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スマートグラスアプリ開発、何から始める?流れと企業選びのコツを紹介

2025.10.10

カテゴリー:スマートグラスとは

昨今、需要が高まるスマートグラス。スマートグラスのアプリ開発を検討しているものの「どのような機能を搭載すれば良いのか」「どの開発会社に依頼すれば良いのか」などといった、悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

搭載する機能は、自社が解決したい課題によって異なります。また、自社がどこまで開発を依頼したいかによって、開発会社選びの基準が変わるものです。

この記事では、スマートグラスのアプリで注目されている技術や開発までの流れ、開発会社の選び方などを紹介します。

スマートグラスのアプリ開発が注目される理由

近年、スマートグラスのアプリ開発が急速に注目を集めており、技術の進化とともにさまざまな業界での活用が期待されています。スマートグラスは、視覚情報をリアルタイムで提供できるデバイスであり、ユーザーの作業効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。

まず、ハンズフリー操作が可能なため、両手がふさがっている状況でも情報を確認したり、指示を受けたりすることが可能です。特に物流や医療、建設業界などの迅速な判断が求められる現場での活用が進んでいます。

例えば、物流業界では作業員がスマートグラスを通じてリアルタイムで在庫情報を確認し、効率的に作業を進められるようになりました。

「AR(拡張現実)技術」を活用すれば、現実世界にデジタル情報を重ね合わせることも可能です。ユーザーは視覚的に情報を得られるため、より直感的な操作が実現します。

医療業界では、手術中に必要な情報を視覚的に表示し、医師の判断をサポートする役割を果たしています。

スマートグラスは、さまざまなニーズに応じたアプリが開発されるようになり、業界全体の競争力が高まっています。現在はそこまで普及していないものの、少しずつ浸透してきており、今後ますます注目される分野となるでしょう。

下記の記事では、スマートグラスでできることについて具体的に解説しています。「スマートグラスでなにができるのか?」知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

スマートグラスのアプリとは?

スマートグラス アプリ

スマートグラスは、スマホやパソコンのようにアプリをダウンロードすることで、機能の拡張が行えます。

ただしスマートグラスによって使用できるアプリは異なり、専用アプリにのみ対応したモノもあれば、好きなアプリを自由にインストールして使えるモノもあります。

専用アプリを使うモデルは使い方が制限されますが、ビジネス用途のように、あらかじめ使用目的が決まっていれば不便に感じることはないでしょう。

むしろ不要なアプリがないことで操作がわかりやすく、業務における使い勝手が良いといえます。

特に自社用のアプリを開発・搭載しておけば、自社ならではの業務に対応しやすくなります。例えば、自社の社内フローに特化させて使いやすくしたり、社内の基幹システムやデータベースとシームレスに連携させたりと、業務全体の流れを円滑にすることが可能です。

一方で、汎用的なアプリを使用できると、スマホのように機能を自由に拡張しやすいため、従業員ごとに必要なアプリを入れてカスタマイズすることで、活用の幅が広がる方が便利な場合に適しています。

ただし、汎用的なアプリは痒いところに手が届かなかったり、多機能すぎて現場で使いにくかったりするかもしれません。

スマートグラスはどのような見え方をするの?

スマートグラスは、現実空間の上に情報が重なっているように見えます。

見え方はスマートグラスによって異なりますが、従来は視界の数メートル先に仮想のディスプレイが表示されるタイプが一般的でした。何もない空間にスクリーンが表示され、そこに映像・画像などが投影されているように見えるため、ゲームや映画などエンタメを楽しむのに適しています。

モニター代わりに使用して、パソコン画面とあわせて疑似的なデュアルディスプレイとして活用することも可能なので、ビジネスユースにも対応します。

また、レンズに情報を表示することで、視界に映る現実空間を見ながら情報を得ることも可能です。

例えば、街の風景の上に道案内を表示したり、対面で会話しながら翻訳を表示したりと、アニメ『電脳コイル』のようなレンズに情報が投影される近未来的な活用ができます。

詳しくは、下記の記事も参照ください。どのように見えるのか、参照画像も用いて解説しています。

スマートグラスの仕組みは?

スマートグラスは、AndroidOSやiOS、WindowsOSなど、パソコンやスマホと同じくOSが搭載されています。

スマートグラスに小さなコンピューターが内蔵されているようなもので、内蔵されたディスプレイやカメラ、センサー、プロセッサーなどが組み合わさって動作します。最近では、AIが搭載されたグラスも現れました。

カメラが搭載されたスマートグラスは、周囲の映像を撮影したり、QRコード・文字を認識したりできます。 

また、以下のようなセンサーが搭載されており、周囲の情報をより高度に把握できます。

  • 加速度センサー:動きを検知することで、ジェスチャー操作や歩行解析、転倒検知など、さまざまな面で役立つ。作業時の動作データを記録して、効率向上・姿勢改善もできる
  • ジャイロセンサー:回転や角速度を計測し、視線追跡によるポインタ操作や頭の動きに応じた情報の安定表示、無理な姿勢の警告などが可能
  • GPSセンサー:位置情報を活用し、作業員の位置のリアルタイム把握やナビゲーション支援、特定エリアで情報を自動表示、移動履歴の記録、危険区域への進入警告などができる
  • 環境センサー:温度・湿度・気圧など、作業環境のモニタリングができる。高温・低温や高湿度などを検知しての警告や高所作業のリスク把握、粉塵センサーによる空気質の監視などが可能。快適かつ安全な作業環境を維持できる

スマートグラスの操作方法は?

操作方法は製品によって異なりますが、物理ボタン・音声認識・端末操作・ジェスチャー操作の大きく4つに大別できます。それぞれ、以下のように操作が行えます。

種類操作方法メリット
物理ボタングラスのテンプル部分などにあるボタンを操作する電源のオンオフや音量の上下など、特定の操作を瞬時に行える
音声認識「通話」「撮影」など、音声で操作するハンズフリーで操作できるため、高所や工場などでも安全を確保しながら操作できる
端末操作接続したスマホやパソコンを経由して操作する複雑な操作や手順の多い操作も、スムーズに行える
ジェスチャー操作手や頭の動きなどを検知して、特定のアクションが発生するよう操作する直感的に操作できる。音声操作が難しい環境や、衛生面的に物理デバイスの導入が難しい場所でも操作できる

スマートグラスのアプリの開発事例【業界別】

スマートグラスのアプリ開発は、さまざまな業界で活用が進んでおり、その効果が注目されています。特に、物流業界や医療業界、建設業界の3つの分野では業務の効率化や安全性の向上を実現しています。

各業界の開発事例を参考に、自社での活用イメージを膨らませましょう。ここでは、下記の開発事例を紹介します。

  • 物流業界
  • 医療業界
  • 建設業界
  • 製造業界
  • 観光業界

物流業界|倉庫の作業効率&正確性がアップ

スマートグラスは、物流業界の作業効率を大幅に向上させるツールとして注目されています。本来、倉庫内でのピッキングや在庫管理に多くの時間と労力がかかっていましたが、スマートグラスの活用によりプロセスが劇的に改善されます。

例えば、スマートグラスを装着した作業員は、視界に情報を直接表示できるため、手元の端末を確認する必要がありません。作業員は両手を自由に使いながら、リアルタイムで指示を受け取れるため、作業のスピードが向上します。

確認ミスによる誤出荷の防止にもつながり、作業ミスによる二度手間を減らすことで現場全体の生産性がアップ。取引先からの信頼性向上にもつながります。

また、スマートグラスは在庫管理にも大きな影響を与えています。バーコードやQRコードをスキャンする機能を持つスマートグラスを使用すれば、在庫の確認や補充が迅速に行えるほか、過不足も防げるでしょう。

スマートグラスの導入は、作業効率の向上だけでなく、ミスの削減や安全性の向上にも役立ちます。今後も技術の進化により、さらなる業務改善が期待できます。

参考:dynabook「ピッキング支援ソリューション」

医療業界|搬送先の受け入れ準備がスムーズ

スマートグラスは医療業界において、搬送先の受け入れ準備を効率化し、患者の安全を確保するための強力なツールです。リアルタイムで必要な情報を視覚的に確認できるため、受け入れ準備が大幅にスムーズになります。

例えば、患者の病歴やアレルギー情報、必要な処置内容などを即座に確認できます。受け入れ先の医療チームは、患者が到着する前に必要な準備を整えられるため、受け入れスピードを向上させることが可能です。

スマートグラスには、音声認識機能が搭載されているものもあり、手を使わずに情報を操作できるため、忙しい現場でも効率的に作業を進められるでしょう。

また、スマートグラスを通じて、医療スタッフ同士のコミュニケーションも円滑になります。搬送中の医療スタッフがリアルタイムで受け入れ先の医師と連携し、患者の状態を伝えられるため、受け入れ準備がより的確に行われます。

参考:順天堂大学「本邦初 救急医療の現場にスマートグラスを試験導入」

建設業界|安全性を確保

スマートグラスは、建設業界において安全性を確保するための強力なツールです。なぜなら、リアルタイムでの情報提供や状況把握が可能で、事故のリスクを減少させられるためです。

スマートグラスを装着した作業員は、現場の状況を視覚的に確認しながら、必要な指示やデータを即座に受け取れます。作業員は手元の作業に集中しつつ、周囲の安全情報を把握できるため、注意力が分散することなく作業を進めることが可能です。

使用するスマートグラスの機種によっては、作業手順や安全規則を表示する機能も搭載されており、作業員が常に正しい手順を守ることもサポートしてくれます。新入社員や経験の浅い作業員にとっても、安心して作業を行う環境が整うでしょう。

また、遠隔地にいる専門家とリアルタイムでコミュニケーションを取れるようになります。現場でのトラブルシューティングがスムーズに行えるようになり、問題が発生した際に迅速に対応できるほか、作業の中断を最小限に抑えられるでしょう。

参考:FIELDX「東亜建設工業株式会社様 スマートグラス導入事例」

製造業界・観光業界|リアルタイムでの自動翻訳

リアルタイムでの自動翻訳により、外国語話者とも対面でコミュニケーションを図れます。

片方のみがスマートグラスをかけている場合は、手元のタブレット端末に翻訳が表示されますが、利用者が互いにスマートグラスをかけていれば、同時通訳での会話が可能です。

相手の言語がスマートグラスの画面に表示されると同時に、翻訳された合成音声も流れるため、通訳を挟んで会話しているようなコミュニケーションが実現します。

イベントや展示会場など、同時通訳のコミュニケーションが求められるシーンでの活用が期待されています。

また、海外の工場スタッフや外国人労働者に指示を出したい場合にも活躍。例えば、設計書を背景にして、翻訳結果をオーバーレイした画面をスマートグラスのレンズに共有すれば、言語の壁を越えてわかりやすく伝えられます。

参考:KDDIテクノロジー「KDDIテクノロジー、スマートグラスを用いた対面対話自動同時通訳システムの実証実験を実施」、フェアユース「スマートグラスでの同時翻訳」

スマートグラスのアプリの開発トレンドと注目されている技術

スマートグラスのアプリ開発では、下記の技術が注目されています。

  • AR(拡張現実)
  • MR(複合現実)
  • AI(人工知能)

これらの技術の組み合わせにより、スマートグラスのアプリ開発はますます進化しており、さまざまな業界での活用が期待されています。

ここでは、スマートグラスのアプリの開発トレンドと注目されている技術について紹介します。

AR(拡張現実)

ARは、現実世界にデジタル情報を重ね合わせて、ユーザーに新しい体験を提供します。実際の環境に仮想のオブジェクトや情報を表示できるため、業務効率化や従業員教育など、さまざまな分野での活用が期待できるでしょう。

例えば、製造業において作業員がスマートグラスを装着し、視界に組立手順やチェックリストを表示させれば、作業ミスの防止やスキルのばらつきを減らせます。また、新人研修においても、ARを活用することでマニュアルの理解が進み、教育コストの削減に繋がるでしょう。

MR(複合現実)

MRは、現実世界と仮想世界を融合させ、ユーザーがデジタル情報とリアルタイムに相互作用できる技術のことです。

ARが「現実の上に情報を重ねる」のに対し、MRは仮想オブジェクトを現実空間へ存在しているかのように表示します。ユーザーの動きや環境に応じて変化・反応するためより直感的な体験が可能です。

MRは、業務効率化やトレーニング、教育分野での活用が期待されています。例えば、建設業界では設計図や3Dモデルを実際の現場に重ねて表示し、作業員がリアルタイムで情報を確認しながら作業を進めることが可能です。ミスが減るため、作業効率が大幅に向上します。

医療業界では、手術中に患者の状態や必要な情報を視覚的に表示し、医師の判断をサポートする役割を果たしています。

AI(人工知能)

スマートグラス×AIが世界的に注目されており、AIの搭載により、さらなるユーザー体験の向上や業務効率アップ、安全性の向上に寄与すると期待されています。

「AIグラス」は、AIが内蔵されたカメラやマイク、スピーカーと連携することで、「カメラで景色を撮影して」「○○さんに電話して」など、口頭で指示を伝えられます。

他にも、リアルタイムでのデータ解析や画像認識を行い、ユーザーに必要な情報を瞬時に提供可能。物流業界では、AIを活用した在庫管理や配送ルートの最適化が行われ、作業効率を大幅に向上させられます。

また、AIはユーザーの行動を学習し、個々のニーズに応じたカスタマイズも行います。自分に最適な情報や機能を受け取れるため、より快適な使用体験を得られるでしょう。

音声認識技術の進化により、日々のスケジュールや情報検索などをサポートしてもらえるため、より効率的なライフスタイルを送ることも可能です。

軽量かつファッション性に優れた『Ray-Ban Meta』が海外市場で大人気となったことで、ファッショナブルなAIグラスが続々と登場しています。まだまだ発展途上ではありますが、今後のトレンドとなる技術だといえます。

スマートグラス用アプリに使用する開発環境・開発言語

スマートグラス用ARアプリの開発には、主に3つの開発環境が必要です。

開発環境特徴使用言語
XcodeiOSアプリの開発向けの環境。アプリの設計からデバッグ、テスト、公開申請まで一貫して対応できる・Swift・Objective-C など
Android StudioAndroidアプリの開発向けの環境。幅広いデバイスに対応しており、Android・iOS両方のARアプリ開発に対応できる・Kotlin・Java など
UnityARゲームの開発向けの環境。3DCGコンテンツを開発でき、複雑なAR表現を短期間で実装しやすい。物理挙動やカメラ制御などの実行環境も利用できる・C#

また、この他にも各社から開発キット(SDK)の提供も行われています。

例えば、GoogleとXREALの協業プロジェクトである『Project Aura』は、開発キットが公開予定となっており、サードパーティ開発が可能になる見込みです。

スマートグラスのアプリ開発にかかる費用の目安

スマートグラスのアプリ開発にかかる費用は、さまざまな要因によって変動します。まず、開発するアプリの機能や難易度が大きな影響を与えます。

基本的な機能を持つアプリであれば、比較的低コストで開発可能ですが、ARやAIを活用したアプリの場合、開発費用は増加します。

それぞれの具体的な金額は、下記の通りです。

  • VR開発……50万〜250万円程度
  • AR開発……400万〜700万円程度(専用ARアプリを1から開発した場合)
  • ARサービス/コンテンツ開発….300万〜500万円程度

企業向けのカスタマイズされたアプリの場合、要件定義やデザイン、テストなどのプロセスが複雑になるため、より費用が高くなる傾向があります。開発にかかる時間も重要な要素であり、短期間での納品を希望する場合は、追加のコストが発生するでしょう。

また、開発会社の選定も費用に影響を与える要因の一つです。大手企業に依頼する場合は、ブランド力や技術力が高い一方、費用が高くなりがちです。

一方、中小企業やフリーランスの開発者に依頼すれば、比較的コストを抑えられます。ただし、スキルにばらつきがあるため、技術力やサポート体制に注意が必要です。

少しでも費用を抑えたい場合は、複数社から見積もりを取得し、予算に合った開発会社を選択しましょう。

スマートグラスのアプリ開発をする際の流れ

スマートグラスのアプリ開発は、明確な目的と計画を持って進める必要があります。具体的な流れは下記の通りです。

  1. 開発目的を明確にする
  2. 開発の方向性を決める
  3. 開発を進める

ここでは、スマートグラスのアプリを開発する際の流れを紹介します。

1.開発目的を明確にする

スマートグラスのアプリ開発を成功させるためには、まず開発目的を明確にしなければなりません。目的が不明確なまま開発を進めると、プロジェクトが迷走し、成果物が期待外れになるリスクが高まります。

開発を始める前に「どのような課題を解決したいのか」「どのような新しい価値を提供したいのか」を具体的に考えましょう。

例えば、物流業界では「作業効率化」、建設業の場合は「安全性の確保」など、目的を明確にします。目的によって必要な機能やハードウェア構成が変わるため、できるだけ具体的に想定することで、開発をよりスムーズに進められます。

また、開発目的を明確にすれば、プロジェクト進行中の意思決定が容易になります。仮に機能追加や変更をする際、最初に設定した目的に照らし合わせて判断すれば、無駄なリソースを使わずに済むでしょう。


2.開発の方向性を決める

目的を明確にしたら、開発の方向性を決めます。スマートグラスの開発には、大きく分けると下記3つの方向性があります。

  1. 既存のスマートグラス端末を購入し、アプリだけを開発する
  2. 自社オリジナルのスマートグラスを製造し、アプリも開発する
  3. スマートグラスとアプリの一括開発を外部に依頼する

用途によっては自社でスマートグラスを製造する必要があるものの、最も一般的な組み合わせは「既存のスマートグラスの購入+アプリ開発」です。自社の目的と予算に応じて、適切に開発を進めましょう。

また、ターゲットユーザーを特定し「どのような機能が評価されているのか」「何が不足しているのか」を把握し、自社のアプリに必要な要素を見つけてみてください。

3.開発を進める

開発の方向性を決めたら開発会社を選定して、アプリを具体的な形に落とし込みます。

最初に取りかかるのがプロトタイプ(試作版)の作成です。これは、アプリの基本機能やユーザーインターフェースを視覚的に確認できるもので、開発会社と認識をすり合わせるための工程です。

「このように使いたい」「この操作はもっと簡単にしたい」といった意見を反映できます。スマートグラス特有の操作性も、ここで実際に体感しながら調整していくと良いでしょう。

その後、プロトタイプをもとに本格的な開発(コーディング)がスタートします。選んだ技術やプラットフォームに基づいて、アプリの各機能が実装されていきます。開発中は、進捗状況を定期的に報告してもらい、必要があれば方向修正を加えていきましょう。

また、スマートグラスはリアルタイムでの情報表示やユーザーの視線・動きに反応するUIが求められるため、実機でのテストも重要です。開発が進む中で、ユニットテストや動作確認を繰り返しながら、バグや不具合を早期に洗い出しましょう。

アプリが完成したら、リリースの準備をします。ユーザーが迷わず使えるよう、操作マニュアルや導入サポート資料もこのタイミングで整えると良いでしょう。リリース後も、ユーザーの声をもとにアップデートや改善を行っていくことで、長く使われるアプリへと成長させられます。

業務での活用におすすめのスマートグラスは?

業務での活用におすすめのスマートグラスは?

さまざまな企業がスマートグラスを提供しているため、結局どこのデバイスを選ぶべきか悩まれる方も多いでしょう。

代表的なメーカーとして、meta・レイバンやHUAWEI、epson、auなどが挙げられます。

  • meta・レイバン:ファッション性が高く、違和感なく着用できるため威圧感を与えない
  • HUAWEI:レンズ型のディスプレイはなく、イヤホン・スピーカー機能に特化している。ノイズ・音漏れ防止設計で、耳を塞がずに通話ができる
  • epson:国内メーカーの高い信頼性が特徴。シースルーなので、周囲の状況も確認できる
  • au:約120インチ相当の大画面映像表示が可能で、エンタメに特化した性能となっている

結論、業務での活用であればVuzix社の『M400スマートグラス』がおすすめです。

M400スマートグラスは、下記のスペック・機能を持っており、ビジネス現場での使用に最適です。

  • スマホやパソコンに繫がなくても単独動作が可能
  • 1,280万画素オートフォーカスカメラを搭載しており高画質
  • トリプルノイズキャンセリングマイク・スピーカーを搭載し、作業音が大きい現場でもスムーズに利用可能
  • 鮮明で見やすい有機ELディスプレイを搭載
  • タッチパッド操作や音声操作、ボタン操作にも対応しており、手袋をつけたまま操作可能
  • スマホとBluetooth接続やミラーリングが可能な無料アプリあり
  • 業務用アプリの利用や自社専用アプリの開発も可能
  • 選べるバッテリー容量(3タイプ)
  • オプション追加でヘルメット装着可能
  • ISO クラス2認証を取得済みの防水防塵機能
  • AR機能にも耐えうるスムーズな動作(Qualcomm Snapdragon XR1プロセッサを搭載)

リベロエンジニアでは、M400モデルの販売代理店ライセンスを取得しています。

アプリ開発からスマートグラス購入までを一括してご依頼いただけるため、導入工数を抑えたい方に最適です。もちろん、アプリ開発のみのご依頼も承ります。

スマートグラスの開発会社の選び方

スマートグラスのアプリ開発を成功させるには、適切に開発会社を選ぶ必要があります。下記をポイントに、自社に適切なスマートグラスの開発会社を選びましょう。

  • 開発範囲を確認する
  • 開発・導入実績を確認する
  • 料金を確認する

続いて、スマートグラスの開発会社の選び方について紹介します。

開発範囲を確認する

スマートグラスのアプリ開発を依頼する際は、開発会社がどこまで対応してくれるのかを事前に確認しましょう。なぜなら、開発範囲によって選ぶべき開発パートナーが大きく変わるためです。

例えば「市販のスマートグラス端末向けにアプリだけ開発して欲しい」のであれば、アプリ開発に特化した企業が適しています。一方「自社専用のスマートグラス端末をゼロから作りたい」場合は、ハードウェアの設計・製造にも対応できる企業を選ばなければなりません。

また、スマートグラスを業務にどう導入すべきか悩んでいる場合には、UI/UX設計や業務設計のコンサルティングまで提供している企業が心強い味方になるでしょう。業務課題の整理や導入後の運用まで視野に入れて提案してくれるため、現場での活用を見据えた導入が可能です。

開発・導入実績を確認する

スマートグラスのアプリ開発を依頼する際、開発会社の「開発・導入実績」を確認しましょう。実績が豊富な企業は、過去のプロジェクトを通じて得た知識や技術を活かし、より高品質なアプリを提供できる可能性があります。

企業のWebサイトやポートフォリオをチェックし、どのような業界でどのようなアプリを開発してきたのか、そのアプリがどのように活用されているのかを把握しましょう。自社が考えているアプリの用途や業界に関連するプロジェクトがあれば、その企業の専門性を判断する材料になります。

導入実績がある場合は、どのような課題を解決したのか、またクライアントからのフィードバックがどのようなものかも確認しましょう。成功事例や顧客の声は、企業の信頼性を測る指標となります。

また、開発後のサポート体制についても確認しておくと良いでしょう。アプリ開発は一度きりのプロジェクトではなく、運用やメンテナンスが必要です。実績のある企業は、アフターサポートやアップデートの提供についても充実している傾向があります。

料金を確認する

スマートグラスのアプリ開発にかかる費用は、プロジェクトの規模や難易度、使用する技術によって大きく異なります。そのため、複数の開発会社から相見積もりを取ることが重要です。単に金額を比較するだけでなく、各社がどのような費用体系を採用しているかも確認しましょう。

一般的な料金体系には「プロジェクト単位」の一括見積もりと、「時間単位」での請求があります。プロジェクト単位は費用が明確になりやすく、予算管理しやすい傾向があります。一方、時間単位では柔軟な対応が可能なものの、コストが想定より膨らみがちです。

また、想定外の出費を防ぎ納得のいく開発会社を見つけるためにも、料金に含まれるサービス内容の内訳の確認も大切です。「どこまでが見積もりに含まれているのか」「追加開発やカスタマイズ時の料金はどうなるのか」などの詳細を、事前に把握すると良いでしょう。

予算に限りがある場合は、相談する段階で費用感を開発会社に伝えたうえで、最適な開発内容を提案してもらう進め方も有効です。

スマートグラスのアプリ開発ならリベロエンジニアに相談を!

リベロエンジニアでは、スマートグラスと連携したアプリ開発に早くから取り組んでおり、業界の最新トレンドを反映した高品質なアプリを提供しています。

Vuzix社のM400モデルの販売ライセンスを取得しているため、ワンストップで自社専用アプリの開発とスマートグラスの納入を進めることも可能です。スモールスタートが可能なので、初期費用を抑えつつ現場で活用されるアプリを開発できます。

また、リベロエンジニアでは、物流倉庫業界における人手不足の解消とコスト削減に貢献するスマートグラスソリューション「Libero Sight(リベロサイト)」を開発し、この度リリースしました。現場作業の効率化に向けた取り組みを進めており、各種展示会にも出展予定です。

レンズ部のディスプレイに、マニュアルや作業標準書を表示することで、点検作業や在庫管理などをハンズフリーで実施可能。安定した作業品質の実現が期待されています。

スマートグラスの導入を検討している企業の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修者】

株式会社リベロエンジニア
代表取締役(CEO):金子 周平

元エンジニアとして「エンジニアをもっと自由に。」を掲げ、エンジニアが自由かつ公平に働ける環境を目指し2014年に創業。

高還元SESのリードカンパニーとしてIT派遣の新たなスタンダードを作る。現在はデジタルイノベーション企業として、スマートグラスのアプリ開発をはじめ、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の支援に注力している。

この記事を書いた人

リベロエンジニアの「今」を届けるストーリーテラー。サイト運営から取材、執筆までをワンストップで手掛ける。 単なる情報発信にとどまらず、エンジニア一人ひとりの背景にある物語を丁寧に紡ぎ、サービスの魅力と「リベロらしい働き方」を世に広めるべく奔走中

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