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SaaS?XaaS?PaaS とは?ぶっちゃけ良くわからない「○aaS系」をまとめて簡単解説

Web系エンジニアとして仕事をしていて、「SaaS系がほにゃらら」という会話を耳にしませんか?Sで始まるものだけでなく、IやPで始まるものもありますし、それ以外にも種類があるらしい…。

なんとなく使っているけど本当の意味は分かっていない、なんて人いませんかね?

ぎくっ

Web系に限らず、どのような分野のエンジニアでも○aaS系の言葉は知っておかなければいけないもの。今回は○aaS一覧として、よく使われるものを20個まとめてご紹介しましょう。この記事をブックマークしておけば、○aaS系でわからないことは出てこないはずです!

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○aaS系は「○○ as Service」の略


そもそも○aaS系って何ですか?

それはそう

まずは○aaS系という言葉の定義からお教えしましょう。○aaSとは「何かしらの単語 as a Service」の略称です。クラウド系サービスに関連することが多く、インターネットもしくはクラウド上で提供されるサービスを指しています。

多くのクラウド系ソフトは、エンドユーザーが必要な機能を選んで使っています。その選ぶジャンルごとに○aaSという言葉が存在しているのが現実です。

でも、自分はクラウド系じゃないから縁がないなぁ

そんなこともないですよ!エンドユーザーとしてクラウド系ソフトって使ってないですか?勤怠管理に経費申請、人工(にんく)や納期管理とか

…はっ!?勤怠がクラウドだ

それに、最近欲しい機能だけ切り売りするような開発をしてませんか?

言われてみれば…。最近パッケージソフトじゃなくて、エンドユーザーに合わせた開発ばかりだ…

これも○aaSの片りん

保存版!○aas系一覧


では、ここから○aaS系を20個一気にご紹介します!良く使うものから超マイナーなものまで、一通り網羅してみました。

ある程度共通項があるものをジャンルごとにまとめてます

IaaS系

まずはインフラ系、IaaS系列です。

○aaS系はソフトウェアだけじゃないんだぞ!ということで、まずはネットワークのようなインフラ系から攻めましょう

IaaS

  • 読み:いあーす、あいあーす
  • 正式名称:Infrastructure as a Service
  • 簡単にいえば:仮想サーバー・仮想マシン

クラウド経由でネットワークやストレージ、サーバーのようなインフラを使うサービスを指します。

その中で実際に使われやすいのは仮想サーバー。クラウド系に限らず、Web系でもAmazon EC2(Amazon Web Services)やVirtual Machines(Microsoft Azure)を使って開発している人もいるのでは?

NaaS

  • 読み:なーす
  • 正式名称:Network as a Service
  • 簡単にいえば:仮想ネットワーク

無線LANやVPNに代表されるネットワーク機器をクラウド上で管理をしてしまおう!というのがNaaS。ネットワーク構築の手間から解放されて、物理機器から解放されます。AWS Direct ConnectやCisco Merakiが有名です。

DaaS

  • 読み:だーす
  • 正式名称:Database as a Service/Desktop as a Service
  • 簡単にいえば:仮想データベース/仮想デスクトップ

DaaSは2つの意味があります。

1つはデータベースを指す場合。ネットワーク経由でデータベースにアクセスして開発を進めます。クラウド化してしまえばクリック一つで容量の変更ができます。

もう1つは仮想デスクトップ。いわゆるVDI(Virtual Desktop Infrastructure)がクラウド上に搭載されていると考えてください。

DRaaS

  • 読み方:でぃーあーるあーす
  • 正式名称:Disaster Recovery as a Service
  • 簡単にいえば:非常時のバックアップ対策サービス

災害や大規模障害が起きると、バックアップの取得と復旧が大変ですよね。この大変な部分をクラウドで担うのがDRaaSです。AWSやAzure、GCPなどいろいろなクラウド開発環境下で提供されています。

PaaS系

続いてPaaS系です。PaaS系は開発プラットフォームを指すことが多いです。

IaaSと混同しがちですが、PaaSはミドルウェアも込み。パソコンでいえばOS部分を指していると考えてください

PaaS

  • 読み方:ぱーす
  • 正式名称:Platform as a Service
  • 簡単にいえば:開発プラットフォーム

例を出すのがわかりやすいでしょう。クラウド系開発で必要不可欠なAmazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureを指します。クラウド系で「開発環境は?」と聞かれてこの内容を返すのがほとんどです。

STaaS

  • 読み方:えすてぃーああす
  • 正式名称:Storage as a Service
  • 簡単にいえば:大容量ストレージサービス

新規開発などで容量が膨大になると、保存するストレージも膨大になりがちです。このストレージもクラウド化できます。ほとんどのクラウド系開発プラットフォームで「~storage」というサービスがあるはず。これがSTaaSです。

DBaaS

  • 読み方:でぃーびーああす
  • 正式名称:Database as a Service
  • 簡単にいえば:仮想データベース

「~storage」がついているものはSTaaS、一方で「DB」「Database」とついていればDBaaSです。DB運用で困る運用の手間や、負荷をサービス提供者が担ってくれるのが一番のメリット。

KaaS

  • 読み方:かーすorけーえーえーえす
  • 正式名称:Kubernetes as a Service
  • 簡単にいえば:Kubernetesのようなアプリケーションのコンテナ化を助けるサービス

クラウド上で開発・運用する際、コンテナ化は必要不可欠。コンテナ化する際に欠かせないクラスタのセットアップやバージョン管理などを手助けするツールです。こちらも大体の開発プラットフォームに付随しています。

CaaS

  • 読み方:かーす
  • 正式名称:Containers as a Service
  • 簡単にいえば:KaaSのようなコンテナ化管理システム

KaaSはKubernetesに限った話をしています。ただ、コンテナ化管理システムはKubernetes以外にも存在しています。有名なシステムはDocker。Docker以外のシステムで同じような動作をする場合もCaaSに分類されます。

FaaS

  • 読み方:ふぁーす
  • 正式名称:Function as a Service
  • 簡単にいえば:テストの際に役立つツール

小規模な修正の際、テスト駆動させる場合に別環境を組むのは大変です。FaaSは新規サーバーなしでテスト駆動ができる仮想環境を指す言葉です。開発プラットフォームの後ろに「~Function」とついていたら大抵これです。

BaaS

  • 読み方:ばーす
  • 正式名称:Backend as a ServiceもしくはBanking as a Service
  • 簡単にいえば:Backendの場合はバックエンド機能をまとめたもの、Bankingは銀行系システムをECサイトに組み込むこと

BaaSは複数の意味合いをもつ言葉です。よく使われるのは「Backend as a Service」で、モバイル系アプリ開発に欠かせないユーザー認証や管理、プッシュ通知といったバックエンド処理をひとまとめにしたサービスを指します。

MLaaS

  • 読み方:えむえるあーす
  • 正式名称:Machine Learning as a Service
  • 簡単にいえば:AIみたいな機械学習ができるもの

最近はAIが発達し、画像認識や音声認識、自然言語処理が大幅に進みました。AIのような機械学習を用いてコーディングする際に役立つのがMLaaSです。クラウド上で処理できるので、スピーディーに開発できるのも強みの一つ。Amazon Machine Learning、Google Cloud Platformが該当します。

SaaS系

インフラ、ハード系ときたら最後はソフトウェア関連です。

SaaS系が一番多いので、特に良く使うものをピックアップしました

SaaS

  • 読み方:さーす
  • 正式名称:Software as a Service
  • 簡単にいえば:クラウドで使える業務ソフトウェア全般

Slackにkintone、freeeシリーズ、Microsoft 365、Google Workspace、Salesforce…。例を挙げればきりがないのがSaaS。業務ツールのほとんどがSaaSに分類されます。

ここから先は、ソフトウェア系の中でも用途を絞って指していますよ~

APssS

  • 読み方:えいぱーす
  • 正式名称:API as a Service
  • 簡単にいえば:クラウド経由で使うAPI形式アプリケーション

決済をAPI形式で行うアプリケーションは、他のアプリケーションと簡単に連動できる点が強み。これまた例を挙げるとキリがないですが、各種SNS・業務ソフトウェアとの連携ができるものは全てAPaaSといえるでしょう。

IDssS

  • 読み方:あいだーす
  • 正式名称:Identity as a Service
  • 簡単にいえば:認証系クラウドアプリケーション

ユーザー認証やID管理、サインオンをクラウド管理するのがIDaaS。1つのアプリケーションを導入しておけば複数のサービスに一括ログインできるのがメリットです。Okuta、ID Federationなどがその一例です。

MaaS

  • 読み方:まーす
  • 正式名称:Mobility as a Service
  • 簡単にいえば:交通手段の検索&手配サービス

Uberのようにタクシーのみの手配・決済をするのではなく、複数の交通手段の中から最適なルートを検索したうえで決済まで済ませるのがMaaS。日本ではまだメジャーではないですが、Izuko、my routeなどのサービスが展開されています。

LaaS

  • 読み方:らーす
  • 正式名称:Logistics as a Service
  • 簡単にいえば:物流系のIoTアプリケーション

先ほどは交通系サービスでしたが、LaaSは物流系のクラウドアプリケーション全般を指します。自動運転を搭載したトラックも含まれます。

AlaaS

  • 読み方:えーあいあーす
  • 正式名称:Artificial Intelligence as a Service
  • 簡単にいえば:AIを活用するためのクラウドアプリケーション

MLaaSは新しく学習させることを指すこともありますが、こちらは学習済みの内容を呼び出すことに強いアプリケーションを指す場合が多いです。Azure AI、IBM Watsonなどの出力内容をイメージするとわかりやすいはず。

その他

最後の2つを紹介するときが来た…!

3つの分類に含まれないものの、○aaS系として紹介されるものもあります。その代表にしてあまりに概念的なものを最後に紹介します。

XaaS・EaaS

  • 読み方:えっくすあーす、いあーす
  • 正式名称:X as a Service、Everything as a service
  • 簡単にいえば:クラウド化したサービス全般

今まで紹介した18個全てを含むワードです。概念でしかない。

実はまだある

ここまで20個紹介しましたが、英語の頭文字の解釈次第で意味がガラッと変わります。時代が進めば別のものが生まれる可能性もあります。

「ここで見たものと意味合いや示しているサービスが違うかも?」と思ったら、潔く意味を聞いた方が良いでしょう。

さいごに


○aaS系を20個、紹介しました。現在、開発実務で扱っていないものの、エンドユーザーとして使っているシステムがあったのではないでしょうか?

生成AIの発達、IoTの推進などでクラウド系の開発は今後も拡大します。「クラウド開発に関わりたいけど、案件がない!」という方、リベロエンジニアならあります。気になる方は無料面談でお話ししましょう!転職希望でなくてもOKです。

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