Metaが描く「AIグラス」の未来と開発最前線 。スマートグラス進化の行方
2025.09.30
スマートグラスは、現実に情報を重ねる ARグラス や、AIアシスタントが理解して答える AIグラス など、用途によって多彩な進化を遂げています。
今やスマートフォンの次を担うと言われる“かけるデバイス”。本記事では、その中でも特に注目されるMetaの発表した AIグラス を中心に、最新動向をまとめました。
AIグラスとは?
スマートグラスとAIグラス、そしてARグラスにはそれぞれどんな違いがあるのか。どんな定義があるのか、ややこしく感じている人もいるのではないでしょうか。
簡単に言うなら、スマートグラスはメガネ型のウェアラブルデバイス全般を指します。
ARグラスは「視覚を拡張」する技術で、現実の視界にデジタル情報を重ねて表示します。
一方、AIグラスは“知能を拡張する”ことを目的に、AIによる解析・提案・対話機能を備えた次世代型スマートグラスです。
AIグラスは、カメラやマイクで周囲を認識し、AIがリアルタイムに返答をしてくれます。まさに “かけるAIアシスタント” として、生活や仕事に溶け込む新しいインターフェースとして話題です。
今後も市場拡大が予想されるAIグラス。Metaの最新モデル2選
現在、公式に 「AIグラス」 を打ち出している代表的な製品が、MetaとRay-Banが共同開発した最新モデルです(日本での発売は未定)。
メガネ型のスタイリッシュなデザインを保ちながら、AIがユーザーの見ているものを認識し、音声で解説したり質問に答えたりできる機能を搭載。
“日常に溶け込むAI”を最も具体的に体現しているプロダクトといえます。
さらに今後は他メーカーも追随し、AIグラス市場が拡大していく可能性が高いと考えられます。スマホ次ぐ、「次世代の生活インターフェース」として、各社の動きが注目されます。
Meta × Ray-Ban「AIグラス」最新モデル
Meta と Ray-Ban が共同で手がける AI グラスは 「Ray-Ban Meta」シリーズ と、2025年に新たに発表された 「Meta Ray-Ban Display」 が注目の中心になっています。カラー・フレームサイズのバリエーションや Transitions レンズの採用など、日常使いを意識した仕様も取り入れられています。
その中で、特に Meta Ray-Ban Display は、「AI グラス」を名乗る最新モデルとして打ち出されています。
Meta は 2025年9月30日(米国)に 発売予定と発表しており、価格は $799(米ドル) から。従来モデルの Ray-Ban Meta(Gen 2) はすでに世に出ていますが、バッテリー寿命や映像性能が第1世代から強化されています。
Meta「Orion」AR/AIグラス プロトタイプ
Meta は 2024年9月の Meta Connect 2024 イベントで、AR/AIグラスのプロトタイプ Orion(コードネーム:Project Nazare) を発表しました。
現在開発中の Orion は、「通常の眼鏡の形状・装着感を保ちつつ、ホログラフィック表示と AI 支援を統合する次世代デバイス」というビジョンを掲げています。
視界への情報投影(AR)に加えて、AIによる文脈理解や操作支援を重視。「スマホを超える知能拡張デバイス」 として、Meta が描く未来像を提示しています。
正式な商用化はまだ先とされますが、業界では 2027年ごろのローンチが有力視 されており、今後の技術進展と量産化が注目されています。
AIスマートグラスに初めてスクリーン搭載
「Meta Ray-Ban Display」 は初めてのスクリーン搭載の商品として発表されました。Meta社はこの製品を今後の主力デバイスに位置づける方針です。
同商品は、右側のレンズにスクリーンを搭載。スクリーンではテキストメッセージやビデオ通話画面、地図でのナビゲーション、メタの人工知能(AI)サービスへの質問に対するビジュアルの回答なども表示できるといいます。
ユーザーのスマートフォンのカメラ用ビューファインダーとしても機能し、音楽再生を表示することも可能に。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、メタの年次イベント「Meta Connect」で、同社のグラス製品がいずれ「スーパーインテリジェンス」の手段になると述べました。
AIグラスを操作する新しいリストバンド型デバイスも販売

Metaは同時に、ディスプレイ操作用のリストバンド 「Meta Neural Band」 も発表。
これはEMG(Electro Myo Graph、筋電位)センサーを搭載したコントローラーで、手首に装着すると筋肉の動きを検知し、ペアリングしたデバイスに信号を送ります。
指の動きや手首の回転によって、ボタンのタップやスワイプ、コンテンツの選択などが可能に。「Meta Ray-Ban Display」とセットで販売される予定です。
また、Meta Neural Bandは 最大18時間のバッテリー駆動 が可能で、防水性能はIPX7に対応しています。日常利用に耐えうる仕様となっており、グラスとあわせて快適なハンズフリー操作を実現します。
体験拠点の拡大。Metaがポップアップショップを展開
また、Metaは製品理解を深めてもらうため、ニューヨークやラスベガスなどでポップアップショップを開設。
ロサンゼルスでは常設店へ移行し、実機体験の機会を積極的に提供しています。
ユーザーが「実際の見え方」を体験できることは、AIグラス普及の重要な要素となるでしょう。
AIグラス対応アプリを作れる開発者ツールキットを提供へ

2025年9月、MetaはAIグラス向け開発者ツールキット「Wearables Device Access Toolkit」を2025年内に提供開始予定だと発表しました。これにより、開発者は「Ray-Ban Meta」など同社のAIグラス機能をアプリに組み込めるようになります。
Ray-Ban Metaは世界で数百万台を販売し、第2世代モデルに加え、Oakleyとの共同モデルも展開。Metaはウェアラブルデバイスのエコシステム拡大を加速させています。
ツールキットの早期アクセス版では、Ray-Ban Metaに搭載された各種センサーへのアクセスが可能になるとのこと。
カメラによる視点共有や、オープンイヤー型スピーカーとマイクを活用した音声体験など、独自のハンズフリーアプリケーションを開発可能。さらに、既存のスマートフォンアプリを拡張することもできると言われています。
AIグラス、産業利用への広がりへの期待
現在の AIグラスは、Meta × Ray-Ban のようにコンシューマ市場で注目されていますが、産業現場でも活用の兆しはすでにあります。
例えば、アメリカの Vuzix(ビュージックス)は、製造業・物流・医療などの業務用途で、遠隔支援、ハンズフリー指示表示、作業記録共有などを可能にするスマートグラスを提供しており、日本国内でも徐々に普及しつつあります。
こうした導入例を土台に、今後は AI 機能の統合が進み、現場での認識・判断・助言までを支援する“産業向け AIグラス”へと発展していく可能性は高いでしょう。
リベロエンジニアの強みはスマートグラスアプリ開発

スマートグラスのアプリ開発は、現在、リベロエンジニアが特に注力している領域です。
このたび、物流倉庫業界における人手不足の解消とコスト削減に貢献するスマートグラスソリューション「Libero Sight(リベロサイト)」を開発しました。
今話題の「AIグラス=かけるAI」 は、働き方や産業現場、さらには日常生活に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。
現場課題の解決から新しいUXの創造まで、リベロエンジニアとして実証と開発を重ね、より多くの人が自由にテクノロジーを活用できる未来をつくっていきたいと考えています。
スマートグラス用のアプリ開発のご相談は、リベロエンジニアにお任せください。数多くのサービス開発を手掛けてきたノウハウを活かして、貴社にぴったりな現場に浸透するアプリを開発いたします。
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