するのがいいかわからないって人も多そう…
じゃあ話しましょうよ!リベロエンジニアリングではカジュアル面談というとりあえず僕と話してみる場を設けています。
高還元SESの真相を聞きたいとかでもOK!転職する・しない関係なく、一度話してみましょう!下のボタンから申し込んでくださいね
\エンジニアに上場企業の給与と自由を/