産業用スマートグラス入門。現場での効率化と安全性を両立する新時代デバイス
2025.08.22
リベロエンジニアでも現在、開発を進めている産業用スマートグラス。近年では物流、製造、建設など、さまざまな現場で導入が広がっています。では、そもそも産業用スマートグラスとは何なのか? その特徴や実用性、市場動向をわかりやすく解説します。
産業用スマートグラスとは?
産業用スマートグラスは、メガネ型のウェアラブルデバイスにディスプレイやカメラ、音声・ネット通信機能を搭載したものです。最大の特長は、両手を使いながら情報を得られる「ハンズフリー」性。紙やタブレットを持たずとも視界に手順や指示を表示できるため、安全性と作業効率が大きく向上します。
主な機能と特徴
視線誘導・ナビゲーション:部品の位置や作業手順を視界に表示
遠隔支援:現場と拠点がつながり、専門家がリアルタイムで指示可能
音声操作:両手を使わず音声で指示入力や操作ができる
AR表示:現場にデジタル情報を重ねて視覚的にサポート
活用されるシーン

物流・倉庫:ピッキングリストを視界に表示し、作業効率を向上
製造業:複雑な工程のナビゲーションや検査業務に活用
建設・設備保守:現場映像を遠隔に送信し、専門家が即時対応
医療:手術支援や研修・遠隔医療の現場で導入が進む
拡大を続ける市場規模

産業用途のスマートグラス市場は、国内外で着実に拡大しています。
世界市場
2025年に約6億5,840万ドル規模と見積もられ、2032年まで年平均成長率(CAGR)24.5%で拡大が期待されています。また、別の調査では2024年に13.7億ドル、2033年には51.4億ドルに達すると予測(CAGR約16.9%)。
日本市場
2025年には約50億円、2030年にはCAGR約15%で100億円以上へ拡大する見込みです。
(出典:グローバルインフォメーション、Growth Market Reports、Presswalker、マーケットリサーチセンター)
なぜスマートグラスが注目されているのか?

今、日本の産業で注目される理由は、共通した大きな課題があるからです。
人手不足・技術継承への対応
ピッキングや検品などを誰でも効率的に行え、新人教育や属人化解消につながる。
働き方改革・安全性向上
両手が空くことで作業事故などのリスクを軽減し、安全性と効率を両立。
DX推進・遠隔業務の効率化
リモート支援やナレッジ共有を可能にし、業務スピードと柔軟性を高める。
まとめ
産業用スマートグラスは「未来的なデバイス」ではなく、現場を根本から変える実用的なテクノロジーです。両手を自由に使いながら情報を扱えることで、安全性・効率性・教育効果を高めることができます。
市場は今後も拡大を続け、導入の波は広がっていくでしょう。未来の現場構築を考えるうえで、スマートグラスは欠かせない存在になりつつあります。
リベロエンジニアでは、顧客企業の業務内容や既存システムに合わせたスマートグラスの選定から、独自アプリ開発、導入後の運用サポート、補助金申請支援まで、一貫したサービス提供が可能です。
スマートグラスの導入にご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【この記事の監修者】

株式会社リベロエンジニア
代表取締役(CEO):金子 周平
元エンジニアとして「エンジニアをもっと自由に。」を掲げ、エンジニアが自由かつ公平に働ける環境を目指し2014年に創業。
高還元SESのリードカンパニーとしてIT派遣の新たなスタンダードを作る。現在はデジタルイノベーション企業として、スマートグラスのアプリ開発をはじめ、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の支援に注力している。