コロナ禍で一気に広まった在宅勤務。元々パソコンがあればどこでも仕事ができるエンジニアにおいては、セキュリティの観点がなければテレワークが中心だった時期すらありました。
コロナ禍の求人広告では、どの職業でも「テレワーク応相談」って書いてたなぁ~
しかし2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類になって以降、出社勤務を必須にする会社が増加。
テレワークでも平気だったのに!
なんで出社に戻したんだ!
という方も居るでしょう。
一方で「出社の方が良い」と思う方も居るのが事実。感染症対策の観点以外で考えると、本当はどちらの方が良いのでしょうか?
ということで、今回リベロエンジニアで働く現役エンジニアの皆さんに出社勤務・在宅勤務についてアンケート調査を実施!エンジニアの本音をご紹介しましょう。
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現役エンジニア17名に聞く!本音アンケート
コロナ禍が終わった今、どのような働き方が理想なのでしょうか?リベロエンジニアで働く20〜40代の現役エンジニア17名にご協力いただき、アンケートを実施しました。
Q1.現在参画中の案件はどのような勤務形態ですか?
リベロエンジニアに限ると、自社案件や受託案件は原則在宅勤務。客先常駐の場合は客先の状況次第ですが、それでもテレワークができる案件が多いですね
金子さんのX(旧Twitter)で集めた声も含めると、割合が変わりました。約半数が完全テレワークではありますが、リベロエンジニアと比べると完全テレワークの比率が下がって、出社とテレワークを併用する人が増えました
Q2.出社とテレワーク、正直どっちが良い?
圧倒的にテレワークが合っている人が多いです!テレワークと出社を併用したい人も4分の1くらいいます
Q3.出社が良い理由、教えてください!
アンケートでは選んだ勤務形態が良い理由も聞きました。まずは出社派の声です。
- 運動不足解消、ある程度他の社員の方と顔を合わせておいた方が仕事がしやすい
- 場所に囚われずに仕事ができるという点でテレワークが良いが、たまにはメンバーと顔を合わせることも重要だと思うから
- ディスカッションやアイデア出しが必要な場合は、出社の方がいい
- 自由時間が多いためテレワーク主体の働き方の方が利便性が高いですが、どうしてもメンバーとの関係が希薄になりがちであるため、たまに顔を合わせられる方が良いと感じます
メンバーと顔を合わせて会話できるメリットを挙げる方がほとんどでした。ただ、ポイントは「顔を合わせるのはたまにでもOK」という方も居ること。毎日出社は大変なので上手に使い分けるのも良いはず、とする方もいました。
また、こんなことを話す方も。
- おウチに持ち帰って仕事しちゃダメだよ、というのが脳に染みついてて、どうしても仕事モードに切り替わらないので
私の本業の会社にもいますね。通勤中に気持ちを作るタイプです
Q4.テレワークが良い理由、教えてください!
続いてテレワーク派の意見です。テレワークが良い理由として圧倒的に多かったのが通勤がないこと!
- 通勤にかかっている時間を他のことに使えるから
- 通勤が無いことは非常に大きなメリット。他に、役所等の用事を始業前や昼休みに済ませることで週末それらに追われずに済む
- 通勤時間を削減できるため
- 満員電車に乗らなくていい。通勤時間がない。トイレが空いてる
- 移動がない、家のことができる
- 通勤時間がない。周りを気にせず作業できる
総務省が2021年に調査した社会生活基本調査によると、関東エリアの通勤時間は全国平均を上回っています。エリア内の都県合算した平均も1時間半以上かかるので重要な視点です。
また、家の方が生産性が上がりやすい環境になった方もちらほら。
- 自宅が一番集中できるので
- テレワーク用にいろいろ機材購入したので環境がいい
ガジェット揃えちゃうと、出社したときにやりにくくて仕方ないですよね
家事との両立や、既婚者の中には家族との時間が増えることにメリットを感じる方もいました。
- 家事とのバランスを保つことができるのと、各種工事の立ち合いや宅配物の調整の都合がつけやすい
- 家族と過ごす時間が増えるし、完全に一人になって集中することもできる
- ライフワークバランスの向上とストレス緩和
いろいろご意見をいただいた中で、私が一番納得した理由はこちら。ド正論です
- 強制されるのは嫌だが、仕事の成果を高めるために自身で選択肢を持てるのはいいと思う
Q5.結婚などを機に勤務形態を見直した経験はありますか?
二児の母である私もそうなのですが、結婚や子供の誕生がきっかけで働き方を見直す方もいました。
- ちょうどコロナ禍に子供が生まれたので、子の誕生で、というより世間の成り行きでテレワークになりました。妻の心身へのサポートや、子供の成長をそばで支えられる幸せを知ったので、それ以降はテレワーク前提の選択を続けています
- 妻の妊娠をキッカケに転職、子供が増えたり進学したり、急なイベントに対応できるように在宅中心にしてもらってます
- 結婚前は転勤上等の働き方をしていましたが、結婚と子育てを考えると転勤や単身赴任はありえないために転職しました。環境を変えて良かったと思います
家族のサポートをしながら働くならテレワーク一択かもしれません。
夫(オープン系SE)は客先都合でコロナ禍も出社必須。開発アイテム含めて環境は良いので辞めるつもりはないものの、やはり子供たちのことを考えるとテレワークが最適。そのため、上の子が生まれてからテレワーク可能にできないか交渉中です
2024年冬のエンジニア求人ではどちらが多い?
リベロエンジニア社内の事情分かったけど、転職のトレンドとしてはどうなの?
強い魅力だけど、出社優位になった2024年現在はコロナ禍ほど強く謳わなくなったというのが業界人としての所感ですね
2024年冬のエンジニア転職市場において、在宅やリモート、テレワークは他職種よりまだ需要があります。
試しにIndeed・dudaで勤務地東京、「テレワーク」で検索をすると…
Indeedでは11万件前後、dudaでは4,000件前後出てきました。
ただ、中身を見ていくとキーワードでひっかけたいだけの求人もちらほらあります。
入社後しばらくは出社必須の会社って多いです。テレワークOKでも条件がある場合も多いので、100%フルリモート勤務できる会社は、この検索結果のうち4分の1〜半分くらいではないでしょうか?
コロナ禍を経て定着した「ハイブリットワーク」
2024年秋、アメリカの大手IT企業・GAFAの一角であるAmazonが週5日出社に戻すと発表。コミュニケーションの活性化やよりクリエイティブな発想を生み出すためだとしています。Amazon以外のアメリカ大手IT企業でも同様の動きがみられます。
国内でも似た感じです
IT技術職向けメディア・日経XTECHではコロナ禍のステイホーム期間以降、半年ごとに勤務形態の調査を実施。2024年10月実施の結果によると、週3日以上のテレワークを実施する企業は全体の約3割と、ステイホームが声高に叫ばれた2020年4月の半分まで減少したと発表しました。
企業から出社を求められた例も増えており、”基本は出社、時々テレワーク”という「ハイブリットワーク」が定着したと結論付けています。
業種は違いますがパソコン1つで仕事ができる私の本業の会社も、物理的距離がない限りハイブリットワークをしています。最近増加傾向にある自然災害時に有効とする企業も多いので、エンジニア界隈もハイブリットワークが今後も続きそう
参考記事
米アマゾン週5日出社義務の衝撃、問われる「オフィス回帰」国内IT大手はどうする?
週3日以上のテレワーク実施率が減少、出社回帰する従業員に見える「戸惑い」
さいごに
今回のアンケート結果、ご自身の働き方と比べてみて違いはありましたか?家で働きたい需要がまだある一方、「出社して活発なコミュニケーションを図るべき」という企業の考えがあることも事実。上手に折り合いをつけたいところです。
そういえば、なんでリベロエンジニアは在宅勤務OKの案件が多いの?
それは僕が創業したときの思いから来てるんだよね
リベロエンジニアは正社員雇用ながらフリーランスのように自由な働き方ができることが特徴。なぜこのようなスタイルに至ったかは金子のインタビュー記事をぜひお読みください。
どのような案件なら完全在宅が叶うか、もっと具体的な内容を知りたい場合は無料面談をご利用ください!転職の意向がなくとも、「今のスキルでフルリモートって叶うのかな?」というキャリア相談のような内容も大歓迎です。
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