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AIは味方になる?これからエンジニアに求められる新しい武器

2025.09.05

カテゴリー:トレンド

AI技術が飛躍的な進化を遂げる現代。その最前線でAIコーディングの普及に尽力している「TomorrowProof」の赤嶺魁さんにインタビューを実施。カナダに住むAIコーダーの男性と一緒に出演するYoutubeチャンネル「Tomorrow Proof」を立ち上げたきっかけや、技術がもたらす社会の変化、そしてエンジニアに求められる新たなスキルやマインドセットについて伺いました。

事業のきっかけとAIがもたらす変化

――まず最初に、AIについてYoutubeで発信を始めようと思ったきっかけは何でしたか?

赤嶺:一番のきっかけは、日本と海外のAI活用の差を感じたことです。カナダに住むsageという20歳の男性と出会い、それを痛感したのがきっかけです。海外ではAIに関する情報発信が活発に行われていますが、日本ではまだ十分に広まっていないのが現状です。AIは英語圏で開発が進んでいるため、どうしても情報格差が生まれやすい。その差を少しでも埋めたいという思いから、この活動を始めました。

——AIの技術的な面白さだけでなく、どのような社会的な課題や、向き合う人の悩みに着目しましたか?

赤嶺:昨今、「開発の民主化」が進んでいる点に強く関心を持っています。私自身、かつてコーディングに挑戦したものの、難しさに直面して挫折した経験があります。けれど今では、AIの力を借りることで、専門知識がなくても誰もがアイデアを形にできる時代が訪れつつあります。かつて諦めてしまった人も、再び“つくる側”に立てる──そんな可能性に希望を感じています。

まだまだ進化が未知数のAI

画像はイメージです

——赤嶺さんから見て、今のAI技術は「特異点(シンギュラリティ)」に向けて、どの段階にあると思いますか? 

赤嶺:何をもってシンギュラリティを超えるか、じつは評価する指標がないんです。でも、知性でいえばすでに人間を超えていると思います。ただ、AIは人間が持つEQ(感情指数)や人間力をまだ持ち合わせていません。どんなときも、振り返ってみたときに、「あの時がシンギュラリティだったね」となることが多いので、この先もまだまだ未知数なことが起きそうですね。

——技術の進化スピードや社会への浸透度について、具体的な例を交えてお話しいただけますか?

赤嶺:AI博覧会に行ったときも思いましたが、その進化のスピードはすごいの一言でした。とはいえ、多くの企業でAI導入は進んでいるものの、現場レベルで使いこなせているかというと、まだ課題が多いのが現状ではないでしょうか。

エンジニアにとってAIは脅威か?

——エンジニアが「AIに仕事を奪われるのではないか」という不安を覚える人も多いと思います。この不安に対して、赤嶺さんのお考えをお聞かせください。

赤嶺:エンジニアにとっては、AIは「鬼に金棒」です。AIを使いこなせるエンジニアとそうでないエンジニアでは、習得の速度や効率が圧倒的に違います。敵対するのではなく、AIをうまく活用してより良いものをデザインしていくことが重要です。

——エンジニアがAIを扱う上で、特に重要になるスキルやマインドセットは何だとお考えですか?

赤嶺:「ゼロイチ」を生み出すのは、やはり人間がやるべきだと思っています。AIの強みを理解した上で、人間がやるべきことは何かを常に考える必要があると思います。

AI時代こそ「人間力に価値が出る」

Youtubeチャンネル「Tomorrow Proof」より

——技術的な知識以外で、これからの時代に求められる「人間力」について、赤嶺さんのお考えをお聞かせください。

赤嶺:均一化されたロボットのような人間は、AIを使うことによって出てきてしまうでしょう。だからこそ、人間力はますます重要になると思います。たとえば、「自分はこれが好きだ」という気持ちや情熱が求められる人間力になるでしょう。

AIによって効率化はできていく分、あえて料理に時間をかけたり、旅先で遠回りをしてみたり、非効率なことに挑んでみるのもいいのではないでしょうか。そこでしか生まれないものもありますし、結果的に人間にしかできない価値を生み出します。

今後目指していくこと

——今後の展望や、描いている未来像について教えてください。

赤嶺:今後も、AIを現場レベルでどう落とし込んでいくかを、現場の方々にインタビュー形式でどんどんヒアリングしていきたいと考えています。なぜなら、AIコーディングは進化が早すぎて、そのスピードについていけないという課題もあります。受け取る方の感覚を大切にしながら、より実践的な活用方法を広めていきたいですね。

赤嶺魁さん
「TomorrowProof」ファイナンシャルCEO。2025年1月から、日本と海外のAI知識格差の解消に向けて、YouTubeチャンネル「Tomorrow Proof」で情報発信を開始

取材・文/小野麻衣子(リベロエンジニア広報部

この記事を書いた人

リベロエンジニアの「今」を届けるストーリーテラー。サイト運営から取材、執筆までをワンストップで手掛ける。 単なる情報発信にとどまらず、エンジニア一人ひとりの背景にある物語を丁寧に紡ぎ、サービスの魅力と「リベロらしい働き方」を世に広めるべく奔走中

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