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スマートグラスは目が悪くても安心?見え方と目に優しい選び方

2025.10.03

カテゴリー:スマートグラスとは

業務改善を支える DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環 として、スマートグラスの導入が進んでいます。一般向きの商品はもちろんのこと、製造・医療・物流といった産業分野での実用化事例も増えており、その可能性はさらに広がりを見せています。

一方で、導入を検討する際には「実際にどのように見えるのか」「視力が悪い人でも使えるのか」といった懸念を抱く方も少なくありません。
特に企業にとっては、視認性や操作感、現場での使い勝手が導入判断の重要な材料となります。

本記事では、視力補正が必要な人の選び方や利用方法を、スマートグラスの最新動向を踏まえて解説します。

スマートグラスは視力に影響する?目のストレスを減らす選び方

スマートグラスは、目を使うデバイスのため、視力の悪い人にとっては、適切な視力調節ができないと視力低下につながる可能性があります。そのため、ストレスを感じない選び方が重要になってきます。

選び方はもちろんですが、長時間の使用や不適切な使用方法は、目の疲れやほかの視覚問題を引き起こすことにも…。これらの影響を避けるため、こまめな休憩を取りながら使用することは必要になるでしょう。

ここでは、見え方にストレスのないスマートグラスの選び方について解説します。

①有機ELディスプレイ搭載のスマートグラスを選ぶ

有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したスマートグラスを選ぶと、見え方にストレスがかからず快適に使用できます。従来の液晶(LCD)はバックライトを使うため黒が薄く見えがちですが、有機ELは画素ごとに自発光を制御でき、黒を“完全な黒”として表現可能です。そのため、映像や文字にメリハリが生まれ、視認性や色の再現性が格段に向上します。

さらに近年は、スマートグラス向けに マイクロOLED(Micro OLED) 技術が採用されつつあります。ソニーの最新パネルでは、わずか5.1µmの小画素で高精細表示を実現し、最大10,000cd/m²という高輝度性能を備えています。これにより、屋外の強い日差しの下でも鮮明な映像を確認できるようになりました。

有機ELディスプレイには次のような利点があります。

  • 高コントラスト比:暗部の白浮きがなく、映像や文字がくっきり見える
  • 広視野角:斜めから見ても色や明るさが変わりにくい
  • 高速応答:動きのある映像でも残像が少なく快適
  • 眼精疲労の軽減:自然なコントラストで文字が読みやすく、長時間作業にも適応

また、将来的には マイクロLED 技術の導入も進むと見込まれています。マイクロLEDはさらに高輝度・長寿命で焼き付きに強く、業務用スマートグラスの次世代ディスプレイとして期待されています。

目が悪い方にとっても、こうしたディスプレイ進化は視認性を大幅に改善し、長時間使用時の疲労を軽減します。その結果、業務効率の向上やミスの削減につながり、医療・製造・教育など幅広い現場での活用が今後ますます広がっていくでしょう。

②明るさ調整ができるスマートグラスを選ぶ

明るさを調整できるスマートグラスを選ぶと、環境に左右されず快適に使用でき、見え方のストレスを大きく減らせます。
屋外では直射日光の影響で画面が見えにくくなるため、輝度を高めることで視認性を確保できます。一方、暗い室内では明るすぎる表示が眼精疲労の原因となり、長時間の利用が難しくなります。

昨今のスマートグラスは、環境光センサーを搭載して周囲の明るさに応じて自動で輝度を調整する機能を備えるモデルが主流になっています。これにより、ユーザーはハンズフリーで環境に応じた最適な明るさで利用でき、屋外・室内を移動しても視認性が安定します。

さらに一部の最新機種では、HDR(ハイダイナミックレンジ)表示やマイクロOLEDディスプレイの高輝度性能を活かし、より鮮明で自然な表示が可能になっています。これらの機能は、長時間の業務や細かな作業時にも目の負担を軽減し、結果的に作業効率の向上やミスの削減に直結します。

③画面酔い防止機能付きのスマートグラスを選ぶ

画面酔い防止機能付きのスマートグラスを選ぶと、AR利用時の視覚的なストレスを大きく軽減できます。
動きのある映像や情報を視界に重ねて表示する「AR機能」は便利ですが、視線の移動や頭部の動きと映像表示がわずかにずれると、違和感や不快感、いわゆる“画面酔い”を引き起こすことがあります。その結果、長時間の利用が難しくなるケースも少なくありません。

最近のスマートグラスには、この問題を解消するために 画面酔い防止機能 が搭載されています。
具体的には、

  • 高リフレッシュレート(90Hz以上)対応により、映像のちらつきや残像を低減
  • 低レイテンシー処理によって、頭の動きと表示映像をほぼリアルタイムで同期
  • 6DoFモーショントラッキングIMUセンサーを活用し、視線や姿勢変化に合わせて自然に表示を補正

といった技術が組み込まれています。これにより、動きの速い映像や複雑なARコンテンツでも滑らかに表示され、目の疲れや不快感を抑えられます。

さらに最新の研究開発では、アダプティブ・フレームレート制御やAIによる視覚負荷予測を組み合わせ、利用者の状態に応じて最適な描画方式を選ぶ試みも進んでいます。

これらの機能によって、集中力を長時間維持しやすくなり、結果として作業効率の向上につながります。特に製造業や医療現場など、長時間の装着を前提に精度が求められる業務では、画面酔い防止機能は欠かせない要素といえるでしょう。

目が悪い人のためのスマートグラスの使い方

とはいえ、目が悪い人にとっては、もう少し快適に使いたい。すでに視力に不安がある方のための使い方を紹介します。

①普段使いのメガネの上から装着する

メガネの上から装着できるスマートグラスを選べば、目が悪い人でも普段通りの視力補正を維持しながら利用できます。視力矯正用のメガネを外さなくてもよいため、作業指示やデータ確認などをリアルタイムで行えるのが大きなメリットです。

近年は、メガネユーザー向けに設計されたスマートグラスが増えており、フレーム幅やノーズパッドが調整可能なモデルも登場しています。また、軽量化やカーボン・チタン素材の採用が進み、長時間使用でも疲れにくくなっています。

装着時のポイントはフィット感です。しっかり固定されることで視界が安定し、動きながらの作業でもストレスが軽減されます。さらに、「Ray-Ban Meta」や「Envision Glasses」のように、処方レンズ対応を公式サポートする製品も登場しており、眼鏡との相性を考慮した選択肢が広がっています。

②視力補正機能付きスマートグラスを使用する

視力補正機能付きのスマートグラスを選べば、メガネやコンタクトを使わずに、デバイス単体でクリアな視界を確保できます。レンズを個人の度数に合わせて調整できるため、ARやVRコンテンツも自然に見え、目の疲れを軽減できます。

最近では、可変焦点レンズ(バリフォーカル)を搭載した実験的モデルも研究されています。ユーザーの視線距離に応じて自動で焦点を合わせる技術で、従来の「視野の一部しか補正できない」問題を解消しつつあります。

ただし、電源オフ時やグラスを外した際には補正が効かないため、裸眼の見え方に戻る点は注意が必要です。それでも、製造業や医療現場のように正確な視認性が必須の業務では、作業精度や安全性を高める大きな助けとなります。

③インサートレンズを装着する

インサートレンズ対応のスマートグラスなら、眼鏡をかけずに快適に利用できます。インサートレンズとは、スマートグラス内部に取り付ける度付きレンズで、個々の視力に合わせたカスタマイズが可能です。

この方式の利点は、装着感の向上と交換のしやすさです。視力が変わった場合や複数ユーザーで使用する場合も、インサートを付け替えるだけで対応できます。特にスポーツや製造現場など「眼鏡の二重装着が邪魔になる」場面で有効です。

最新の製品では、軽量で曇りにくい素材を用いたインサートや、度数以外にブルーライトカット・調光レンズに対応するタイプも登場しています。ただし、対応するインサートの種類や取り付け方式は製品ごとに異なるため、購入前の確認は必須です。

スマートグラスで変わりつつある企業の現場

スマートグラスは、業務の効率化や作業の精度向上に役立つ革新的なデバイスです。さまざまな見え方や機能を持っており、AR技術を活用した立体表示やリアルタイムの情報共有が可能です。
目が悪い方でもメガネの上から装着したり、視力補正機能付きのモデルを選んだりすれば、快適に使用できます。

企業においても、スマートグラスを導入することで、作業指示の明確化やトレーニングの効率化が期待できるでしょう。今後は、医療現場をはじめ教育・製造・建設など他業界への普及も広がっていくと考えられます。
また、昨今、AI技術を搭載した「AIグラス」が注目を集めています。スマートグラスにカメラやセンサーを組み合わせ、AIがリアルタイムで解析・提示することで、従来の情報表示ツールを超えた価値を生み出しています。
この融合によって、作業現場での意思決定支援やトレーニング効率化、さらには顧客体験の向上まで、多様な分野に応用が広がりつつあります。

スマートグラスのアプリ開発はリベロエンジニアへ

リベロエンジニアでは、スマートグラスのアプリ開発を行っております。企業ごとの業務フローに即した機能を付けられるため、さらに業務効率化や精度向上に役立ちます。

市販品では手が届かない細かな部分も対応できるため、現場に根ざす使いやすいアプリの構築が可能です。

また、物流倉庫業界における人手不足の解消とコスト削減に貢献するスマートグラスソリューション「Libero Sight」の開発をしました。スマートグラスの導入支援も行っているため、一気通貫でお任せいただくことが可能です。ご質問やご相談だけでも承りますので、お気軽にお問い合わせください。

構成/リベロエンジニア広報部

【この記事の監修者】

株式会社リベロエンジニア
代表取締役(CEO):金子 周平

元エンジニアとして「エンジニアをもっと自由に。」を掲げ、エンジニアが自由かつ公平に働ける環境を目指し2014年に創業。

高還元SESのリードカンパニーとしてIT派遣の新たなスタンダードを作る。現在はデジタルイノベーション企業として、スマートグラスのアプリ開発をはじめ、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の支援に注力している。

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