人間は職場・家庭・学校など、大小問わずコニュニティの中で生きるため、人間関係の悩みは誰しもが抱えやすい問題です。かくいう私も職場の上司が高圧的で悩んだ時期もありました。
しかし「他人の変化」という不確かな要素だけでなく、もっと具体性のある手立て、つまり自分や環境を変化させる必要があると気付かされたのが漫画『ワールドトリガー』でした
『ワールドトリガー』は異世界からの敵を迎え撃つ防衛隊の物語で、多くのキャラが登場する「人間関係」に多くのスポットが当たる漫画です。
ワートリ大好き芸人である私が選ぶ、人間関係の悩みに活かせる「名台詞・名場面」を紹介します。
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ワールドトリガーに学ぶ人間関係の悩みの解決方法
ワールドトリガーは、バトル漫画では珍しく「集団戦に重きがおかれている」作品で、キャラひとりひとりが戦況を読みながら個別に動いて戦うのが特徴的です。
多くのキャラが登場しますが、各人の背景設定が詳しく決められているため、リアルな人間関係が複雑に形成されており、連携や報連相などいかに協力できるか人間関係の描写が多くなっています。
会議シーンだけでも盛り上がる稀有な漫画で、ほとんど会話のみの閉鎖環境試験が、コミックス3巻以上続いている(2023年7月時点)など、コミュニケーションは重要な要素です
そんなワールドトリガーから、人間関係の悩みをベイルアウトさせてくれる「名台詞・名場面」を紹介します。
頼む……って言ってください
「今日中にやっといて」「やっぱり昨日のナシで」など、社会人になると上司やクライアントから、理不尽な”無茶ぶり”を味わうことも少なくありません。
不満を言わず黙々とやるタイプの方もいれば、一言文句を言いたくなる方など人によって対処は異なるでしょう。
頼む……って言ってください。その方が燃えるんです
ワールドトリガー26巻
言われなくても仕事なので全力でやるものの、自分のモチベーションを上げるために要求した台詞。自分がどうすれば燃えるのか、そのためには何が必要なのか客観視したうえでの発言です。
たった一言引き金があるだけで、やる気に差が生まれるもの。全力で取り組めるよう「○○って言って」と燃料投下を求めるのも上手なセルフマインドコントロールの一つでしょう
仕事以外にも、家庭や学校など多様な場面で使えそうな発想です。自分ではなく他人をやる気にさせて、雰囲気を良くしたり流れを変えたりするのにも使えます。
親の言うことが正しいと思うな
上司からの叱責や先輩からのアドバイスなど、目上の人に言われるとつい鵜呑みにしがち。良くも悪くも「自分が悪かったな」と受け止めてしまうことも多いでしょう。
上司から「論理的に考えました?」とか言われて凹んでいた時期が私にもありました
親の言うことが正しいと思うな
ワールドトリガー3巻
主人公の一人「空閑遊真」が受けた”親父の三つの教え”の最後の一つ。教訓を教えるにあたって、最後にこの言葉を持ってくることで「自分で考える」ことを身につけさせるための言葉です。
親以外にも、上司や先輩、同僚などなど、身の回りの人の言葉が本当に正しいのか、鵜吞みせず考えるのは重要です。他人からの言葉は、必ずしも正しいとは限らず、落ち着いて考えると見当違いも甚だしい場合もあります。
「本当にそうか?」疑いを持つと、自分と相手どちらが間違っているか冷静に判断できるでしょう。間違った指摘は気にしないでおけば、余計な悩みを抱えずに済みます。
交渉の場で意見を通すには根回しすべし
プレゼンや会議など「意見」「考え」を通したい交渉の場で、上手く想い・考えを伝えられず悩まれる方は多いでしょう。しかし事前に”根回し”しておくことで、味方を増やし意見を伝えやすくする方法もあります。
敵キャラクターを仲間に引き入れたいと考えた主人公の一人「三雲修」は、上層部との会議の場で自分の直属の上司である支部長に、あえて反対してもらうよう依頼しました。
反対意見に対してロジカルに反論し説得力のある考えを示したことで、無事に上層部から敵キャラクターの入隊の許可を勝ち取ります。
あらかじめ考えられる反対意見を仕込んでおき鮮やかに反論できれば、大きな説得力を生むでしょう。プレゼンや会議の場で使えるテクニックです。
主張を通すには「相手のメリットも提示する」という、ビジネスで大切なことが作中では何度も描かれています
もっと具体性のある手立てを用意する必要があった
「忙しくてなかなか仕事の悩みや業務の相談ができない」「チーム内の協調性・結束力に欠ける」など、社員同士でのコミュニケーションが取りにくいという悩みは、どこの企業でも抱えがちな悩みでしょう。
ただ「そのうち良くなるだろう」という考えでは、いつまで経っても変わらない可能性があり、それがいつになるのかもわかりません。
本当に部隊を勝たせたいなら、「自分の成長」という不確かな要素だけじゃなく、もっと具体性のある手立てを用意する必要があった
ワールドトリガー13巻
人間関係は相手がいて成立するもの。相手の変化のような不確かな要素に期待しても仕方ないので、具体的にどうすれば関係が良くなるのか方策を考えた方が現実的です。
相手が変わるのを待つのではなく、相手が変わるのを促すにはどうすればいいか考えた方が建設的ですよね。どうしたら自分に悪影響がないか考えるのも一つかもしれません
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前より進歩したと言うべきなんだろうねえ
マズイことが起こった時に、つい周りに言い出すのが怖くて黙ってしまうと、あとあとになって大きな問題に膨れ上がって大問題になることはままあります。
解決できそうだから事後報告しよう…が解決できなかったときとか怖いですね
問題が大きくなる前に自分から報告に来たのは前より進歩したと言うべきなんだろうねえ
ワールドトリガー20巻
優等生のようでいて割と問題行動を起こしがちな三雲修が、問題が大きくなる前に上層部へ報告へ行った場面での台詞。問題が小さいうちに報告・相談すれば、問題も怒られ方も小さくて済みます。
トラブルが起きた際に「問題が大きくなる前に報告」するのは、悪いことではなくむしろ褒められるべきことです。人間関係の悩みも抱えたままにせず、周りへ相談すると事態が大きくなる前に解消できるかもしれません。
逃げるのも戦いのうちだ
どうしても合わない上司や好きになれない同僚、なんとなく嫌なご近所さんなど、生きていると多かれ少なかれ関わりたくない人の一人や二人や三人いるでしょう。
人間関係に悩みを抱えると「自分が悪い」と思ってしまったり、必要以上に苦手意識を持ってしまったりして、余計に悩みが大きくなるかもしれません。
やばい時は逃げないとそのうち死ぬぞ。逃げるのも戦いのうちだ
ワールドトリガー1巻
これは序盤で無茶をする三雲修に、空閑遊真が放った台詞。自分の無謀さで父親の死を招いた遊真だからこそ、引き際をわきまえ逃げるのも一つの手段だと捉えています。
DNAの底から合わない人っているので、逃げるのも「戦っている」んだとポジティブに考えるのは大切なマインド
まとめ
多種多様なキャラが織りなす関係性が面白さの一つである『ワールドトリガー』。人間関係が緻密に描かれているからこそ、ワートリ世界にリアリティが生まれています。
そんなリアルさは、現実世界の人間関係の悩みの解決に役立てられるでしょう。人間関係が上手くいかないと悩まれている方は、ぜひワールドトリガーを読んで物語を楽しみつつ良好な人間関係のヒントにしてみてください。
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