【社員インタビュー】プリセールスという天職に辿り着くまで。ゼロからプラスを創る仕事の魅力
2026.01.19
2017年にリベロエンジニアへ入社した村井善延さん(42歳)は、社会インフラ領域に強い国内大手機器メーカーに派遣社員として参画し、UPS(無停電電源装置)のプリセールスとして第一線で活躍し続けています。
SIerでのインフラ構築・管理、パッケージシステムの共通管理・カスタマイズ・マネジメント、フリーランスでのPMOという多様なキャリアを経て、リベロエンジニアにたどり着いたのは、「0点に戻す仕事」から「0点からプラスを創る仕事」への転換。そして、管理されないからこそ“自分の価値で勝負できる”環境にありました。
今回、紹介する社員インタビューでは、プリセールスという天職に出会うまでの経緯、前職での葛藤、そしてリベロエンジニアに入って感じた独特の心地よさ、そして将来の夢まで、村井さんの素顔に迫ります。
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エンジニアの経験を生かし、プリセールスへ
(村井善延さんプロフィール/42歳。2017年4月入社。国内大手機器メーカーの電源関連事業部門にて、プリセールスとして常駐。サーバーやストレージ構成に合わせたUPSの選定・提案、ソフトウェア設定のアドバイス、展示会での登壇・製品紹介などを担当)
――村井さんが現在、関わっているお仕事の内容を教えてください。
村井:国内大手機器メーカーのUPSを扱う部門に、”プリセールス”として常駐しています。このプリセールスとは、営業担当者と一緒にお客様先に伺い、サーバーやストレージなどのIT機器および構成に合わせて、以下の技術面を”わかりやすく”説明する役割です。
たとえば、「複数あるソフトウェアの中で、構成によってこちらのソフトウェアを導入するといいですよ」といったことを話しています。これは、前職のSIer経験が生きていますね。
――もともとSIerだったのですね。
村井:はい。前職ではSIerの経験があって、UPS関連の技術的な設定方法なども知見はありました。今やっている仕事内容は、SIer時代で言うとお客様と要件定義を詰める役割に近い気がします。いわゆる「技術的な内容とお客様のやりたいことをつなぐ仕事」と言ってもいいかもしれません。
僕は学生時代に野球しかやってこず、元々、小難しい技術的な言葉が苦手だったこともあり、システムエンジニアの中に居ても、業界用語やIT用語を極力使わず、簡単な言葉で言い換えて、お客様に説明していました。そんな背景もあり、今は営業が話す“ビジネスの言葉”と、エンジニアが話す“技術の言葉”の橋渡し役になっている感覚ですね。

――SIerからプリセールスに転身していかがですか?
村井:僕にとって、この仕事は天職だと思っていますね。例えばSIerは、導入したシステムが正常に動いているのが当たり前なので、その状態で褒められることも喜んでもらえることもほぼありません。例えば、それが±0点”だとします。システムでトラブルが起きればマイナスになり、それをゼロ(0点)に戻していくことがSIerとしての役割だと感じていました。
一方、プリセールスは、ゼロからプラスを創る役割。自分の知識や経験を活かし対応することで、お客様がより理解を深め、「ありがとう」と言ってもらえます。つまり、加点方式です。自分という存在が、社内にとっても社外にとっても必要とされ、お客様との関係性も深くなり感謝もされる、「こんなに楽しい仕事があるんだ」と心から思っています。
SIer、フリーランスを経てたどり着いた転機と葛藤
――前職のことをもう少し詳しく教えていただけますか?
村井:九州の大学卒業後、福岡のソフトウェア会社にシステムエンジニアとして働き始めました。もともとは、大学の野球部OBのつながりで入った会社で、最初の1年半は福岡勤務。その後、東京本体に出向し、約10年、SIerとして働きました。IT業界の基礎知識、お客様業界の経験、ビジネススキル、エンジニアスキル、マネジメントスキル、折衝スキルなどは、今でも活きていて、自分を育てていただいた前職の会社には感謝しかありません。
また、当たり前の状態(ゼロ)に戻していく仕事と表現しましたが、何度かお客様に「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたことがあり、そのときは本当に嬉しかったことをよく覚えています。
――退職後はフリーランスを経験されたそうですね。
村井:はい、フリーランスのエンジニアとしてスタートを切りました。PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として大手企業の案件に採用され、進捗遅延の数値管理、課題件数の可視化、PM(プロジェクトマネジャー)への提言などをしていました。直接プロジェクトに関与するPMとは別に、間接的に定量的観点でプロジェクトを円滑に進められるように関与するという役割はとても勉強になりましたが、僕の性格としては、プロジェクトにも人にももっと直接的に関与したい人間であるんだということをそこで初めて実感しました。
とはいえ、役割としては間接的に自分の価値を提供しなければならない。しかも、感情表現、ボディランゲージ、コミュニケーションスキルなどの超アナログな人間力で、なんとかなってきた前職とは違い(今思えば、私ができてなかったところを上司がフォローしてくれてなんとかなっていただけだったんじゃないかと思う)、PMOは人間力などという曖昧なものは必要とされず、定量化する能力、数値から見える傾向分析、分析した結果を論理的に説明する力が必要でした。自分の強みと正反対の能力を求められている気がしながら、日々、自分自身が価値を提供できているのだろうかともがいていました。
また、フリーランスで働くというのは、自分にとっては大変でした。会社と違って、管理はすべて自分。お恥ずかしい話、管理関係が苦手で…。確定申告は毎年ギリギリ、社会保障も自分で全部管理しなければいけない。さらに、自分の強みと合っていない価値提供にもがき続け、いつしか疲弊していきましたね。
1年半ほどそんな働き方をして、出会ったのがリベロエンジニアでした。
――リベロエンジニアと出会ったきっかけは?
村井:前職で一緒に働いていた方(Aさん)と、共通の知人の結婚式で再会したときに今の国内大手機器メーカーを紹介されたんです。国内大手機器メーカーの方から、これからプリセールスを営業部署に作りたい。僕のような人材を探していたとのこと。Aさんがリベロエンジニアから派遣で国内大手機器メーカーに参画していたこともあり、自然な流れでリベロエンジニアに入社することになりました。
干渉しない裏で、しっかりと支えてくれる。会社のほどよい距離感
――リベロエンジニアの会社としての“魅力”は何でしょう?
村井:いろんな社員の方がインタビューで語っていると思いますが、ずばり“管理されないこと”ですね。帰社日、日報、朝会——普通のSES企業にあるような“ルール”がここにはありません。派遣元からのストレスが一切ないから、会社を嫌いになる理由もないんですよね(笑)。フリーランスに近い自由さがあるのに、僕が苦手としていた労務管理などはしっかりやってくれるので、本当に助かっています。
福利厚生もしっかりしているし、会社員の安心感が両立している稀有な組織だと感じています。
――ただ会社から放っておかれているわけではないですよね?
村井:そう、そこがリベロエンジニアの面白いところなんです。普段は一切干渉してこないのに、こちらから相談すると全力で支えてくれる。例えば、常駐先への単価交渉。自分だけでは難しいと感じたので、相談の上、金子社長などに同席してもらい、市場の相場感や適正な評価を第三者として伝えてもらいました。
あのとき、「リベロエンジニアってこういう距離感なんだ」と深く理解しましたね。必要なときはしっかり助けてくれる。このバランスが本当に心地いい。

――金子社長のキャラクターは、どう感じていますか?
村井:金子さんは「会社は器でいい」とずっと言い続けているんです。エンジニアのために利益を最小限にし、可能なら“給与を全部渡したい”と本気で考えている人です。
普通なら自社の利益を第一に考えていいはずなのに、「エンジニアが苦しまない社会を作る」という原点が一切ブレない。その思想は、リベロエンジニアの空気そのものだと思いますね。
こういった自由な空間は、金子さんだからこそ作り出せたものですね。エンジニアたちはみんなそこに絶対的信頼を寄せていて、業務に集中できているんだと思います。
PTA会長・青少年指導員として子どもたちと向き合う日々

――プライベートでは、お子さんが3人いらっしゃるパパだそうですね。
村井:はい、家族時間はとても大切にしていて、自然が好きで子どもたちとキャンプに行くことが多いです。また、子供の小学校ではPTA会長をしたり、地域では青少年指導員として、ペットボトルロケット大会や紙飛行機大会をなどに携わっています。
もともと誰かに「伝える」「教える」ことが好きで、派遣先でも若手への技術インプットもつい積極的にやってしまいますね(笑)。
そういえば、大人になってからは楽器のドラムも習ったことがあります。今は子育てに集中しなければいけないのでお休み中ですが、いつか練習を再開して社会人バンドで叩いてみたいですね。

――将来、挑戦してみたいことはありますか?
村井:“学校を作りたい”と思っています!これはとてもまじめな話で、小学校で子どもの授業参観を見たとき、あまりワクワクする感じがしなかったんです。子どもの通っていた幼稚園では行くたびにワクワクしたり、感動していたので、この差は何かと考えるようになったのがきっかけですね。
どうしても小学校では決められたカリキュラムを実施しなければならない、決められたカリキュラムのほとんどインプットである子どもは、先生からインプットされた内容を正しく覚えていることが評価軸の一つである。それらがワクワクしない要因の一部だとは思います。
現代はAIが発達し、決められたカリキュラムでインプットされた知識や情報は検索すれば出てくる。だからこそ、検索しても出ることはない実体験や「成功体験」がすごく重要になると思っています。
たとえば、今と同じカリキュラムであっても先生が教えるのではなく、上級生が下級生に教える仕組みにすると、教える、教わる、学ぶという体験ができます。十人十色の子どもが十人十色の子どもに教える、教わることで、失敗や成功を数多く経験できるのではないかと。また、さまざまな業界の企業経験者ばかりを集めた学校を作ると、その先生の数だけさまざまな仕事に対する解像度があがると考えています。
職場体験や企業と一緒に実施している特別授業が、現状だとその役割を果たしていると思いますが、その経験はもっと多くて良いのではないかと考えています。やらなければいけない、決められたことをやらなければいけない、というMUST思考から、知りたい、やりたいという欲求を駆り立てるWANT思考の学校作りができるといいなと思っています。
その事業をリベロエンジニアと組んでできるのか、別の形でやるのか、模索中です。まずは小さな一歩として、地域の公共施設で小さな学び場から始めようと思っています。
\リベロエンジニアは採用を強化中!/
取材・文/リベロエンジニア広報部