一時期よく耳にしたであろうワード・リスキリング。どの職種でも学びなおしは大切ですが、技術革新のスピードが速いエンジニアは特に重要ですよね。
仕事が忙しくてなかなか学習する時間がないけどね!
それでも技術革新は進む
そんな仕事が忙しいエンジニアでも、ここだけは押さえるべきリスキリング項目をまとめました!ハードもソフトも満遍なく習得して、仕事のスキルアップに繋げましょう!
最後に嬉しいプレゼントがあるらしいですよ…!ぜひ最後まで読んで下さいね!
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改めて、リスキリングとは?

本題に入る前に、簡単にリスキリング(Re-skilling)について振り返ります。経済産業省はリスキリングをこのように定義しています。
新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf
昨今の技術革新のスピードは非常に速いです。そのスピード感に追いつき、新しいスキルや技術を習得することをリスキリングと定義しています。
引用した資料ではDX云々と言っていますが、そんなこと関係なしにエンジニアは技術革新の最前線にいます。リスキリングが話題になる前から、常に学び続けている人も多いのでは?
エンジニアにとって、リスキリングは改めて学習習慣の重要性を感じさせる話題ともいえるでしょう。
リスキリングとして学ぶなら、業務に直結しないものを習得するのがおすすめ。実務で使わないにしても、背景として知っておくとよいものを選ぶと今後のキャリアに活きます。
今回はオープン・WEB系エンジニア向けに、リスキリングにおすすめのスキルをご紹介しましょう。
リスキリングにおすすめスキル:ハードウェア系

まずはハードウェア系です。どんな開発を行っていてもサーバー・ネットワーク知識は必要不可欠。ネットワークエンジニアほどの知識はなくても問題ないですが、基礎知識は学んでいて損はありません。特に学ぶべき内容を3つ取り上げました。
クラウドエース株式会社の調査でも、4割弱のエンジニアがネットワークなどハード系を学びなおしたいと答えています
サーバー関連
サーバー関連で学びなおしたいなら、WindowsServerだけでなくLinuxやMacなどメジャーどころは一通り押さえておきましょう。リスキリングに強いオンライン学習サイト「Udemy」でサーバー関連の講座を探してみると…

440件弱ヒットしました。未経験者向けの基本的な内容も多いので、「実務で関わらないから、サーバー関連に自信がない…」という方は受講してみてはいかがでしょうか?
使用頻度を考えると、WindowsServerとLinuxの基本は知って損はない
ネットワーク関連
続いてネットワーク関連です。こちらも関わらないと、なかなか知識が深まらないジャンルです。
オープン系エンジニアのわたしの夫もCiscoの名前は知ってるけど、製品の違いはわらかないレベル
資格取得レベルまでいかなくても、インフラ設計を基礎から教えて設計書を理解する講座や、インフラ全般を教えてくれる講座もあります。ご自身のレベルに合わせて受講してみましょう。
Udemyにはこんな講座もあったので、ぶっちゃけよくわからない人はこのくらいのレベル感から始めてもいいかも

セキュリティ関連
サイバー攻撃のリスクがどんどん上がる中、どのような開発環境でもセキュリティ意識は大変重要です。Udemyで開設している講座を見ると、ホワイトハッカー向けに詳しくまとめている講座が多く見受けられます。
ホワイトハッカーも結構需要あるんですね、こう見ると
法律に関しても詳しくなれたら、ほかの業務でも役立つかも
企業のセキュリティ担当者向けに、基礎を幅広く学べる講座も見受けられるので、まずは企業担当者レベルの知識を身に着けてみるのもよいかもしれません。

会社の研修で学んだこともあるだろうけど、重要だもんなぁ~
リスキリングにおすすめスキル:ソフトウェア系

続いてご紹介するのはソフトウェア関連です。業務に直結しやすいので、付け焼刃で学んでいる人もいるかもしれません。ただ、体系的に学びなおすと理解が深まり、業務の効率化にもつながります。
ミドルウェア関連
ソフトウェア系の中でも、ミドルウェアに関する知識は学んでおくと差がつきやすいジャンルです。
というのも、初心者はあまり詳しくないことはもちろん、現場に出ているエンジニアでも知識があいまいな人が多いから。Webやアプリケーションサーバー、DBなど特に弱い部分を中心に学習してみてはいかがでしょうか?
Udemyだと、フルスタックエンジニアを目指したい人向けの講座が多いですね。もう少しレベルを下げたいなら、特定のミドルウェアに絞って検索するのがおすすめ


プログラミング言語
いわれなくても勉強している!という人も多いでしょうが、改めてお伝えさせてください
エンジニアと切っても切り離せないプログラミング言語。案件が変わるごとに使う言語を学びなおしている方も多いでしょう。
ただ、業務と直結していなくても、さまざまな現場でよく使われている言語は学んでおいて損はありません。最近のトレンドでいえば、Python・Java・Rubyあたりを押さえておくと、どんな現場に行っても役立つでしょう。
配属される業界などにも左右されますよね。C#やGoも汎用的に使われているので学んでおくと今後役立つかも
僕はアプリ開発をしているから、SwiftとかKotlinも結構使ってる!
リスキリングにおすすめスキル:クラウド系

続いてご紹介するのは、最先端の開発現場以外でも欠かせないクラウド系です。ここでは具体的に、どのクラウドを学ぶのが正解か、名前を出してご紹介します!
要は主要なクラウドプロバイダは押さえましょうって話です
AWS
まずはAWS(Amazon Web Services)です。AWSはクラウド開発環境でもシェアが特に高く、案件にかかわるうちに巡り合う可能性が高いクラウドプロバイダです。
セキュリティにも定評があり、大手企業や大型案件のサーバーとして使われることが増えているのも、おすすめしたい理由です。
AWSの講座は非常に多く、どの講座のレベルなら自分に合うかわかりにくいものです。この時一つ知識量の目安となるのが、AWS 認定です。
これはAWSが提供している資格制度で、公式によると開発を担うエンジニアの場合は一番下のランク「Foundational」を取得後、実務経験を通して「Professional」の取得を推奨しています。
なので、講座や本を買う際は「Foundational」が取れるレベルのものから取り組むとよいでしょう。
メジャーなだけあって、Udemyの講座数も8,000件以上と群を抜いて多いです
Azure
続いてはAzure(Microsoft Azure)です。AWS同様メジャーなクラウドプロバイダで、シェアはAWSに次ぐ2位とする集計データもあります。
ただ、AWSと違う点を挙げるとするなら、公式が学習コンテンツを提供していることです。Microsoft Learnという無料の学習コンテンツが存在しており、コミュニティサイトを通じて実務的な学びを得られます。
Azureに関するコンテンツも基礎基本からAI生成、音声認識、コアアーキテクチャに関するものなど細かくジャンル分けされています。
「Azuruに関連して.NETも知りたい」というときにも検索しやすい仕様なので、Microsoftの開発環境関連で勉強したい人にもおすすめです。
このジャンルを学びたい!っていうのが、はっきりしてる人にはめちゃくちゃ嬉しい内容でした
Google Cloud Platform
最後に紹介するのは、急激にシェアを伸ばしているGCP(Google Cloud Platform)です。開発環境として日本で導入している企業は少ないものの、Googleのインフラをそのまま使えるという大きなメリットからシェアを伸ばしています。
AWS同様、Google Cloud認定という資格制度が存在しており、資格を持っておくとクラウド系エンジニアとして箔が付きます。
公式から有料で教材提供がありますが、上位クラスになると英語教材しかないものもあります。上位クラスは勉強しながら語学力を身に着けたい猛者以外は、あまりおすすめしません。
初級クラスである「Associate Cloud Engineer」は日本語教材が存在しているので、試しに学ぶのもいいかも
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どのエンジニアにもおすすめの分野はこれだ!

ここまでは、Web系エンジニア向けのリスキリングの内容をご紹介してきました。ただ、学んで欲しいジャンルはこれだけではありません!この項目で紹介したいのは、全エンジニアに学んで欲しいジャンルです。
データ分析関連
データ分析は、データサイエンティストがやればOKという時代は終わりました。ビジネスの戦略を練るためにはデータが欠かせないですし、解析・分析結果からどんなプロダクトを開発するかも考える時代になりました。
データをどう集計し、どう解析し、どう生かすかというスキルは、エンジニアにも必要不可欠です。
TableauやPower BIを活用するなど、ただ分析するだけじゃなくて、どう可視化するかも重要
IoT関連
コロナ禍を経て、急激に市民権を得たIoT。ビジネスが大きく変化している時期だからこそ、IoTの核となるデータ通信やセンサーネットワークといったハードウェアを学ぶのが非常に有効です。
ただし、IoTに必要となるスキルは日々変化するので、普遍的なものをチョイスして学ぶことが必要です。
UdemyではIoT関連の電子工作に関する講座もあるので、製造業関連の開発をしている人は見てみるといいかも

基礎情報技術者・応用情報技術者の取得
リスキリングの目標として作りやすいのは資格の取得でしょう。クラウド系プロバイダの項目で紹介したような、各クラウドの公式資格の取得を目指すのも良いですが、やはり国家資格を持っておいて損はありません。
エンジニアで役立つ国家資格といえば、基礎情報技術者と応用情報技術者!開発の基礎基本から最新技術、応用情報では管理者としてのマネジメントまで一通り網羅できます。年々合格率が下がっていますが、取得すれば必ず得をする資格です!
会社によっては資格取得補助や資格手当の支給対象になっているので、会社の規定を要確認
さいごに
技術革新に追いつくため、そしてキャリアアップの一助にもなるリスキリング。学べるジャンルは多数ありますが、迷ったらデータ分析かIoT関連について学ぶと良いでしょう。
また、まだ資格を持っていないなら「基礎情報技術者」「応用情報技術者」の取得を目指すのも立派なリスキリングです。
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