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印刷会社からIT未経験で営業部門長へ。40歳を過ぎて挑戦する、理想の“仕事の設計図”とは?

2026.02.04

カテゴリー:働き方

2025年3月にリベロエンジニアへ入社した多田 智さん(43歳)は、これまでの経験から長く取り扱ってきた有形商材から、無形商材に挑戦するために未経験の業界へと飛び込みました。たまたまたどりついたのがIT業界で、現在は営業部の部門長として、「営業」の枠を超え、自社プロダクトの推進や営業の仕組みづくりなど、会社の多岐にわたるミッションを担っています。

多くの新しいことに取り組み、さらに自身の強みとして発展させるために求めたのは、新しい環境で学ぶこと。そして、子どもと関わるという譲れないライフスタイルとの両立でした。金子周平社長との奇妙な縁から始まったリベロエンジニアでの日々は、彼にとって「自分らしい仕事=構想・設計」を体現する場となっていました。

今回のインタビューでは、転職、環境の変化で感じた葛藤、リベロエンジニアらしい企業風土の心地よさ、そして「家族に自慢できる仕事」への想いを深く掘り下げます。

印刷・文房具業界で「やりきった」先に見えた景色

(多田 智さんプロフィール/43歳。営業部部門長。2025年3月にリベロエンジニアに入社。前々職の印刷会社では既存アカウント営業から東京での新規営業所の立ち上げ、新規事業の文房具ブランドのマネージャーを経験。前職では学校法人の教育商材に携わる。リベロエンジニアでは、営業の仕組み化、自社のスマートグラスDX「Libero Sight™(リベロサイト)」の企画・営業・販売戦略を統括。JILSロジスティクス研究会メンバー)

――多田さんは異業種からの転職ですが、これまでのキャリアを教えてください。

多田:新卒で入社したのは兵庫県・神戸市にある印刷会社で、19年ほど在籍していました。既存アカウントの営業ののち、31歳の時に単身上京し、東京で営業所の立ち上げに携わりました。開設当初は、印刷の営業はもちろん、新規事業の文房具ブランドとしての卸先の開拓、商品開発、広報、マーケティング、販促企画など、幅広くやりましたね。

――そんな多岐にわたる仕事を一人で?

多田:そうですね、気持ちとしてはスタートアップに近かったと思います。幸い、新規事業の文房具ブランドを育てるタイミングでもあったので、やりたいこと、やるべきことはたくさんありました。ひとつひとつ対応していると仕事の幅が広がっていきました。

――それだけやりがいがあるお仕事で、転職を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?

多田:とてもやりがいはあったし、社内外問わずチームのメンバーにも恵まれていたと思います。強いて言うなら、自身の年齢かもしれません。周囲が転職したり、学び直しをしたりするなか、ある時ふと変わらずにいることが怖くなってきました。会社に不満があったわけではないし、普通に生活もできていたし、きっかけというものはなく、自然に芽生えてきたものだったように思います。

そういった経緯もあってか最初は「もし転職するとしたら?」くらいのスタートでした。転職活動は初めてでしたし、年齢も40歳を過ぎていたし、正直「漠然とした不安」はあったと思います。でも、何をするかをじっくり考えたとき、もっと新しい学びの場、特にこれまで携わっていなかった「無形商材」に多くの学びがあるように思って、挑戦したいと思うようになっていきました。

「腹はくくったか?」金子社長の言葉と、入社への決断

出会った頃の金子社長と多田さん

――そこからIT業界へ進出したのですね。

多田:実は印刷会社を辞めた後、短い期間ですが、教育系の企業に転職しています。まさに無形商材を扱う事業で、学びも多い職場でした。ただ、想像していた働く環境と、実際の環境が違っていて、プライベートとの両立を難しく思っていました。

特に、子供と接する時間が少なくなっていることは、自分にとって気にかかることだったと思います。

――子育てとの両立は、多田さんにとって譲れない条件だったのですね。

多田:そうですね。「子育て」というほど立派なものでもないんですけどね。今となってはいい経験ではありますが、やはり当時はモヤモヤを感じていました。そんな時に、真剣に僕の生活やスタンスを考えてくれていたのがリベロエンジニアの金子社長です。

――金子社長にはよく相談していたんですか?


多田:前々職で拠点にしていたコワーキングスペース「Creative Lounge MOV」で出会い、その当時からの10年ほどの付き合いでした。頻繁に会っていたというほどでもないですが、僕は「今こういうこと考えているのかな?」とか、ずっと彼のことを気になっていましたね。お互いに新しいことを始めたタイミングが近くて、良い時もそうじゃない時も知っていたりするので。

そういった間柄だったので、特に考えがあったこともなく、金子さんに転職の報告のため会いに行ったんです。すると、彼は僕のことをずっと「ものづくりの人」だと思っていたらしくて、長年勤めていた印刷会社を辞めたことに対する驚いたような反応をしたんです。

続けて、「無形商材をやりたかったの?それなら、うちでもできる。うちに来なよ」とまさかのオファーがありました。最初は冗談だと思っていましたが、その言葉は本気のようでした。しばらくしてから「腹はくくったか?」と再びプッシュもありました。そんな彼の決断の速さと、具体的な仕事の方向性について話すうちに徐々に気持ちが固まっていき、リベロエンジニアに入社することに決めました。

営業不在の会社でまず始めたのは「文化」を把握することから

――入社後、どのようなことから着手したのですか?

多田:まず僕がやったのは、「リベロエンジニアがどうやってこれまでやってきたか」という文化や風土を理解することでした。リベロエンジニアは、創業当時から派生した事業がいくつかありましたが、そこに「専任の営業」がいませんでした。そのため開発の技術はあっても、それを市場価値として安定的に仕事にする仕組みが弱いと感じました。IT業界の営業スタイルも学びつつ、エンジニアが作った技術シーズをどう知ってもらえるかを考えました。

――技術力を知ってもらうために行ったことはなんですか?

多田:エンジニアとの会話の中で、うちが倉庫業務改善のスマートグラスを用いたアプリの開発をしていると知り、「これ良さそうだな」という直感がありました。そこで、この技術をもとにプロダクトを開発して販売することを考えていきました。このプロダクトも無形商材と言えますかね。

――物流や倉庫業界という領域へプロダクトを売り込むために、多田さんはどんなことを始めたんですか?

多田:それらの技術がどういった課題に効き、誰を幸せにできるものなのかを考えていきました。倉庫そのものを掘り下げて調べたり、関連する業界や仕事のイメージを膨らませたり。専門家の方のお話を伺いたいとも思ったので、業界団体に連絡してみたりしていました。

そこで、「日本ロジスティクスシステム協会(JILS)」に出会い、研究会を通じた学びの機会は、プロダクトに対しても、僕自身にとっても大きな影響がありました。

――無形商材の難しさはありましたか?

多田:そうですね。無形有形どちらであっても「生み出し、育てる」ことは、前例が少ない難しさがあると思います。プロダクトそのものだけではなくて、どうやって知ってもらうか、販売する時のパッケージや、導入いただいた後はどのように関わっていくかといったことを考えているときりがないですし。ただ、こういったことを面白いと思える性分はラッキーだなと思っています。

大きな役割は「設計」。形になっていくことに感じるやりがい

――スマートグラスは、昨年秋に「Libero Sight™(以下、リベロサイト)」として、リリースされました。営業という枠を超えて、多田さんの業務は多岐にわたっていますが、仕事の「やりがい」はどこに感じますか?

多田:リベロサイトを育てるために取り組んでいることを分類すると、マーケティング、営業、企画と少し広報のような動きでしょうか。製造は、PM(プロジェクトマネージャー)やエンジニアが担ってくれていますので、それ以外のことに順番に対応していったら広がったというところですかね。

多岐にわたっているように見えますが、僕の大きな役割としては、「設計」だと思っています。例えば、「なぜリベロサイトを作るのか」「そのプロダクトが誰を幸せにするのか」という“思想の設計”です。そしてリベロサイトの営業という機能をリベロエンジニアにどうやって実装するか、そのためには幅広く携わっていたいと思っています。自分が介在することで、前例のないものや仕組みが形になっていく、その手触り感が好きですし、やりがいを感じるところですね。

プライベートとの両立も叶い、よりメリハリがついた

――プライベートの過ごし方も入社後、変わりましたか?

多田:ありがたいことに様変わりしましたね。在宅勤務やフレックス制度を使わせていただきながら、子育てと仕事を両立できています。皆さんもそうだと思いますが、在宅勤務であれば通勤という時間を短縮し、空いた時間で子どもを迎えに行った後に一緒に遊ぶ時間が作れたりします。こういったメリハリが日中の業務への集中力にもつながると思います。

――息抜き法はあるんですか?

多田:一人のときは、活字と向き合うことが息抜きになっていることが多いです。本を読んだり、スマホで新聞に目を通したり、何かしら読むということに落ち着きを感じますね。最近は、昔読んだ本を再び読み漁ったりしています。今でも書店に行って本を探すことは大好きです。

自分の仕事を家族に自慢できる、そんな会社にしたい

――最後に、リベロエンジニアで今後、成し遂げたいことを教えてください。

多田:自分の仕事を、家族や友達に自慢したくなるような会社にしたいですね。会社のメンバーが、家に帰って「俺、こんな仕事をしたんだよ」と家族に誇れるような。そのためには、お客様に喜んでいただいたことを伝えたり、ワクワクする仕事を生み出していく必要があります。チーム作りや営業の仕組み作りも、そのために取り組んでいるような気がします。

――これから、どんな人と一緒に働きたいですか?

多田:新しいことを楽しめる人、これに尽きますね。リベロエンジニアは「与えられるのを待つ」場所ではないです。自ら動いて、開拓していく。その後ろに道ができていくことを楽しめる方なら、これほど面白い環境はないはずです。

<取材・文/リベロエンジニア広報部、撮影/石川高央>


この記事を書いた人

リベロエンジニアの「今」を届けるストーリーテラー。サイト運営から取材、執筆までをワンストップで手掛ける。 単なる情報発信にとどまらず、エンジニア一人ひとりの背景にある物語を丁寧に紡ぎ、サービスの魅力と「リベロらしい働き方」を世に広めるべく奔走中

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