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海外送金だけじゃないWiseの魅力。海外での資金受取で自由な働き方を後押し

コロナによる規制などが少しずつ緩み始め、元通りとはいきませんが海外への渡航などが出来るようになってきました。

このウイルスの蔓延によって私たちの働き方も大きく変わり、フルリモートに移行し、今後もそのままフルリモートという形で業務を続けていく企業やフリーランス・個人事業主も増えたのではないでしょうか。

ウイルスにより隔離された時期を過ごすことを余儀なくされたことが、皮肉にもビジネスにおいて国境の壁を低くしたとも言えるかもしれません。

Wiseの強みは海外送金!だけではない


そんな中で、海外の企業と直接お仕事をする人も増えてきたのではないでしょうか?

お仕事のみならず留学やワーキングホリデーなどで長期的に海外に滞在をする方や、家族が海外在住という方などにも当てはまりますが、情報や連絡、データの受け渡しは世界中どこにいても随分と簡単気軽に行うことができるようになりましたが、不便なのは荷物を送ったり、お金を送ったりすることではないでしょうか?

安心安全の信頼を頼りに大手の銀行で海外送金使用ものならば手数料があまりにも高くてびっくりしたことはないですか?

荷物を運搬するでもないし、残高と言ったってデジタルな数字をぴょこぴょこするだけで人も手間もそんなにかかってないでしょうよ!完全に中間手数料とりまくりじゃないかーーー!と、実際の海外送金の仕組みについて何もわからない素人な筆者は思ってしまうのですよ。でもみんな思ってしまうでしょう?

一昔前は選択肢もなかったですし、泣く泣く高い手数料を払って送金する必要がありましたが、昨今ではグローバル化が進んだ面もあってか比較的安く海外送金できるサービスが増えてきました。

その中でも一際目立っているのがロンドンに本拠地を構えるWise(旧称:Transferwise)です。

他にもWiseと同じくイギリスを本拠地とするRevolutや、よく耳にするPayPalなどもありますし、昨今ではネットバンクが増えたことで、比較的安く海外送金を行える銀行も増えてきました。

ただ個人的にWiseはその中でも利便性が高いと感じます。

50種類以上の通貨を1アカウントで取り扱うことのできるマルチカレンシー口座なのでとても便利な点、Wise独自のシステムによって海外送金の手数料がずば抜けて安い点、そしてなにより世界10ヵ国の口座を開設すること可能で、海外からの入金を海外の通貨そのままで受け取ることができるというのが強みです。

なるべくまるまるっと報酬を受け取りたいですからね!!!

マルチカレンシー口座とは

マルチカレンシーは「多通貨」という意味なのでマルチカレンシー口座は多通貨口座です。その名の通り複数の外貨をひとつの口座(アカウント)で取り扱うことのできることを指します。

WIseのサービスは多岐にわたりますが、その1つが複数の外貨を同時に管理できるマルチカレンシー口座です。
資金の保有に限らず、マルチカレンシー口座を使えばお得に海外送金をしたり、手数料無料で外貨の送金を受け取ったりすることができます。さらに、口座と紐付けられたデビットカードを使うことで、外貨のまま、もしくはお得に資金を両替して決済することも可能です。

Wise:マルチカレンシー口座の使い方

Wiseの場合は約50通貨の取り扱いがあります。

では海外送金手数料の安さの仕組みやマルチカレンシー口座の強み、またデビットカードについても紹介していきます。

海外送金手数料の安さの秘密


このように他と比べてもかなり安い手数料。

そもそも何でそんなに安くできるの?という疑問が沸くと思いますが簡単に言えば送金のシステムが銀行とはまるで違うから、です。

銀行などで行われる海外送金は、通常は送金したい人が送金を行なってくれる「A銀行」にお金と手数料を支払い、そのA銀行は更に海外へ送金する「B中継銀行」にお金をわたします。勿論この時も手数料がかかります。そして「B中継銀行」が受け取る人が利用する海外の「Z銀行」にお金を託すわけです。そしてようやく受け取りたい人のお手元に届く。

参照元:Wise

場合によっては更に中継銀行がBのみならずCと複数になる場合もあります。

中継地点が多いので時間もお金もかかるわけですね。

それに対してWiseなどの所謂銀行ではなく海外送金サービスと呼ばれる会社は「世界中に自社の口座を持っている」のです。

どういうことかというと…

参照元:Wise

この図のように、送る人は日本のWiseの口座に振込みを行い、受け取る人の元にはその国のWiseの口座からお金が渡されるんです。

なので一見すると海外送金なのですが、仕組みの中では実際には海外送金というプロセスを必要としないのです。

だから早いし安いんですね。

ただこのシステムだからって別にWiseは手数料を安くする必要もないのですが、そもそものWiseの立ち上げの発端が海外送金の不便さ、手数料の高さに嫌気が差したという創業者たちの体験からきているので、そこは最小限にしたいという、利用者目線で考えられたサービスだからなんですよね。素敵。ありがたいですほんと。

トランスファーワイズ創業の背景には、共同創業者であるターヴェット・ヒンリクスとクリスト・カーマンの原体験がある。ターヴェットは、エストニアの預金を定期的にイギリスへ送金する必要に迫られていたが、高い海外送金手数料に疑問を抱いていた。一方クリストは、イギリスの預金をエストニアへ送金する際に、同様の不満を持っていた。2人は話し合った結果、TransferWiseの基本モデル、お互いの支払いを肩代わりすることで、送金手数料を省けることに気付いた。

wikipedia

海外の口座番号を持てることの強み


そしてWiseの強みの中でも特に刺さるところにはぐっさぁと突き刺さるのがこの「海外口座を持てる」ことだと思います。

このようにWiseではこの10ヶ国において口座番号を取得することができます。

しかもマルチカレンシー口座であることがここでじわじわと効いてくるわけです。

持とうと思えば海外の口座を持つことは難しくありません。特にイギリスではMONZOなど比較的簡単に口座を開設できるネットバンクが増えてきています。

ただ結局その口座に入れても日本円で使いたいんだよなぁという時には海外送金しなければならないので、例えば海外で資金を得て、手数料を抑えて現地の口座に入れてもらってもそこでしか使えない…となってしまうんですよね。

それをWiseは自分のマルチカレンシー口座のアカウント内でサクサクと両替が出来てしまうんです。しかも実際の為替レートに基づいてすぐに計算してくれて、手数料も通貨によって違いますが0.41%〜と安い。

筆者の場合は自分自身の仕事や収入は主に日本国内で発生、配偶者が英国人、母が台湾在住、姉がアメリカ在住、時々海外の友人から仕事を頼めれたり、また今後はワールドワイドに!などという謎に世界中に色んな要素が散りばめられている環境なので、まさにこういったサービスが手放せないんです。

フルリモートでの勤務も増えてきた昨今で、今後は色んな国を渡り歩きながら仕事をしてみたいなという人や、筆者のような家庭環境の人にとっては本当に切っても切れないサービスになるのではないでしょうか。

海外旅行で便利に使えるWiseデビットカード


流石にそこまで散りばめられていないわぁという方でも、Wiseの使い道はあります。

Wiseのデビットカードは発行料で1200円かかるのですが、取扱通貨が50通貨とかなり豊富で、先にも述べたように両替の手数料が安いのでかなり使えます。通常のクレジットカードなどを海外で利用すると1.6%〜3%くらいの手数料がかかるので大きな買い物をする人ほどそこは大きな差になると思います。

また海外でオンラインショッピングとかをしようとするとセキュリティロックがかかってしまって買えないわ解除のために電話しなきゃだわで大変な思いをしたことはありませんか?あれがないのでスムーズで重宝しています。実際筆者は現在台湾生活しているのですが、日本のクレジットカードが全然通らなくて、かといって少額なものだったのでわざわざ電話したりするのもなぁ…というときにWiseのデビットカードですんなり出来て助かったという経験があります。ロックがかからないとはいえ、アプリで認証が必要なのでセキュリティ的に甘いということもないです。そしてなによりデビットカードなので必要以上に口座にお金を入れなければそこまで心配もないです。

ただ現金をその場でそのデビットカードに入れたい!というときは出来ないのが少し不便かもしれません。(例えば台湾の場合はWiseの口座に日本円を入れておいて、台湾ドルに両替することは出来ますが台湾ドルの口座は持てないので直接台湾ドルを入金することはできない、など)

逆に現金が必要な場合は現地ATMで月に日本円で30,000円まで、という上限はありますが引き出すことができるので、まだまだ現金が必要な国などでは便利に使えます。

実際に送金した際の手数料の例


海外送金手数料が安いけど、実際は中継銀行で手数料がかかる場合がある、というサービスもあります。Wiseでは送金金額を入力するとその時にかかる手数料を即座に算出してくれます。

左の画像は日本円から英ポンドに両替する際のもので、金額を入力すると即座にレートを参考に両替の金額を算出し、Wiseへの手数料も表示されます。なので実際に送り先に届く金額も確認が出来ます。

中央の画像は筆者が5年前に実際にWiseの日本円からMONZO(イギリスの口座)に45,000円を送金したものです。
手数料はわずか356円でしかもわずか15分程度で受け取り側の口座に入金がされました。
※当時はまだ日本のWiseアカウント(当時はTransferwiseという名称)ではマルチカレンシー口座のサービスがなかったのでイギリスの銀行口座に直接送金しています。今であれば両替してから送るほうが安いかもしれません。(イギリスは銀行間での送金に手数料かからない)

右の画像はWiseのマルチカレンシー口座内での英ポンドから日本円への両替した際のものです。160円程度の手数料で両替できてますね!

まとめ


自由な働き方、生き方が選択によっては出来るようになりつつある時代においてこうした生活に根付くシステムの自由度も求められてきます。

リベロエンジニアも、エンジニア一人一人の自由な働き方、自己実現を応援する企業です。一緒に面白いことをしてみませんか?

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ろーく

ライターとしてWEB媒体やシナリオなどを手掛ける。生まれ育った環境の影響で理想のライフスタイルを目指し、日本とロンドンを拠点にフリーランスで場所や時間が自由な働き方を実現中。台湾生まれの日台ハーフ。住んだことのある国はシンガポール・マレーシア・日本・イギリス。SEO対策やイラストなどのお仕事も。

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