2022年、グーグル(Google)の人工知能(AI)による会話技術「LaMDA(ラムダ)」に関する騒動1Googleの人工知能(AI)「LaMDA」について、同社のエンジニアが「知性をもっている」と主張して波紋を呼んだが起こり、同年11月にはOpenAI2AIの開発を行っているアメリカの企業による人工知能チャットボットのchatGPTが発表され瞬く間に多くのサービスに取り入れられるようになり、さらには2023年5月にGoogleは前述のLaMDAをベースとした対話型AIサービス「Bard(バード)」を試験運用中、とここ最近では本当に驚くほどのスピードでAI技術の発展が進んでいます。
そんな中、逆行するようにデジタルデトックスしよう…とTwitter…改めX(エックス)やInstagramなどのアプリをスマートフォンから削除した筆者です。
それでもAIの進化については目を離せない魅力があります。
なにせAIはうまく使えば、作業効率をあげるための最強の相棒に成り得ると思っているからです。
めんどくさがりには最高です!
なので本日はApple社からリリースされる日が近いのでは?と言われている新たなAIシステムの「Apple GPT」についての噂や、現時点で分かっていることなどを追っていこうと思います。
Apple GPTとは?
Apple GPTは、Apple社が開発した大規模言語モデル(LLM)チャットボットであり、Apple社が独自に開発した機械学習フレームワークであるAjaxフレームワークをベースにしています。
他のAIと同様、文章を生成し、言語を翻訳し、さまざまな種類のクリエイティブなコンテンツを書き、ユーザーの質問に答えることができるそうですが、Apple GPTはまだ開発中なので、ChatGPTやBardといった他のAIテクノロジーとの具体的な違いは分かっていません。
Apple GPTについて分かっていること
現在(2023年7月26日時点)の報道によれば、Appleは消費者向け製品に対してどのようにAIのテクノロジーを活用するかはまだ分かっていないようです。
ただ、ブルームバーグのMark Gurman氏3マーク・ガーマンはブルームバーグのテックレポーターであり、長い間Appleの製品計画について正確な報道を行ってきた実績を持っているためApple関連の報道についてはよく注目を集める記者によると、AppleはすでにChatGPTに似たAIチャットボットを構築しており、従業員たちが内部的に利用しているとのことです。
このボットは「機能のプロトタイプを作成したり、文章を要約したり、訓練データに基づいて質問に答えたりする」ために使用されているそうです。
その他にも、Apple社がその大規模言語モデル(LLM)を他の領域に統合する方法を模索しているらしく、将来的にはAppleCareで顧客サポートを行う際にも活用される可能性があるそうです。
AppleGPTに関する噂
言ってしまえば正式発表ではないので、前述のMark Gurman氏のレポートも噂、という形にはなってしまうかもしれませんが…
Siriにとってかわる?
それ以外でよく耳にする噂としてはApple GPTがSiriにとって代わるのではないかという噂です。
音声入力に完全対応し、iPhone始めApple製品に搭載されているSiriに代わってユーザーとのやりとりを行うようになるのではないか?とのことです。
Siriはアラームをセットしたり、お天気を教えてくれたりと便利で優秀ですがやはり時々意味が伝わらなかったり、特に何かについて調べたいときには見当違いの答えが返ってきたりと、サポートするという意味では機能的にまだまだな部分もありますからね…。
便利さにおける人間の欲深さ…突き詰めっぷりは凄いですからね!
Vision Proに搭載される?
Apple社からリリースを予定しているXRヘッドセットの「Vision Pro」に搭載されるのではないか?という噂も聞きます。
Vision Proはコントローラーがなく、ハンドトラッキング機能を搭載しているのですが、そこに完璧なサポートをしてくれる音声入力機能があればかなり最高のデバイスになるように感じるので、筆者もこの噂は結構有力なのではないか…と思っています。
↓Vision Proについてはこちらの記事もぜひ
Apple Vision ProとBigscreen Beyond、あなたはどちらに手を伸ばすか
アイアンマンの電脳執事J.A.R.V.I.S.(ジャービス)4MARVEL映画「アイアンマン」に登場する、主人公と会話する執事的な人工知能の名称。2代目人工知能フライデーもいますが筆者は断然ジャービス推しです!ヴィジョンも最高…の如くVision Proを使えるとなったら俄然欲しくなってきます!
個人的に欲しいと思う機能
前述のVision Proへの搭載は最高だなと思いますが、そもそもVision Proを買える気がしないので、個人的にApple GPTがこんな風になったら素晴らしいのでは?と思ったことを記載しておきます。
Apple Watchとの連携
Siriの代替えとなるとしたらこれは可能と思いますが、せっかく便利なAIアシスタントチャットボットが叶うのであれば音声入力に全力で対応して頂き、Apple Watchに搭載してほしいです。
筆者はApple Watchを腕時計、アラーム、心拍数チェックくらいにしか活用できずに手放してしまった人間なのですが、音声入力アシスタントが搭載されればまた手に入れたい!
願わくばApple WatchがiPadのみで連携出来たら最高です。お願いします!
iPadアプリとして最適化
クリエイター界隈では色々と物議を醸しているイラスト生成AIではありますが、Apple GPTと連携して、さらにiPadアプリとして最適化されることで、アートのリファレンスにしたり、作成したイラストに背景を差し込んだり、また動画編集などに組み込むことで個人ベースでのお仕事をしているクリエイターのクリエイティビティをあげられるのではないかなぁと思いました。
mac搭載でも問題ないですが、個人的にイラスト作成を全部iPadで行っているのでiPadにしっかりと最適化されたアプリだと嬉しいなぁと。
皆様のこんな機能欲しい!などという願望こもった予想もお待ちしています。
子供の頃考えていたような未来に着実に近づいていっていてワクワクが止まりませんね。