スマートグラスをモニター代わりに仕事できる?ディスプレイの見え方を解説
2025.11.21
「どこでも大画面で作業したい」「出張先でもデュアルディスプレイで作業したい」そんなビジネスパーソンの夢を叶えてくれるのが、スマートグラスです。
Metaから話題のモデルが発売されるなど、ホットな話題に事欠かないスマートグラスですが、単なる趣味を楽しむデバイスではなく、モニターの代わりとして仕事にも活用できる高性能モデルが続々登場しています。
この記事では、スマートグラスをモニターとして使うメリット・デメリットから、気になる画面の見え方・臨場感まで解説します。あなたの働き方を変えるヒントが、ここにあります。
\リベロエンジニアが開発した倉庫DXソリューション!/
スマートグラスとは

スマートグラスとは、メガネ型のウェアラブルデバイスです。レンズ部分にディスプレイが組み込まれており、AR(拡張現実)技術の活用により、ユーザーの視界にデジタル情報をそのまま重ねて表示できます。
実際に見えている風景に、ナビゲーションや指示、資料などを重ねて表示できるため、視界を確保しながらデジタル情報を確認できるのが特徴です。
例えば、スマホやパソコンと接続すれば、メール・メッセージの確認や地図、ドキュメント、動画・写真など多様な情報を視界内に展開できます。
カメラやマイク、スピーカーも内蔵しているので、モデルによっては写真・動画の撮影や音声通話、音声入力などにも対応しています。
最近ではAI搭載モデルも登場し始めており、リアルタイム支援や業務の判断補助など、新しい形の業務支援ツールとして注目されるデバイスです。
スマートグラスをモニター代わりに仕事できるの?ディスプレイの見え方

スマートグラスは、モニター代わりに仕事することも可能ですが、実際に使ったことがないと、どのように見えるのかわからないでしょう。
スマートグラスを使って、スマホやパソコンの画面を映すと、自分の数メートル先に、まるで大きなスクリーンやプロジェクターが宙に浮かんでいるかのように映像が表示されます。仮想の画面で作業できるので、ビジネスホテルのような限られた空間でも、大画面のモニターを使っているような感覚で作業できます。モデルによりますが、約200インチの大画面も映し出すことが可能です。
とはいえ周囲の状況もしっかり確認できるので、誰かが近づいてきて会話しようとする様子なども視認可能。他人がいる状況でも問題なく使えます。
また、モデルによっては画面の明るさを調節できる機能もあるので、明るい場所でもハッキリと画面を表示させられます。
スマートグラスをモニター代わりにする5つのメリット

スマートグラスをモニター代わりにすることで、従来のモニターでは実現できなかったようなメリットが5つあります。いずれも作業効率のアップや時間の有効活用につながるので、ビジネスでの活用にうってつけです。
どこでも大画面ディスプレイで作業できる
スマートグラスがあれば、外出先や移動中でも大画面ディスプレイを使っているような感覚で作業ができます。例えば、新幹線・飛行機内や出張先のホテル、カフェなど、オフィスの大型モニターが使えない場面でも、ノートパソコンに接続すれば目の前に大画面が広がります。
メールの処理や資料の確認、Word・Excelでの文書作成といった普段の業務が、画面サイズの制約を受けずに快適に進められます。移動中でもメールチェックやプレゼン資料を閲覧しやすくなり、隙間時間を生産的に使えます。
また、スマートグラスはスマホとの接続にも対応しているため、スマホで受け取った資料も大画面で確認可能です。
キーボードやマウスなど、入力デバイスの操作スペースさえ確保できれば、いつでもどこでも作業できるため、モバイルワーカーや出張が多い方にとって実用的な選択肢といえるでしょう。
第三者に画面を見られず機密情報を守れる
スマートグラスをモニターとして活用すれば、オフィス外で作業しても、機密情報を他人に見られる心配がありません。
例えば、パソコンで作業する場合は、どうしてもモニターに表示された内容が周囲から見えてしまうため、不特定多数がいるコワーキングスペースやカフェ、新幹線といった場所での作業は情報漏洩のリスクが高まります。
一方、スマートグラスをパソコンに接続して、表示先をグラスのみに限定すれば、作業者本人の視界だけにファイルや資料などの情報が映し出されます。この方法であれば、公共の場所であっても、第三者に機密情報を見られる心配なく作業が可能です。
移動中や出張先のスキマ時間も作業したいが、セキュリティ面で不安があるビジネスパーソンにとって有効な対策といえます。
パソコン画面×スマートグラスでデュアルディスプレイになる
スマートグラスとパソコン画面に、それぞれ別々の画面を表示させられるため、いつでもどこでもデュアルディスプレイ環境で作業できるようになります。
例えば片方に資料、もう片方にメール・チャットを投影して同時に確認するといった使い方が可能。スマートグラスが、実際の視界の上に映像を重ねて表示するため、現実空間の状況を確認できることを活かした使い方です。
物理的なモニターを追加する必要がないので、オフィス以外でも効率よく作業できます。出張先のホテルや支社などで、追加ディスプレイを使用できない状況でも、ノートパソコン一台とスマートグラスがあれば、オフィスと同じような快適な環境を構築できます。
また、スマートグラスで投影された画面から視線を落とすだけでパソコン画面を確認できるので、目線の移動が少なく集中力・生産性の向上も期待できます。
ラクな体勢で作業しやすくなる
スマートグラスは目の前に仮想モニターを映し出すため、座る場所や体勢を選ばず作業できるため、ラクな体勢で作業しやすくなるのもメリットです。
ノートパソコンの場合、視線を下に向ける必要があるため、どうしても背中が丸まってしまいやすく、首や肩、背中などへの負担が増え、肩こりや疲労の原因になります。スマートグラスなら自然と視線が前方に向くため、背筋を伸ばしたまま作業することが可能です。
また、椅子に深く腰掛けたり、ソファ・ベッドで横になったりしても映像の位置は変わらないので、好みに合わせたリラックスした体勢でも作業できます。特に外出先のカフェなど、限られたスペースでもラクな体勢で作業できるため、長時間でも姿勢の悪化を防げます。
軽量かつコンパクトで持ち運びやすい
スマートグラスは、軽量かつコンパクトで持ち運びやすいため、出張先や外出先にも携帯しやすいこともメリットです。
スマートグラスは100gを切る軽量モデルのものが多く、メガネケースに収まるようなコンパクトなサイズが特徴です。そのため荷物になりにくく、バッグやポケットに簡単に収納できるため、通勤や出張などの移動時も負担を感じません。
モニターと違い持ち運びしやすいことから、常にカバンに忍ばせておき、必要になったら取り出すといった折りたたみ傘のような使い方も可能です。必要なときにサッと取り出せる携帯性の高さのおかげで、幅広いシーンで利用しやすくなっています。
スマートグラスをモニター代わりにする3つのデメリット

スマートグラスをモニター代わりにすると、多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。代表的な3つのデメリットを紹介するので、マイナス面も考慮したうえで実用性があるか判断してみてください。
少し目立つのが恥ずかしい
スマートグラスはモニターの代わりになる便利なデバイスですが、外で使うと目立ちやすいのが難点です。多くの製品はスポーツ用サングラスのようにレンズが大きく、グラス内部に映像を表示する構造のせいで前方に厚みが出ます。
この立体的なフォルムが周囲の視線を集めやすく、まだ一般的に普及していないこともあって「何をしているのだろう」と注目されがちです。
さらに本体とスマホやパソコンをケーブルでつなぐ必要があるため、グラスからケーブルがぶら下がっている姿も目を引きます。カフェでノートパソコンを置き、何もない空中を見つめながら作業をしていると、事情を知らない人には不思議に映るでしょう。
ただし、最近はMetaグラスのようにデザイン性を重視したファッション性の高いモデルも登場しています。2025年11月現在、日本では未発売なものの、世界的に人気を博しているため、国内でもファッション性の高いスマートグラスが増えていくと考えられます。
長時間の使用は首・肩に負担がかかりやすい
スマートグラスは100g未満のものも多く軽量ですが、どうしても長時間使用すると、首や肩に負担がかかりやすいのがネックです。ヘッドホンを長時間装着した際に感じるような、疲労感を感じやすいでしょう。
またグラス部分が前方に飛び出た形状のため、重心が前に偏りやすいのも問題です。やや前に重心がいくせいで、体へ慣れない負担をかけることとなります。
そのため長時間の使用時は、定期的な休憩や姿勢の工夫が必要です。
オンライン会議に参加しにくい
スマートグラスをモニター代わりにすると、オンライン会議に参加しにくくなってしまうのはデメリットです。
こちらから画面を通して話者の顔や資料を確認できますが、相手からはサングラスをかけているように見えるため、表情が伝わりにくく、無愛想な印象を与えるおそれがあります。対話の雰囲気や反応が重要な会議において、印象が悪くなるのは大きなマイナスになります。
映像をオフにして音声のみで参加する方法もありますが、発言時に空気がつかみにくく、発言のタイミングを逃しやすいという課題があります。
結果として、視聴には適していても、双方向のやり取りを求める場面には不向きです。オンライン会議の際は、グラスを外して参加するのが現実的です。
スマートグラスをモニター代わりに使う際の選び方

ひと口にスマートグラスといっても、多数のモデルが販売されており、見た目はもちろん機能やスペックもさまざまです。ビジネスパーソン向けに、スマートグラスをモニター代わりに使う際の選び方を紹介します。
視野角の広さを確認する
スマートグラスをモニター代わりに使う際、できるだけ視野角の広いものを選びましょう。
視野角とは、デジタル情報が表示される範囲の広さのこと。つまり視野角が広い製品ほど、目の前に巨大なスクリーンが広がるような没入体験を得やすく、パソコン画面を表示したときに、複数のウィンドウを同時に開くなど効率的な使い方ができます。
一方で視野角が狭いと、表示範囲が限定されてしまい、画面の一部が見切れたり細かな部分が見えにくかったりしやすいでしょう。作業時に違和感や疲れを感じやすくなります。
重量と装着感をチェックする
スマートグラスをモニター代わりにするのであれば、重量と装着感もチェックしましょう。
軽量であるほど首や耳の負担を軽減してくれるので、疲労の予防につながります。具体的には、100g未満の軽量タイプを選びましょう。
装着感には鼻あてや耳かけの形状、フレームの柔軟性なども影響するので、購入の際には実際に販売店で試着し、重量感や装着したときのフィット感、視野角などを体感して選ぶのがおすすめです。悩む場合は、専門知識を持つ店員のアドバイスを受けながら、自分の用途や顔の形に合ったモデルを選ぶと良いでしょう。
視度調整機能の有無を確認する
スマートグラスを選ぶ際は、視度調整機能の有無も確認してください。
普段メガネを使用している場合、メガネの上からスマートグラスをかけるのは困難です。もちろん裸眼では仮想ディスプレイが見えないでしょう。
そうした際に役立つのが視度調整機能です。スマートグラス本体のダイヤルを回すことで、ピントを調整でき、自分の視力に合わせられます。片目ずつ調整できるので、左右の視力差がある場合でも安心です。
また、通常のメガネのように度付きのレンズを使用できるタイプもありますが、こうしたモデルでは視力が変化した際に対応できません。将来的な視力の変化や、他の人と共有しやすさを考えるのであれば、視度調整機能付きがおすすめです。
3DoF表示対応で画面酔いを防ぐ
画面酔いを防いで、安定的に集中できるよう「3DoF表示対応」対応のスマートグラスを選びましょう。
3DoF表示に対応していると、ユーザーが頭を動かしたり傾けたりしても、画面を真正面に固定してくれます。仮想ディスプレイが、空中に固定されるため、物理的なモニターのような感覚で使用可能です。
もし3DoF表示に対応していないと、少し頭を動かしただけでも画面が追従してきて、目の前に画面が表示し続けられるようになります。どれだけ動いても画面が常に正面にあるので、画面酔いを引き起こしやすくなるのがデメリットです。
また、3DoF対応モデルには複数ディスプレイ表示が可能な製品もあり、マルチタスクに便利です。ただし、専用アプリの導入やオプション購入が必要なケースもあるため、購入前に対応状況を確認しましょう。追加のアプリ・オプションが必要ないものの方が、手軽で使いやすいといえます。
まとめ

スマートグラスをモニター代わりにすると、いつでもどこでも大画面の作業やデュアルディスプレイの使用が実現します。カフェやコワーキングスペースなどで作業しても第三者に画面を見られる心配もありません。
軽量かつコンパクトなので、出張や外出時に携帯しやすいのもポイントです。ビジネスホテルや新幹線・飛行機などの限られた空間でも、大画面で作業可能です。
作業効率アップや時間の有効活用を検討しているなら、ぜひスマートグラスを導入してみましょう。企業全体での導入を考えているのであれば、顧客企業の業務内容や既存システムに合わせて、最適なスマートグラスの選定から、独自のアプリ開発を手がけるリベロエンジニアにご相談ください。
LIXILと共同で、工場・倉庫を効率化するスマートグラスシステムを開発するなど、スマートグラス開発において豊富な実績があります。導入後の運用サポートはもちろん、補助金申請支援まで、一貫したサービス提供が可能です。
\リベロエンジニアが開発した倉庫DXソリューション!/
構成/リベロエンジニア編集部
この記事の監修者

株式会社リベロエンジニア
代表取締役(CEO):金子 周平
元エンジニアとして「エンジニアをもっと自由に。」を掲げ、エンジニアが自由かつ公平に働ける環境を目指し2014年に創業。
高還元SESのリードカンパニーとしてIT派遣の新たなスタンダードを作る。現在はデジタルイノベーション企業として、スマートグラスのアプリ開発をはじめ、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の支援に注力している。
Xのフォロワー数は2万人超え